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幼馴染のせいで女嫌いになった俺が、大の男嫌いで有名なクラスの美少女となぜか仲良くなる話。  作者: 遥遥か


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過去編 華奈タと海晴

「海晴おはよ!」


 私の名前は峰打華奈タ。私はいつも通り、幼なじみの海晴と一緒に小学校に向かっていた。実は私はいじめられてて、学校が少し怖かった。でも海晴がいれば、なんだってできる気がした。私が苦しい時、いつだって海晴は守ってくれる。


「今日の1時間目なんだっけ?」


「数学だよ!」


 そんな他愛の会話をしていると、学校に着いた。ランドセルを置いて、机の中から今日使うプリントを出した。


「あ、また…」


 私の机の中のものは、ビリビリに破かれていた。海晴はそれを見ると、何も言わずに私の背中を軽く撫でて、自分の席に向かっていった。見捨てられた訳じゃないのは知っていた。


 朝の会が始まると、海晴は立ち上がって声を張り上げて言った。


「華奈タのプリント破った奴誰だ!」


 その表情は怒りに満ちていた。私のために必死になってくれる海晴が、私は大好きだった。そして海晴が徹底的に私を守ってくれたこともあって、いじめは次第に落ち着いた。いじめは辛かったけど、海晴に守られる感覚は一生の宝物だった。


「なあ、最近華奈タといると胸がざわつくんだ」


 小学校6年生のある日、突然そう言われた。


「え、私も!!」


 きっとこれは恋だ。子供ながらにそうわかっていた。しばらく沈黙が続いた。とても心地のいい沈黙だった。


「帰るか」


「うん」


 海晴の顔は若干赤くなっていた。まあきっと、私も人のこと言えないくらい赤いんだろうけど。しばらく曖昧な関係が続いた。そして中学校の入学式の帰り、私は告白された。

 

 嬉しかった。人生で一番幸せだった。そして同時に一つのことに気がついた。私はきっと、それが恋だとわかるずっと前から海晴が好きだったんだ。今まで支えられてきた分、いっぱい恩返しできたらいいな。


 それから一年以上、幸せな日々が続いた。でも私は、気づいてしまった。いや、やっと気づくことができた。


 私って、可愛くね?それなりに告白もされたし、男子の視線も結構感じる。


 私って、海晴にはもったいなくね?


 その日を境に、私は変わった。自分の価値をもっとみんなにわからせたかった。もっとみんなに認められたい。


 海晴、邪魔だな。


 もっともっとイケメンで、スペックの高い男が欲しい。私はだんだん海晴と距離を置いた。周囲に関係が上手くいってないことをアピールするためだ。


 そして私の狙い通り、一人の男子生徒が相談に乗ってくれた。同じクラスの男子で、かなりのイケメンだ。彼と付き合えれば、私の価値は一気にみんなに広まる。


「私、いじめられてて。そのことにつけ込まれて、脅されて、無理やり付き合わされて、もう限界なの」


 私は嘘泣きをしながら、その男子に抱きついた。その日から私と彼の関係が始まった。海晴にバレたのはそんなに遅くなかった。バレなかったのはほんの数日ほどだった。 


 放課後に教室で、彼とキスをしてるところを、見られた。私は嬉しかった。これを機に煩わしさがなくなると思ったからだ。


 作戦は大成功だった。女子に噂を流すことで、海晴を孤立させることにも成功した。誰も海晴を信じない。完全に私の勝ちだ。


 ああ、なんて気持ちがいいんだろう。


 卒業式の日、私は海晴のところへ行った。どうしても伝えたいことがあったのだ。


「ごめんね海晴」


 私は笑った。


 海晴に謝れたことにとっても満足していた。


 だって私ほど可愛い女子と親しい期間があったってことは、これからの海晴の恋愛が物足りなくなっちゃうもん。

読んでくださりありがとうございます

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― 新着の感想 ―
どこまでもクソ女。。。 こんなのが短絡的すぎて、ちょっとビビります。
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