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ギャルといちゃこらしていたらダンジョン探索がはかどった件。うちのお菊がもふもふで可愛すぎる♡  作者: マネキネコ


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28. ボクワルクナイ

 久々のダンジョン探索にテンションも上がる週明けの月曜日。


 のはずだったんだけど、


 朝の教室に入った途端、僕のテンションはダダ下がりしてしまった。


 激おこなんです。 (╬≖_≖) 林!


 誰がって、佐々木さんに決まってんじゃん。


 来て早々ヘッドロックかまされて締め上げられてるんだから。


 いや、ご褒美だって?


 そんな余裕ないよ。レベル上がってても痛いものは痛いんだから!


 佐々木さんマジで力強いんだよ。頭ミシミシだよ。


 「あ゛あ―――――っ! 痛い、痛い、痛い! ギブ、ギブ、ギブ!」(give upの意)


 僕は必死で佐々木さんの腕をタップする。


 すると頭の拘束がすこしだけ緩んだ。


 「で、昨日はどこで何をしてたんだ?」


 「べつに大したことは……、あ゛あ―――――っ! 待って、待って、待って! ギブ、ギブ、ギブ!」


 再び締め上げられた僕は、手をワチャワチャさせてもがきながら佐々木さんの背中をタップした。


 「素直に言う気になったか林?」


 僕は頭を何回も縦に振った。


 「まだまだ時間はたっぷりあるし、ゆっくりと話を聞かせてもらうからね!」


 わざわざこのためだけに早く出てきたんだろうな。


 言葉も素に戻ってるし。ここは逆らわない方が良さそうだ。


 ………………

 …………

 ……


 「ふ~ん、偶然だったんだー。もし、あーしに黙って綾香と約束なんかしてたら、マジでどうしてやろうかと思ってたし!」


 もしかして、あのヘッドロック以上のことが待ち受けていたの? 恐ろしすぎるよ……。


 「ハハハ、そんなはずないよ」


 「だよねー」


 ようやく、いつもの笑顔に戻った佐々木さん。


 「ふぅ……」


 僕はため息をつきながら胸をなでおろしていた。


 「あ、そういえばさ、綾香の胸、ニタニタ笑ってガン見してたんだってぇ?」


 「えっ、なっ、ニタニタなんかしてない!」


 「ひゃあ、林のスケベ! ガン見はしたんだ」


 「ガン見もしてない! ただチラッと……」


 「やっぱ見てんじゃん!」


 「…………」


 「まあ、気持ちは少しわかるけど。綾香って体は小さいのにあの爆乳じゃん。そんなのあーし達だってついつい見ちゃうっつーの。でも、あんまりじろじろ見ちゃダメだからね。あー見えてあの子、胸がデカいこと気にしてるんだから」


 「……はい」


 「そのかわり、あーしの胸は存分に見ていーから。ギャルは見られてなんぼだっつーの! まあ、林はいつもあーしのパイパイ横目でチラ見してっけどなー」


 「見てない!」






 昼休み。僕が学食から戻ってくると、それを見計らっていたかのように綾香が廊下に飛び出してきた。


 「肉丸くんゴメーン!」


 開口一番、両手を合わせて謝ってくる綾香。


 「朝から優里ちゃんにどやされたっちゃないとー?」


 「うん、まあ、どやされたというか、締め上げられたよね」


 綾香は再び申し訳なさそうな顔をして、


 「あたしたちがダンジョンに潜っとう時に優里ちゃんから連絡があったっちゃばってん、あたしがまったく返信せんもんやけん優里ちゃんが心配してミキポラの方にまで連絡しとーみたいで。そしたらミキポラが、あたしがダンジョンに行っとうことを優里ちゃんに話してしもーてから……」


 「それはまあ、不可抗力だから仕方がないよね」


 「そしたら、昨日の晩に優里ちゃんから電話が掛かってきて……」


 「根掘り葉掘り聞かれたわけだ」


 「ばってが、すらごつ言うて優里ちゃんがはらかいたらえずかっちゃもん!」


 ???


