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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第17章

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305/311

第305話 メロリアム王国

 空を飛び、宇宙に出るようになってもファンタジーワールドは広かった。


 ……なんか時空でも歪んでんのかね……?


「とりあえず、鞘に収めるようにしたよ。咄嗟に抜くのは大変だろうけど、そこはなんとかしてよ」


 そこはもう持ち手に考えてもらうしかない。作り手には限界があるんでな。


「わかった。なんとかしよう」


 自分の体と手に合ったからか、ガッドさんの頬が緩んでいる。子供か!


「メロリアム王国のこと、もうちょっと詳しく教えてくれる?」


「十年くらいまで魔導王と呼ばれる竜人との戦いをしていた」


「竜人? そんなのがいたの!?」


 人間しかいないワールド……でもなかったな。獣人(猿人)がいたし。まだ世に出てない種族がいるかもしれないな~。


「おれは見たことはないが、魔法に長けた種族だったようだ」


「そんな種族に勝つ国も凄いね」


「当時、第七王子だった若者が立ち上がり、優秀な者を組織して勝利したそうだ」


 なんだ、その絵に描いたような英雄譚は? 都合がよすぎないか? この世界は、なんかの物語なのか?


「へー。そんな国があったんだね~」


「そうだな。ちなみに、エリアがメロリアム王国出身だ。戦争から逃げて海を渡って来たそうだ」


 魔法使いのエリアさんを見た。


「まあ、十歳やそこらの年齢だからもう記憶も薄くなっているけどね」


「いい家の生まれだったので?」


「だったみたい。両親も死んじゃったからどんな家だったかもわからないけどね」


 冒険者稼業が長いからか、いい家だった品とかはなくなっている。が、魔力量が高いのはわかった。剣聖のチームに入っているのだから高位の魔法使いだろうよ。


「場所は、わかったりします?」


「船で二十日くらいは掛かったわ」


 つまり、よく知らな~い、ってことか。クソが!


 なんて怒っても仕方がない。船で二十日なら千キロは離れてはいないはず。そして、航路はあったってことだ。なら、風や海流を調べたら大体の場所は推測出来るはずだ。


「ずっとローラルト王国で過ごしてたんですか?」


「ええ、そうよ」


 スマホを出してジージーに繋いだ。


「ローラルト王国から半径千キロを調べて。船で二十日くらいの距離だ。王国だからそれなりの発展を見せていると思う」


「オッケー」


 シャレインならそう難しくはないだろう。あとは、地道に回れば探し出せるだろうよ。


「メロリアム王国に行くのか?」


「ああ、行くよ。魔法に詳しい人と繋がりたいからね」


 召喚魔法があるなら転移魔法だってあるはず。ないとしても魔法の知識は仕入れておきたい。行って損はないはずだ。

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