白の意味
( ):投稿画面開くじゃん? 前回いつ投稿したっけなーって思うじゃん?
( ):先週、投稿してなかったなぁ、って気づきました。
(裏):処刑?
( ):いや、待ってくださいよ。私みたいな限界小説家の小説なんか見る奴いないに決まってるじゃないっすかへっへっへ。
(裏):処刑?
( ):いや、待っ、詫び石!?
⭐︎⭐︎⭐︎【絶命刀】 オール・フォルタム
--
種族:アークエンジェル Lvー
状態:通常 ランク:C
称号: STC:
HP:100 MP:100 SP:100
STR:100 VIT:100 AGI:100 INT:200 MND:100 DEX:100
技能:『光魔法:Lv5』『ダズル・ウェポン:LvMAX』『ホーリーウィング:LvMAX』『気配感知:Lv2』『ビーム:Lv5』『宣誓:Lv1』『光耐性:Lv5』『魔法耐性:Lv5』『物理耐性:Lv5』『天の代行者:Lv-』
ーー
「さぁてさて……」
相手は一見唯の真っ白な人間。マネキンと形容しても良いかもしれない。何も持っていない、背後に瞬時に出てきたこと以外は、ショッピンモールとかに居ても何ら違和感がない様相だけど、それも今羽が生えたことでショッピンモールにおいたら悪目立ち待った無しの姿へ変貌する。
cランクね、格下だ。けど、油断はできないよねー、まぁ当然だけど。こんな空間に出てくる魔物。どう考えてもまともじゃない。ていうかなにさ天使って。天使の梯子登ったからその先は天使が跋扈しているところですってこと?嘘でしょそんな相性良くないんだけど。
だって私死霊だし、エネルギー系の攻撃って普通に私の体を蒸発させるから削られた部位を接合してHP回復なんて芸当もできないし。うーん。これは思ったよりも難易度高いかな?
「ま、そこら辺も検証しながらだね。とりあえずは倒そうか」
『『ダズル・ウェポン』』
早速知らないスキル出してきたね。まぁ格下相手の解析結果ならそれぞれのスキルの内容まで見れるからわざわざ発動させる必要はないんだけど……これは思ったよりも発動までの時間が短いね?割り込む隙がないなー。
『技能『ダズル・ウェポン』:光を物質化し、己が望む武器を形作る。剣にも槍にも、斧にでも、何にでも変化する。その変形の素早さと、光という重さに囚われない特性こそが強み。汎用性が高く、非常に使い勝手が良い。』
『技能『ホーリーウィング』:背中に質量を伴わない光による翼を形成する。短時間ではあるが飛行を可能とし、また空中戦闘での補正をかける。使用中はMPを消費し続ける。』
ひとまず脅威になりそうで能力内容が読めないものはこんなもんか。全部を解析して内容を頭に叩き込むのはこの短時間では私にはできない。但し、種族情報だけは解析させてもらうけどね。
『種族『アークエンジェル』:天使という特殊な系統に属する魔物。実体こそ持つが、その実態は生物よりも精霊に近い。光にのみ強い適性を持ち、物質化した光を巧みに操る。天使系統の魔物の中では下から二番目。強い光属性に満ちた世界にしか存在できず、例外はリンクが形成された契約者が存在するときのみ。条件を満たした空間には自然発生する。』
えぇ……何それ。天使のイメージ崩れるんだけど。普通にありふれてるんだ……。もっとこう、特定の空間にしかいない、とか条件を満たさないとそもそも見えない、みたいな神聖なイメージが崩れるなぁ。まぁ天使だからって特別扱いされる理由もないのかな?冷静に考えればそんなもんか。
あ、後から知った情報なんだけど、ありふれてる、というふうにこの時の私は解釈したけれど、説明文にあった『強い光属性に満ちた空間、というのは本当に限られていて、一時的に満たすことはできても長期間連続で一属性に見ている空間というのは本当に珍しいらしい。
だから、あながち私が考えていた天使の神聖性は嘘じゃないのかもしれない。まぁ会話とかできていない時点である程度は既に崩れちゃってるんだけど、そこはご愛嬌ということで。一体何がご愛嬌なんだろう……?
