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第四章:愛が物理的に重い件(建安5年・冬/5歳)
そんな騒がしい日々にも、終わりは来る。
関羽が曹操のもとを去り、再び劉備のもとへ向かう日が来た。 当然、銀屏もまた許昌を離れなければならない。
出発の朝。 宮廷の裏門で、銀屏は俺を呼び出した。
「ダーリン、今まで私を守ってくれて本当にありがとう。 私、行かなきゃいけないの……。 これ、お別れのプレゼント。私の“愛の証”だから大切にしてね!」
そう言って手渡されたのは―― ずっしりと黒光りする、超巨大な鉄製の鉄アレイ(約30キロ)だった。
「私が毎日使ってる特注の重りだよ! ダーリン、ちょっと線が細いから、これで毎日1000回は素振りしてね! 次に会う時は、私と同じくらいマッチョになっててね! 浮気したら承知しないんだから!」
満面の笑みで馬に乗り、去っていく銀屏。
地面に埋まる俺。
手には―― 30kgの鉄アレイ。
(待って) (これプレゼントじゃなくて) 武器じゃね?
そして俺の中で、一つの疑念が確信に変わった。
関銀屏は、普通のヒロインじゃない。




