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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第16章

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301/311

第301話 その次へ

「……いいのか……?」


「もちろん、いただくものはいただくよ。追加を出すならガッドさんの体に調整してあげる」


「わかった。出そう。調整まで頼む」


「毎度あり~」


 剣聖が持つ剣だ。安いわけがない。館が一軒建つ金になるだろう。驚きなのはどの剣聖や剣王も金を持っていることだ。ちゃんと稼げているんだからびっくりだよな。


 スマホがなり、ジージーから通信が入った。


「熊を倒したわ。あと、四人がそちらに向かっているわ」


「オッケー。アクアをこちらに寄越して」


 しばらくしてハラーシとハゼフ、そして、ガッドさんの仲間がやって来た。


 ガッドさんたちはいかにも冒険者パーティーと言った感じだった。


 斥候、回復、魔法、防御。まあ、一人が飛び抜けているからバランスどうなんだ? って思うが、長年この人数でやっていることは五人の会話でわかった。


「自分の機体をよくここまで出来るな」


 ハゼフが死んだDXを見て呆れている。


「機械は大事に使うべきだが、技術は自ら破壊しないと次に進めない。これはボクが次に向かうための一手さ」


 まあ、マニュアーの技術を突き詰めたいわけじゃないがな。スーパーでイナズマなキックをしても困らない機体が欲しいだけだ。


 アクアがやって来て死んでしまったDXを積み込んだ。


「トゥエルによく見せてくれ」


 山の家にいて、マニュアー担当になっている。DXを造ったのはトゥエルだ。


「じゃか、よろしく」


 アクアを見送り、ガッドさんたちを見た。


「まずはサドラ村に向かおうか」


 ハラーシのマニュアーの背中に乗り、サドラ村へと向かった。


「あ、先触れをお願いしていいかな? サドラ村になにも言ってないんだよね。そちらから説明してもらえると助かる」


「わかった。ドット。頼む」


 斥候の人がドットらしい。頷くとサドラ村のほうに駆けて行った。


「レイたちは冒険者ではないのか?」


「グージー商会の代表だよ。ただ、本職は錬金鋼術士だ。知ってる?」


「聞いたことはある。どんなものかは知らんが」


 やっぱ、錬金鋼術士ってのは全世界共通じゃないんだな~。


「錬金鋼術だとこれ──」


「天羽々斬《あめのはばきり》だよ。まあ、ガッドさんのものになったら名前を変えても構わないがさ」


 それまでその剣の名前は、天羽々斬だ。


「わかった。少し、言い難いが、打った者の名前を尊重しよう」


 そういうところが剣聖と呼ばれる所以なんだろうな。見た目はアレだけど。


「あ、あの、盾は打てますか?」


 女性の声!? え? 全身鎧の人、女性だったんかい!


「打てるよ。鎧もね。金属全般なんでも御座れさ」


「お願いしても?」


「もちろん。いただけるものをいただけたらね」


「はい! ちゃんと払いますのでお願いします」


 なんやかんやとガッドさんたちの装備はボクが打つこととなった。

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