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子どもみたいだよ
とうとう日は沈み、辺りは真っ暗になってしまった。神と天使なので、目は効くが。
神様が、「この近くの宿とっといたから、泊まりに行こうか?」
「光、私、もう天界で過ごしたくない。ずっと、光と隣りあって海だけ見て生活するの。それで、時々だけ天界の手伝いをして、子どもみたいに過ごすの。
ダメ?」
「ダメって、天子ちゃん。本当に、それって子どもみたいだよ。どうしたの?仕事、失うよ。
天子ちゃんの、何ごとにも積極的に取り組もうとする性格が好きになった理由の結構大きな部分でもあるのに、そんな消極的な。
分かった。待つ。天子ちゃんが積極的な気持ちになれるまで」
神様は、神の力で宿をキャンセルする電話をした。
そして、キャンプ道具を神の力で出し、ランプを近くに上手く吊して、折りたたみのアウトドアチェアーに座って、天子ちゃんと、海を眺めるのだった。
続く
旅の終わりっぽくなってきたね。




