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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第16章

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第289話 島の司令官マルミ

「お疲れ様。しばらくこの星の環境に慣れてもらう。異常があれば管制塔に連絡するように」


 ルクセルのヤツもグージー並みに抵抗力は高いみたいだが、それでも様子を見たほうがいいだろう。ファンタジーは怖いからな。


「ラルドラ。食糧や日常品の積込をする。水はどのくらいある?」


「残り僅かです」


「なら、まずは水を補給するか。着るものも造ってあるから取り寄せようか」


 ルクセル人が着そうなのは山の家で造ってある。お願いすれば今日中に届くだろうよ。


「一日一回か二回は外に出て体を慣らしてくれ。てか、長いこと宇宙にいたから重力耐えられなかったりする?」


「問題ありません。重力ルームで訓練するのは決められていましたから」


 へー。ルクセルは訓練で筋肉が衰えるのを防いできたのか。


「それなら星にいる間は外で訓練してもらうか。構わないかい?」


「オッケーです」


 すっかりオッケーが了解みたいな立場になってんな。


 スマホが鳴って出ると、ソドからだった。


「管制塔にいる。そちらに行ってもいいだろうか?」


「構わないよ。あ、そうだ。戦艦ってなんか危ないものとか纏ってたりする? 大気圏突入で燃えちゃったりする?」


「どうでしょう。気にしたことないので」


 まあ、大気圏があるところから出てしまったヤツら。星に優しい考えなんてしないか。


「ジージー。島の司令官って誰だっけ?」


「今はマルミ14よ。シャレイン乗りね」


 最初は違ったよね? 異動したのか?


「戦闘位は七位ってこと?」


「そうよ。シャレインの半分は島に置いてあるからね」


 この星にはルクセルも落ちている。戦力の半分は置いておかないと不安、なのかな?


「マルミに空気の調査やグージーやルクセルに害を及ぼす病原菌や成分がないかを調べさせて」


 今さらではあるが、やらないよりやったほうがいいだろう。ボクにも関わってくることだからな。


「オッケー」


「成分が出るまでは管制塔まで宇宙服着用にしようか。やらないよりやる慎重さだ」


「星に落ちた戦艦も変なもの纏ってないことを祈るとしよう」


 宇宙からの物体なんちゃらとか付けてないでくれ。ファンタジーと掛け合わさってとんでもないものにならないことを切に願うよ。


「ラルドラ、連れて来た中にマニュアーを扱える者はいる?」


「いません。マニュアーは下級の者が操るものなので」


 ライエンクルにマニュアーはなかった。ってことは、戦艦乗りはかなり高い身分ってことなのかな?


「いきなり使えるものじゃないし、グージー側に任せるしかないか」


 ライエンクルはグージーに支配されているようなもの。情報も共有しているだろうから補給をお願いするか。


 ジージーに伝えてもらった。

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