「……っと、思考が宇宙の彼方に飛んでくとこだったよ。流石に初戦で負けたくはないからね、出し惜しみは無しさ。はい発砲」
天使が光の剣を作り出し…あ、双剣タイプなのね。まぁそれはともかく、天使が一歩前に踏み出そうとした瞬間に額に向けて銃弾を飛ばす。人間だけでなく、大体の生物に言えると思うけど、出鼻をくじかれると結構硬直するからね。一瞬ではあれ、それは充分に大きな隙だ。
「それこそ、成長した私ならここまで潜り込めるくらいにはね、鎌鼬」
速さ重視、銃弾を弾かれることは予想していたからどう動くかをシミュレーションして、見事にその通りに動いてくれた天使には胴体に刀の一閃をあげよう。ご褒美だよー。え?いらない?わがままはいけません!苦手なものも食べないと成長しないんだよ!
そんな苦いものを食べて顔を顰めるどころか胴体がちぎれるほどの苦痛を味わった天使は、しかし何事もなかったかのように切断面から光の粒子を撒き散らしつつも胴体を接合する。
「うわー、もしかして私と似たタイプ?これが同族嫌悪か……」
いやぶっちゃけ単純に私のカタログスペックが高いし厄介な奴だから似たものである天使も面倒なだけだろうけど……いやこんなことに思考費やすとかバカじゃん。緊張感持ちなよ。は?自分に言うのは被虐趣味?違うわい!私は清楚でキュートな感じの美少女だ!!年齢20歳超えてるけど美少女なんだよ!!
思考を費やすどころか全力で天使の私(美少女肯定派)と悪魔の私(美少女否定派)で脳内戦争を始めた私が隙だらけに見えたのか天使が突っ込んでくる。お?天使だから美少女肯定派じゃん。歓迎するよ!その光で邪教徒を駆逐してくれ!
しかし天使ちゃんはどうやらどっちも気に入らないらしい。「天使は私一人で十分よ!」と言わんばかりに切り掛かってきた。こいつめ、さては私の脳内天使を似非だと判断したな?
「しかぁし!私には光の攻撃手段がなくもないのだよ!」
はい銃弾装填、引き金カチッ。
「まるでビームのような刺突!」
天使ちゃんは「百パー物理じゃねぇか!」と言いたいらしい。苛立たしげに(表情無し)持っていた双剣で銃弾を弾き飛ばし、「本物のビームはこうだぁ!」と言わんばかりのドヤ顔(表情無し)で光線を放ってきた。
「これが『ビーム』だよね……?やっぱ一応確認しておこ。なんか付加効果とかあったら怖いしね。回避は今の私に任せた!任されたよ私!」
一人で寂しくないのとか言わないでほしい。遠回しにぼっちって言われるのが一番キツいんだよ。なまじ気遣ってくれてるのがわかるから心が苦しい……あぁいえ、そんな体験ございません。コミュ力53万の私がボッチだなんてそんなそんな……w。
「よぉし説明文見るか!」
『技能『ビーム』:自身を中心とした半径レベル✖︎1メートルの地点から光線を射出する。光線が故に速度は高く、しかし代わりに威力には乏しい。消費が少なく、連発が可能なため牽制などに有効。レベル分の『ビーム』同時展開が可能で、非常に汎用性が高い。』
「うーん。なんというか、量産型?ってイメージがわくなー」
天使とはいえ、ステータスまで軒並み百だし、なんかあんまり癖のあるスキル構成してないし……唯一癖があるとすればこの再生機能だけど。それも切ったらちゃんとHP減ってるしなぁ……。
ーー
種族:アークエンジェル
HP:41/100 MP78/100 SP20/100
ーー
まぁ順調に削れてるし良いかなぁ?他のやつで特に気になるスキルもないし、格下ならばこんなものかな?それなら……。
「ちょっと的になってもらおうか」
