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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第14章

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250/312

第250話 捕まっていた人たち

 いい湯だった。


 そして、上がったあとの牛乳が美味い。人生サイコーと思えてくるよ。


「お腹空いたな」


 厨房らしき場所に向かうと、たくさんの食材があった。酒池肉林でもやっていたか?


「あ、ボス。捕まっていた連中はどうするんだ?」


 と、ハチヤがやって来てそんなことを口にした。


 あーいたね。捕まっているヤツら。すっかり忘れてたわ。


「悪いが、こっちに移動させてくれる? てか、何人くらいいたかわかる?」


「五十人はいたと思う」


 そんなにいたんだ。ワリーことしてんな~。


「まあ、頼むよ」


「オッケー」


 と、次々とテレポテーションさせて来た。他者もテレポテーション出来るとは知っていたが、まさか離れていた者までテレポテーション出来るとは。いや、これは引き寄せか? なんかそんな超能力あったな? なんだっけ?


「あー君たち。海賊はぶっ殺したので自由の身となりました。帰る場所があるなら送るし、帰る場所がないなら住む場所と仕事を与えよう。どうする?」


「帰りたいです!」


「おれは帰るところがない」


 ってのが半々ってところだった。


「帰れるところがある人はお金を渡すよ。それで人生を取り戻すといい。帰る場所がない人には生活に必要なものを与えよう。望むなら土地や畑を与える。しばらく税金とかは取らないから儲けはそのまま自分の懐に入れていいよ」


 島を開拓してもらうのだから税金なんて取らない。てか、取ってもどうしていいかわからない。国を創りたいわけじゃないんだから。


「とりあえず、ここにあるのは好きにしてくれて構わない。欲しいのがあったら自分のにしていいよ。お風呂も沸いているから体を洗うなり腹を満たすなりして」


 さっきまでバカどもが暮らしていたのだから食べるものはたくさんあるだろう。被害に遭わされたんだから自分のものにしちゃいなさいな。


「女性陣はこっちに。まずは体を洗うよ」


 売ろうとしていたからか、若い女ばかりだ。そう言えば、ここにはいなかったのか? いても不思議ではないんだが?


「ハラーシ。センサーでここを詳しく調べられる? どうも女がいないのが不思議なんだよな」


「ボス。それならあっちから人の思念を感じるぞ。距離は、百メートルかな?」


 トウジが思念があるほうを指差した。


「人の考えも読めたりするのか?」


「さすがにそこまではわからんよ。グージーは妨害波を出しているし、思念もあまり感じたくはないな。気持ち悪いから」


 そ、そういうものなんだ。ただ、妨害波を出しているのはいい情報だ。つまり、強い超能力《パニシャー》でチップに干渉出来るわけだ。


「わかった。行ってみようか。案内して」


 反乱を起こされても面倒だ。確保しておくとしよう。

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