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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第13章

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244/312

第244話 海賊流処刑

 残骸をハチヤのテレキネシスで排除してくれた。


「長いことここを根城にしてたっぽいな」


 洞穴だったところをさらに掘り進めた感じだ。


「奥が深そうだ」


 十年とか二十年とかじゃない。百年とかの単位で掘り進めないと思うし、残骸の量も相当なものだ。


「たくさんの人がいたのか」


 海賊行為以外にも別の犯罪もやってそうだな、これは。


 穴の奥に進むと、外に出た。いや、池? いや、海水か。侵食したら隆起したりして池みたくなっているのか。数百年後かに世界遺産とかになってそうだな。


「レイ。なにかいるぞ」


 ハチヤが水面を指差した。


「おー。なんか首長竜みたいなのがいるよ」


 あれは竜になるのか? それとも爬虫類になるのか? ファンタジーな世界の海もファンタジーな生き物がいるようだ。


「人の骨らしきものが沈んでないか?」


「ボクには見えないな」


 宇宙で戦争してたクセに視力いいな。それとも超能力《パニシャー》で視ているのか?


「確かにそれっぽいのがあるわ」


 ハラーシにも見えるんかい。視力なんぼよ?


「おそらく、海賊たちが処刑に使ってたんじゃないか? ハチヤ、海賊の生き残りっている?」


「おれが連れてくる」


 トウジが消え、しばらくして生き残った海賊を二匹連れて来た。


「ハチヤ。放り投げて」


「オッケー」


 命乞いをする海賊を無視して池の中に放り投げた。


 落下した二匹の海賊。必死に陸に上がろうと泳ぎ出すが、首長竜がそれを許さない。上から海賊の頭にかぶり付き、おもいっきり空中に放り投げた。


「へー。あんな補食なんだ」


 何度も海面に叩きつけられる海賊ども。シャチみたいなことするな。遊んでいるんだろうか?


「違うのがやって来たわ」


 やはり海と繋がっているようだ。何十匹と集まって来ちゃったよ。


「ハチヤ。あの首の長い生き物を一匹だけ持ち上げられる?」


「問題ないよ」


「じゃあ、お願い」


 海賊を踊り食いする首長竜の中から一匹がテレキネシスで持ち上げられた。


「結構デカいな。全長八メートルってとこかな?」


 あんなのがわんさか集まって来たら怖いだろうよ。この世界では海水浴は出来なそうだ。


「首を引きちぎってから解放してやって」


 ブチッと首が千切れ、海面へと落とした。


「共食いもするか」


 血に反応する習性があるようだ。ピラニアか。


「ロイド。上からこっちに来て、海にいる生き物を根絶やしにして」


「オッケー」


 人間の肉を覚えた生き物なんて害でしかない。根絶やしにさせてもらいます。


 すぐに飛んで来て、首長竜に向けて弾丸を降らせた。


「ミサイルを使う。気を付けてくれ」


「ハチヤ」


「オッケー」


 テレキネシスバリアを張ってくれ、三機のマニュアーから放たれたミサイルが海面に激突。なかなかエグい爆発を起こした。


「まあ、戦艦に撃つヤツだしな」


 数百年後の人々よ。世界遺産になりそうなところを破壊してすみませんでした!

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