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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第17章

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第303話 おっぴろげ~

 全身鎧と魔法使いは女性だった。ローラとエリアだ。可愛い名前やな!


 どちらも顔を隠し、性別のわからない格好をしていたからわからんかったよ。


 お風呂に案内し、装備を外したら確かに女性だった。どちらも若い。二十半ば、じゃなかろうか? 剣聖とチームを組んでいるのだから腕は立つのだろうよ……。


「あなた、本当に女だったのね」


 ボクも男だと疑われていた件!


「女だとわかる服を着てたよね?」 


 パイロットスーツは体の線が出るものだ。ボンキュッボンではないし、腹筋は割れているが、ちゃんと女性らさい体はしているんだからね!


「態度がもう男だったわ」


 そ、そうか? 確かに、女性らしい口調ではなかったが、男性らしい態度でも口調でもなかったでしょう。


「なぜかあなたを女と見れないのよね」


 元の世界だったらハラスメントだろう。まあ、気にしないがな。別に女性らしく生きたいとも、女性として生きたいとも思ってないんだから。


「まずは、お湯で体の汚れを流して」


 もう面倒になったのでお風呂に入ることにする。


 ローラさんは恥ずかしがり屋なのか、バスタオルで体を隠し、エリアは堂々としている。


「ここでは、毎日お風呂に入れるの?」


 お股おっぴろげ~なエリアさん。閉じなさいよ。


「ええ。毎日どころか一日中入れますよ」


 光熱費は太陽光で発電し、蓄電器も優秀なので二十四時間いつでも入れるようになっている。


「貴族も顔負けなところね」


「体が温まったら髪や体を洗ってください。髪、かなり汚れですから」


 ローラさんは特に洗ったほうがいい。全身鎧を着込んでいたのだから。


「こっちの青いのは髪を洗う液が入ってます。まあ、ボクがやるよ」


 なんかローラさんから不器用な気配がしたので、髪にお湯を流して軽く汚れや油を流し、宇宙シャンプーで髪をゴシゴシ洗った。


 宇宙シャンプーでも一回では綺麗にならず、二回三回と洗って綺麗にしてやった。これだから冒険者は臭いんだよな。


「エリアさんは、どうです?」


「綺麗になったわ」

 

 こちらは手入れをしていたようで、綺麗な銀髪を輝かせていた。満足そうだ。


「次は体です」


 バスタオルで髪を包んであげ、スポンジにボディーソープをたっぷりつけて背中を洗ってあげた。


「いい筋肉だ」


 あんな重い全身鎧を纏わせているだけある。いい筋肉の付け方をしている。


 前は自分でやってもらい、ボクも髪や体を洗ってもう一度湯船に浸かった。


「お風呂っていいものね~」


 だからお股をおっぴろげるのは止めなさい。あと、バスタオルを巻いたままお風呂に入るな。


 まったく、ファンタジーの住人はお風呂のマナーを知らんから困るよ。

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