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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第17章

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第306話 雨之衣羽《あめのころもば》

 ジージーたちが調べている間、ボクは新たなマニュアーの剣を打つとする。


 集中に集中を繰り返して雨之衣羽《あめのころもば》を完成させた。


「いい剣だ」


 我ながらいい出来だ。


「ボス。新しいマニュアーが完成したぞ」


 山の家から連絡が入り、すぐにエマンの町に届けてもらった。


 DXは白を基調していたが、新型機は青を基調としてもらった。


「拳銃か。いいね」


 アサルトライフルではなく、今回は二丁拳銃にした。


 長時間戦えることは考えてはいない。ボクの腕では本職に勝てないからだ。対魔物マニュアーとしてはこれで充分だろうよ。


「名前、なににしようかな~」


 あまり凝った名前は好かん。単純で呼びやすいのが一番。なので、スカイブルーと命名した。


 スカイブルーに乗り込み、動かしてみる。ボク用に造られたので、スムーズに動いてくれた。


「いいじゃん」


 フライトユニットも向上しているようで、時速五百キロは出るようになっていた。


 SFなのに遅くね? とは言わないでおくれ。ロボットに飛行能力を追及したところでシャレインには勝てない。それ以前に、勝負するようなものでもない。設計思想が違うのだ。


 マニュアーは元々艦内突入兵器であり、長距離移動することを目的としていない。千キロも飛べば充分なのだ。


 遊ぶくらいなら速さは五百キロも出れば充分。千キロも飛んだらトイレに行きたくなるわ。

 

「──レイ。メロリアム王国と思われる国を見つけたわ。魔法を訓練している姿も結構な数、記録出来たわよ」


「オッケー。じゃあ、明日行こうか」


 別に急ぐこともない。朝に出発したら充分だろうよ。


「レイ」


 地上に降り、スカイブルーから降りたらガッドさんに声を掛けられた。いたのすっかり忘れてたよ。


「どうしました?」


 てか、仕事しなくていいんかい? 大金を払ったばっかりなのに。ちなみに、仲間の武器や装備は二日で打ち終わりました。


「おれたちもメロリアム王国に連れてってもらえないだろうか? あちらで仕事を探したいのだ」


「仕事、あるんですか?」


「大森林というところがあるらしい。そこには魔物の巣窟だそうだ。冒険者組合もあるそうなので稼ぎたいのだ」


 へー。そんなところがあるんだ。なら、魔石も豊富かもしれないな。


「いいですよ。五人くらい誤差ですからね」


 冒険者がいるなら剣聖のチームがいるなら話もとおりやすいだろう。協力してもらえるならこちらとしてもありがたい限りだ。


「明日の朝に出発します。用意は今日中にお願いします。まあ、食料はあるので他の者を用意してください」


 アクア自体にも食料は積んであるし、取り寄せるのも難しくはない。食料くらいはわけてあげるとしよう。

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