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地球まるごと異宇宙へ 宇宙の理を知る  作者: ぶんかなっとう


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3/6

ある日本人男性(30代後半)の場合 2 

 人間が燃えて灰になったとしても、原子は消えることはない。

 宇宙が生まれた瞬間からあるとされる水素と酸素に炭素など。

 原子核の中では量子が常に動いている。

 ならば生物とはなんなのか。

 地球という星の表面でうごめいている、期間限定(寿命)物体。

 原子は活動し続けるのに生命は限度がある。

 なぜ生物は存在しているか。



 僕は歩きながら考えていた。

 それ以外の思考が浮かばなかった。

 明日の予定はもちろん、昔の思い出すら出てこなかった。

 何度も何度も、呪文を繰り返すように。

 

 地球誕生からほとんど減っていない僕の体の原子は、大昔から巡り巡ってきた。

 恐竜だったのか、クラゲなのか、あるいはゴキブリもありえる。

 僕の体が消えても原子はいずれ何かの生物に組み込まれる。


 大人とか子供とか。

 男とか女とか。

 富めるとか貧とか。

 全ては相対的だろうと。

 いつまでも子供の感覚ではダメ。

 男らしく、女らしく。

 一人の個人がどうであろうが、生物として何ら問題ないはず。


 地球が突然こうなったことで価値観は変わるのだろうか。

 人間はもっとありのまま生きていくほうがいいのでは。

 資本主義とか人種宗教とかが人間をどうにか支配しょうとすることがおこがましい。

 僕はこれから避難して行きつく先の生活が、これまでの価値観のままであったなら、

 人間は滅んでしかるべき生物だ。

 これは試されている。


 

 

 

 

 

 


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