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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第16章

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第295話 ハント

 森の中の地面に着地する。


 ハラーシ、ハゼフも難なく着地。こういうのは外から見たいものだ。


「熊がいるところまで一キロか。もう気付かれているかもね」


「なにも地上から行かなくても」


 ハゼフが呆れている。


「圧倒的火力もロマンだが、狩人となるのもまたロマンだ。わるかね、ハゼフくん?」


「わからんよ」


 まあ、それも仕方がない。ロマンなんて概念もないんだからな。


「美味い酒を飲むにはいい汗をかかねばならい。それならわかるだろう?」


「汗をかかなくたって美味いが、まあ、わからんではないな。喉が乾いているほうがビールは美味い」


「それがロマンというものだ」


 違うよ! なんて突っ込みを入れる者もなし。言葉の意味を作るのはその時代を生きる者だ!


 ジージーが空にいるので、熊の位置は丸裸。逃さんよ~。


「その熊って、マニュアーと勝負出来るの?」


「んー。なにもしなければ腕くらいは引き千切れるんじゃないかな? この星には軍隊を出さないと退治出来ない熊もいるから」


 ABC評価ならSSだ。グリズリーなど子ウサギに思えるほど凶悪なのがいたりするのだ。竜とかもSSだな。


 まあ、人間にもSSがいるからファンタジーって恐ろしく、油断ならないのだ。マニュアーだからって無双出来ると思うなよ、だ。


 DXのレーダーにも熊の位置が映し出される。


 そう高性能なレーダーではないので、モニターに光点が映るくらい。近接戦闘用なので、これで充分だ。


「こちらに気付いたな」


 一ヶ所に集まっていた光点がバラけた。


「マニュアーって、なんか臭い、出てるっけ?」


 ボクは金属の臭いなら嗅ぎわけれるが、熊に嗅ぎわけられる臭いなのか?


「臭いというか、プレアの漏れを感じているんじゃないか? あれば二酸化炭素だから」


 二酸化炭素? プレア──エネルギーを出すと二酸化炭素が出るってことなのか? なんじゃそりゃ? オゾン臭とかじゃないんかい?


「まったく気付かんかったよ」


「まあ、そんな強い臭いでもないしな。虫はよく寄って来たよ」


「宇宙に虫とかいるんだ」


「金属虫だ。マニュアーや配管に入って悪さをして困ったものだ」


 それ、分裂とかしないよな? 何万と増えたりしないよな? 宇宙、怖いんですけど!


「レイ。何匹かこちらに向かっているわよ」


「おっと。まずは熊退治だ」


 人を襲った魔物は速やかに排除しなくてはならない。人間の味を覚えられたら厄介だからだ。


 アサルトライフルを構え、熊を迎えるとする。


「カモーン、熊ちゃん」


 しばらくして栗色の熊が二匹、いらっしゃ~い。

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金属虫… レプリケーターかな?
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