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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第14章

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第247話 私掠免許状

 あれだけ騒がしくしたのに逃げなかったとか、見つからない自信があったんだろうか? ちょっと浅慮じゃね?


 建物を壊さず、ここにいた連中を排除している。こりゃ、生け捕りは無理かな? と思っていたら五人も生かしてボクの前に連れて来た。ハラーシは一人だ。


「ご苦労様。ロイドたちはお酒を探して来ていいよ。ただ、飲むのは帰ってからだからな」


「オッケー!」


 と、駆けて行くロイドたち。まったく、欲望に忠実なっちゃって。


「さて。一度しか質問しない。答えるのも答えないのも好きにしたらいい。あんたらの背後にいるのは誰だ? もしくはどこの国だ?」


 ボクが女とわかって侮った顔になった。ボク、そんなに可愛く見えるか? 結構、背が高くて威圧されてるみたいって言われてたんだがな~。


「沈黙は否定と取らせてもらうよ」


 それでも嘲るような顔を見せた。ナメてんな~。


「まずそいつの首を刎ねて」


 一瞬の躊躇いもなくハラーシが指を差した男の首をスパッと斬った。


 数瞬の間を置き、首が転げ落ちて血が噴き出した。スプラッタ~!


 あまり見て楽しいものではないが、悲鳴を上げるほどのものではない。Gに似た虫を見たときは「キャアァァァァッ!」と悲鳴を上げたっけ。見ていた弟に大笑いされたので殴っておきました。


「次」


「まっ、待ってくれ! しゃべる! しゃべるから! 殺さないでくれ!」


「次」


 ハラーシが剣を振るって首ちょんぱ。いい切れ味だ。


「ラルシア王国の命だ!」


「ハラーシ、ストップ」


「この国の船を襲えと命令されたのかい?」


「そ、そうだ! 私掠免許状を持っている!」


 私掠免許状? この世界にもあるんかい。てか、この国って戦争してんの? そんな話、出て来なかったが?


「どんなもの? あるなら見せてよ」


「や、屋敷にあります」


「じゃあ、持って来て。あ、逃げられる自信があるならやっても構わないから。全員を殺してからゆっくり探せばいいだけだし」


 もちろん、逃げ切れないときは天にレッツゴーしてもらうがな。


「も、持って来ます!」


 そう叫んで走って行き、五分くらいで戻って来た。ご苦労様。


「これです」


 羊皮紙を丸めたもので、紐を解いて中を見ると、なかなか立派なものだった。


「文字も立派だし、判も細かい。サインも書き慣れているっぽいな」


 文字が外国語なのでわからんが、冗談で作ったものとは思えない。私掠免許状でなくともなにか重要なものだろう。


「ハラーシ。やっちゃって」


 悪いね。助けるとは言ってなくて。往生してください。


「さて。こっちには金銀財宝があるかな~?」


 さすがになかったらブチ切れちゃうからな。

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