第237話 サリー14
準備が出来たらザンデカの町へレッツゴー!
「世界は狭くなったものだ」
しかし、すぐそこのグランダルクの町にも行けてない始末。皆は元気にやっているだろうか?
「信号確認。擬装船を捉えました」
モニターに船の姿が映し出された。擬装しているとは思えないくらい、この時代の船をしていた。ある意味、グージーの技術力が恐ろしいわ。
「船に行ってみようか」
横に付けてもらい、船に乗り込んだ。
「船を担当を任されたサリー14よ」
三十前後の見た目からしてサリーも百年以上生きているでぇーベテランのようだ。
「お疲れ様。悪いね、慣れないことさせて」
「いや、いい仕事を任されたと思っているよ。海がこんなに気持ちいいものとは知らなかったよ」
「海は知っていたんだ」
惑星の情報を手に入れられるのか?
「昔の映像で見たくらいさ。もう海のある惑星はないからね」
惑星まで破壊する域で進んでいるのか。こりゃ、相互滅亡まで行かないと止まらない勢いだな……。
「気に入ったのなら引き続き船をお願いするよ。食糧確保は重要だからな」
「任せてくれ。ずっとこの海で生きていきたいからな」
どれだけ気に入ったんだか。でも、あまり公言しないように。脱走の意思ありとして罰せられるかもしれないんだからさ。
「水中用マニュアーとか必要か」
「一応、海の中に潜ませて推進力としているよ」
「マニュアー、海の中入れたんだ」
それは知らなんだ。
「ガス中域を飛ぶこともあるんだから海だって潜れるよ」
そ、そうなんだ。まあ、宇宙も過酷な環境なんだから耐性はあるか。さすがにフライトユニットを付けたままでは潜れないだろうが。
うーん。マニュアーマリーンがあってもしんないな。帰ったらジールに相談しよう。
「海に落ちた船もあるかもしれない。何機か造っておいて損はないだろう。船にも載せられるしな」
「それ、いいね。突入艇も海仕様にしようじゃないか」
「お、君わかる口だね。その提案、許可しよう」
ボクは艦長代理補佐。地上を任せられている。必要ってことで許可しましょう。
「ふふ。艦長代理補佐殿もわかる口じゃないか」
グージーにも変わり者はいるんだね~。いや、長く生きると個性が出てくるのかな?
「よし。ザンデカの町に向かおうか。ここからだと時間が掛かる?」
「いや、一時間で着けると思うよ。推進力がマニュアー二機だからね」
そうだった。船も木造に見えて材質は違う。時速百キロでも走行出来るだれはうよ。てか、マニュアーで押さなくてもなんか飛びそうだな。グージーの技術力なら……。




