↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第13章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

234/312

第234話 ルクセルの四人

 八時間くらいしてやっと四人が起き出した。


 こちらを信用してか、それとも諦めからかはわからないが、表情も気配も落ち着きを払っていた。


「君たちがよければ場所を移動しようと思う」


「……わかった……」


 答えたのは細マッチョのルクセル人だ。たぶん、こいつがリーダーとなって動いたのだろう。


「トウジ、行ける?」


「問題ない──」


 七人を跳ばし、アクアの横へと出現させた。


「……これがパニシャーか……」


 ルクセルでも驚くべき能力のようだ。


「山の家に頼むよ」


 あそこが安全だろうし、この四人が安全かもわからない以上、山の家が緩衝地帯として有効な場所だろうよ。


「四人の名前──はないから、こちらで付けていいかい?」


「名前?」


「この星では名前が必要だからね、こちらで勝手に付けさせてもらうよ」


「そうか。好きにしてくれ」


「なら、君はロイド。君なライル。君はハゼフ。君はジルスだ」


 覚えるように復唱させた。


「君たちは、皆マニュアー乗りだったのかい?」


 到着するまで時間があるので葡萄酒を出してやった。お茶とか持ってないので。


「ああ。コルクカン所属の第八部隊だ。いや、第八部隊の生き残りだ」


 知ってる? とトウジを見たら知らないと首を振った。まあ、マニュアー乗りなのはわかったからそれでいい。


「よく生き残ってくれたよ。グージーのシャレインを見たら逃げてくれるかな~って思ったからさ」


「あれは、やはりわざとだったんだな」


「ああ。一人くらい死んでたまるかってヤツがいると思ったからな」


 グージーが監視しているなら玉砕なんてしないだろうと思ったのだ。要塞を占拠しようってヤツならね。


「なぜだ?」


「マニュアーを乗れる者が必要だったからさ」


「グージーにもあるだろう。人型機動兵器アリュームが」


「へー。詳しいんだね」


「長く生きているからな」


 ルクセルでは十年も生きられたら長く生きたことになるのかな?


「あれは頭にチップを埋めてないと動かせないものだから、この星の者には操れないんだよ。それに、あれは小さい。ボクが求めるものはマニュアーくらいのものなのさ」


 アリュームはロボットってより強化装甲服みたいなものだ。稼働時間もマニュアーほどではないし、パワーもない。武器装備ありきの兵器なのだ。


「マニュアーならボクでも操れる造りとなっていて汎用性がある。それを操れる君たちが欲しかったのさ」


 元の宇宙に戻るためのゲートは宇宙に築かないとならない。そのとき、作業出来るのはマニュアーがいいってことなのだ。


「ボクに従ってくれるなら食事を提供するし、この星に残りたいなら支援もする。ルクセル側が君らの返還を求めても拒否する。全力で君らを守ると約束しよう。どうかな?」


「わかった。従おう」


 本当に決断が早いヤツだよ……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。