 「はあ、今なんて言ったの?」


 「あ――っ、えっと、『そうだけど、嘘ついて優里ちゃんが怒ったら怖いんだもん!』て言ったとよ」


 「なるほど、博多弁にもだいぶ慣れてはきたけど、まだまだ分からない方言もいっぱいあるね」


 「大丈夫ばい! 博多弁なら任せときんしゃい。あたしが全部教えちゃーけん!」


 「うん、まあ、その時はよろしくね。で、さっきの話に戻るんだけど……」


 「やけん、ダンジョンであったことは全部優里ちゃんに言うてしもーたばい。だって、後でバレたらあたしまで怒られるっちゃもん!」


 「そうか、そういうことなら仕方ないか。別に隠すようなことでもないしね」


 「でも優里ちゃん、ダンジョンの話は熱心に聞いとったばい。肉丸くんの装備の事とか、モンスターと戦う様子とかも」


 「え、僕の?」


 気づきの遅い僕に、綾香はやれやれといった感じで、


 「ライセンス取ったら一緒にダンジョン探索するっちゃろーもん? 優里ちゃん来週から講習に行くって言いよったばい」


 「へぇ、来週から……」


 綾香はニヤニヤしながら、


 「肉丸くんだけにこそーと教えちゃるたい。優里ちゃんの誕生日は12月3日ばい。一、二、の三、で覚えやすかろう。ちなみにあたしの誕生日は5月5日やけん、ついでに覚えときんしゃい!」






 「なあなあ吉十」


 「なんだよもなか」


 「シャープペンの芯一本貸してくんね?」


 「ああ、いいよ」


 僕はペンケースから替え芯の入ったカートリッジを取り出すと、それをそのままもなかに渡した。


 「お、サンキュー!」


 「ところで、今日の放課後って暇か?」


 「今日か? まあ、百均に寄って替え芯買うぐらいだな」


 「じゃあ、ちょっと付き合えよ」


 「なんだ、また相談ごとか? 芯一本分だから2秒な!」


 「おい!」






 ということで、放課後僕らがやってきたのは牛丼全国チェーンのすき家。


 お得なクーポン券をもなかが持っているということでここにしたのだ。


 注文したネギ玉牛丼を僕が口にかきこんでいると、


 先にカレーを食べ終わったもなかがグラスに水をそそぎながら、


 「で、今日はどうしたんだ。またレナちゃんに会いたくなったのか? 次は69の約束してんだよな」


 「ぶふっ! ごほ、ごほ、ごほ、ごほ、ち、ちげえよ、ごほ、ごほ!」


 「おい、大丈夫か? ほれ、水だ!」


 ゴクゴクゴクゴク!


 「ふぅ、ありがとう。じゃなくって、なんでもなかがそれ知ってるんだよ!?」


 「なんでって、ふつうに聞こえてたぞ。箱ヘルの壁は薄いんだ。それに天井も空いてるしな」


 「!”#$%&」


 「まあまあまあ。で、なにか相談があるんだろう?」


 「もう、いいよ!」


 「あー、ごめんごめん! もう茶化さないでちゃんと聞くから……なっ! なっ!」


 ………………


 「なるほど、女子に誕プレね」


 「そうそう」


 「じゃあ、その誕プレは今朝のヘッドロックのお返しということでいいのか?」


 「ちげーよ!」


 「でも、渡す相手は佐々木なんだろう?」


 「うん、まあ、そうなんだけど」


 カレーの皿を横に除け、こんどは牛丼を食べ始めるもなか。


 相変わらずの大食漢である。


 レベルアップのせいなのか、最近は僕もよく食べるようになったんだけど、


 それでももなかには全然かなわないのだ。


 ちなみにこれは間食ね。


 家に帰れば当然のように夕食が待っているのだ。


 「それなら今のトレンド、ダンジョンたんグッズで決まりだな!」


 「ダンジョンたん? 東京の新名物だとかうたってダンジョンたん饅頭やダンジョンたんアイスなんかを販売しているところだよね?」


 「そうだな。そして最近そこからマスコット人形が出たんだが、これがDマート限定商品ということもあってSNSで話題を呼んでるみたいなんだ」


 スマホの画像を見せながら説明してくれるもなか。


 なになに、『富士みことちゃま人形』。


 巫女さんをベースとした、割と凝った作りのマスコット人形だ。


 その隣に写っているのが『聖獣ちゃま人形』。


 こちらは白い狼がデフォルメされ、可愛いマスコット人形に仕上がっている。


 ふんふん、これならスクールバッグに付けるのもいいかもしれない。


 これはさっそくギルドのDマートへ行ってゲットしてこなくては。


お読み頂きましてありがとうございます。


次回をお楽しみに!

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script?guid=on挿絵(By みてみん)
   
プチ プチ(。・・)σ|ω・`)ノ おっ押して。押して~!
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