日本人男性30代後半の場合 4
ついに地球はリセットを飛び越えて、いや大掃除ならぬ新築建て替えレベルになったということなんだろう。
生き残れるのは限られた条件を持っている種だけ。
野生動物も少なからず絶滅する種があるだろう。
人類こそ大幅に数を減らすのは確実。
若い、健康、体力がある、最低限の知識と知恵。
全てが揃っていても運に左右されることもあるだろう。
資本主義というデスゲームで生きてきた人間ほど、用意された器でしか活躍できないはず。
会社から求められるまま、上司の覚えが良い、己を偽った態度。
これからは役に立たないはず。
野生的な判断で、人間の尊厳と天秤にかけて。
何が善で悪なのか。
これまでは人類こそ最優先されるべきとされてきたが、同じフィールド同じルール。
助け合いの精神は施す側の生活が成り立っていなければならない。
貯えを全て出すとか自己犠牲の身代わりではない。
これからは寄付とかの金銭では何も解決しない。
古代の人類はどうやって生きてきたのだろうか。
種の本能で子孫を残してきたのはわかるが、身内ならまだしも、初めて会う外の人間とはどうしていたのか。
言葉があれば、通じれば確かめることができる。
そうでなければ避けてきたのだろうか。
野生動物はそうやっている。
幸い日本は島国で日本語が通じる。
相手を襲うほど金銭目当てはいないだろう。
食料だとしても争ってまで得たいと思うだろうか。
相手が自分より強者だったらなおさらだ。
女性は特に警戒しなければ。
僕でさえ護身用を兼ねてナイフを持ってきた。
動物保護を訴えていた人はどうするのだろうか。
自分が野生下に置かれて、熊と出会ったら笑顔を向けて近づくのだろうか。
野犬に出会ったことがある人ならわかるが、犬であっても見るからに危険だ。
海外では街中に野良犬が歩いているが、そんなのんびりとした雰囲気は無い。
お互いが緊張状態で出会う。
人間の安全のために野生動物を駆除する役割の人々を非難しておいて、自分がそうなった場合は大人しく食われる覚悟があるとしか思えない。
それはそれで尊敬する。まさに野生動物の理想形。
弱肉強食。
タバコと酒は10年ほど前からやっていない。
値段が上がったこともあるが、どうも体質に合わないことがわかったからだ。
気管支アレルギーを起こしやすくなったし、脚が浮腫みはじめ、各所の不具合を感じた。
ある時、2杯目に口をつけようとコップを持った瞬間、なぜか体が受け付けなくなった。
このまま一口でも飲んでしまうとどうにかなってしまう不安感に襲われた。
そしてすぐに躊躇なく全ての酒を処分した。
何かの機会に血圧を測ったら160の200だった。
そうか、こうやって大人たちは病に倒れて死んでいくんだなと。
以来、酒タバコはやっていない。血圧も計っていない。
そういえば子供の頃に亡くなった祖父は50代で脳出血で倒れ、60代前半まで寝たきりのままだった。
その時思った。
資本主義の社会は人間を消費することで成り立っているんだ。
人間を道具にするというが、道具は直せば長く使えるが人間は使い捨て。
医療は直すのではなく治すといわれるのはそういうことなんだな。
少子化といわれているのは日本だけじゃない。
資本主義だろうが社会主義だろうが順調に人口が増えていかなければ崩壊する。
その昔はこのまま増え続けたら食料問題がとか騒いでいたようだが、生産量というより労働力不足になっている。
日本に実習生という労働力が来るが、彼らの母国の労働力は足りているのだろうか。
何か都合のいい話ばかりだったな。
それもこれもこれからは意味のない世界になってしまった。




