↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第17章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

308/311

第308話 コミュニケーションツール

 ハゼフとボンドの働きはとてもよかった。


 二人にもボクが打った剣を持たせてある。ガッドさんの動きを真似てか、なかなか堂に入っていた。


 やっぱ、戦闘タイプなんだよな~、マニュアー乗りって。それを使い捨てにするんだからもったいない。それだけ人的資源が豊富なのか?


 蟻はさらに増えていたが、ガッドさんたちも装備がよくなったことで苦なく倒していた。


 他の者も万全の状態からの戦闘なので、まだ笑ってられた。冒険者やな~。


「とは言え、魔石を取り出すのが大変だよ」


 もうどうでもよくなって、蟻の体液とか気にならなくなった。今は魔石だ。


 夕方になってやっと蟻が尽きてくれ、見張りを任せていたハラーシにアクアを呼んでもらった。


 アクアに乗れば一時間もしないでどこの拠点にも帰れるが、もう疲れていてそれも億劫だった。


 ハラーシにキャンプセットを設置してもらい、まずは簡易お風呂に入って汗と蟻の体液を流すとする。


 野郎どもも汗と蟻の体液を流して出て来て、よく冷えたビールで乾杯した。


「うめー! こんな美味い酒を覚えたらもう麦酒なんて飲めないよ!」


「まったくだ!」


 酒は最強のコミュニケーションツールとばかりに、ファンタジーとSFの住人を繋いでいる。


 見張りはアクアのセンサーがあるので、飲んで食べて眠った。ボクも焚き火の横で深い眠りについた。


 朝、清々しく目覚めた──が、なんか酸味のある空気に満ちていた。蟻、片付けないとこうなるのか?


 キャンプセットを片付けてもらった場所を変えるとする。あの中で朝食などいただきたくない。空気が澄んだところで気持ちよくいただきたいよ。


 十キロくらい離れたらまたキャンプセットを設置してもらい、温かい料理をいただいた。


「腹が落ち着いたら出発しようか」


「そうだな。明るいうちに町に入るとしよう。ここのほうが快適だが」


「こんな暮らしを覚えたら宿屋暮らしなんて出来ないわ」


 すっかり贅沢病にかかったエリアさん。髪も艶やかになり、気紛れで渡したヤスリで爪を削っていた。ネイルとか教えたら夜遅くまでやってそうだ。


「じゃあ、家を買って改築しようか。魔石を売ったらそこそこのが買えるだろうしな」


 こうしてキャンプをするのも楽しいが、やっぱり屋根のあるところで眠りたい。ボクはシティーガールなのだ。


 おっと。昭和クセ~、とか言わないように。事実、昭和生まれだったのだから許してチョンマゲ。そんな年代を生きてたんだよ!


「さて。出発するか」


 先行と決断はガッドさんに任せてある。知らない地とは言え、長いこと冒険者をやっていた人。餅は餅屋だ。任せるとしよう。


 片付けはアクアの者たちに任せて出立した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。