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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第14章

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251/312

第251話 サイリ18

 思念が集まっているって場所は、あまり教育上よろしくないところだった。


 R18指定されそうなので濁させていただきます。


「治療出来るかな?」


 薬物使用されているんだろう。甘い香りが部屋の中に満ちていた。


「問題ないわ。生命維持装置にほうり込めば一日で正常になるでしょう。レイの許可をもらえたらグージーの戦力補給と使わせてもらいたいわ」


 そう言ったのはサイリ。医療班の一人で、ハールの部下に当たる者だ。


 医療班は二十人くらいおり、半分を地上に降ろしてもらい、地上で活動している者の体調管理やこの星の病原菌を調べてもらっているのだ。


「そんな簡単に治るんだ。まあ、戦力強化は軍の常だし、構わないよ。でも、なにもしらない者が戦力となるのか?」


 薬物でラリっている状態だ。まともな食事をしてなさそうだから痩せている。完全に使い捨てとしか見てなかったのだろう。


「さすがにすぐには無理だけど、一年くらい調整すれば実戦投入出来るわ」


 調整ときたか。改造する気満々だな。まあ、このまま死ぬくらいなら戦争の道具として生きる道もありだろう。衣食住は提供されるんだからな。ボクならノーサンキューだが。


「では、シャトルを呼ぶわ」


「人員、いるのか?」


「皆にも協力してもらうわ」


 つまり、人員は足りてないってことか。宇宙でもいろいろやることあるしな。基地造りとかしなくちゃならないし。


 サイリの通信ですぐに宇宙かはシャトルが降りて来た。


「シルビガーに乗せて」


 ストレッチャーのことみたいだ。重力制御されてんだ。無駄にハイテクだよな。


 なんか落ち着かせる薬を投与したらシルビガーに乗せてシャトルへと運び込む。


「三十六人か。仕方がないわね」


 どうやら戦力強化は急務のようだ。人手不足は深刻なんだな~。


 その報告がボクのところに届いていない。艦長代理とはまた違う命令系統が出来ているっぽいな。マルシアとは情報を共有しているし、相談も受けている。もしかして、逃げ出した艦長がなにか仕掛けていったのかな?


 まあ、なにをやっていようと構わない。それが自滅させる仕掛けではないのならな。ボクも人が増えてくれたほうがあちらこちらに向かわなくても助かる。ボクは錬金鋼術士なんだからな。


「ジルミ。あとはよろしくね」


「わかったわ」


 ジルミって子も医療班なんだそうだ。


「サイリも戻るなら許可するよ」


「大丈夫よ。地上でやることもたくさんあるからね」


 やることね。もしかして、異次元を突破出来たらこちらに攻めて来る感じか? そうだったらわかってないな~。ファンタジーはそれほど甘くないってのにな。


「そっ。精々がんばることだ」


 ボクはそれを利用させてもらうだけだからな。

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