また天使の片手を切り飛ばし。天使がその接合に気を取られているうちに距離を置く。さて、ここからは中距離を崩さず、やっていこうか。
私のスキル構成は刀術は伸びているど、銃術は伸びていない。まぁ、格上ばっかと戦ってきたしそんな奴ら相手じゃ、人間だから必殺かつ便利な銃も一気に型落ちするものだ。
けれど、だからと言ってそれを放置するのはダメでしょう。今更刀と銃の二刀流から戦闘スタイルを変えるには少々銃のスキルが伸びすぎたし、何故かは知らないけど私には銃を上手く扱える技術がある。
強風に煽られながらだったり、空に吹き飛ばされた最中にもヘッドショット決められるんだから自分で言うのも何だけど私は才能のある部類だと思うんだ。そして才能があるのならば、少しでも戦力の増強を願っている私からすればできる限りそれは伸ばしておきたい。
「そう、私の才能を伸ばすのならば、君が一番なんだ」
どうすれば銃のスキルレベルを上げられるか。どうすれば銃を相手に通用させられるか。それを教えてくれるのは君しかいないんだ!
因みになんか上手い感じで言ってるけど、程よくいえば実験台である。最低やんけ。
『『光魔法』……ライトバレット』
お、魔法か。ふむふむ……光の弾丸をいくつか飛ばすと。それならこうだね。
「ふっ、飛んでる的を撃ち落とすくらい、私には造作もないのさ(キリッ)」
これが青龍とかが放った『雷魔法』とかだったら普通に私は感電からの麻痺でフルボッコにされていただろうけれど、その青龍は私たちが倒しちゃったし、問題はない。問題はないけれど……。
「実際この程度の威力の魔法に相殺されるようじゃ、やっぱりダメなんだよなぁ……」
確かに、私が放った銃弾はしっかり魔法の弾丸にヒットしたし、魔法を相殺してくれた。これが格上相手なら良いかもしれないけれど、この子相手だとそれはちょっとよろしくない。
「やっぱり威力を増強するしかないよねー……でもどう言う方法で強くすれば良いんだろう?」
一瞬『魂の技術』を使えば行けるか?とも思ったけれど、アレの扱いは私もまだ制御しきれていない。なんせ恐らく私があと一段階くらい進化しないと釣り合わないレベルの壊れスキルなんだもの。制御とかなしで広域全体にぶっ放すとかだったら良いかもしれないけど、それはそれで消費が大きいからできない。
「少なくとも弾丸レベルで小さくはできないし、銃の内部機構に上手く装填できる気がしないしなぁ〜……」
今私がバンバン撃って天使の頭やら太ももやらに衝撃と凹みを与えているこの銃は、意外と私は精密に知っているわけではないと言うね。詳しく知ってないといけないのはそれはそうなんだけど、明確にどこがどう動いてこの物質がこう言う役割を放つから銃弾が飛びます……というところまで知ってるわけじゃない。
まぁ私はそこまで記憶力良くないし、結論から言えば、私は他の「銃」という武器がどんなものであるか、形はどうなのか、それと軽い中身の機構情報だけで今私が握っている銃は作られた。
そりゃあ私が愛用している『死霊』の肉体変成だって万能じゃないのは当然だし、もっと私が弱かった頃は膨大な量の情報がないと確かに肉体変成は行えなかった。けれど、結局は肉体変成はイメージを基に私の肉体を変えているにすぎない。だから完全な情報を持っていなくても銃とか刀とか作れちゃうのだ。
「つまり銃の改造はできないと言うわけだね。あと銃弾についても。あ、接合とか許しませんから、隻腕のまま頑張ってね」
うーん……と、な、る、と。うん。こうするしかないよね。
「肉体変成実行、んでもって再生にお熱なあなたの元へ……」
「リジェネ⭐︎ブロック!」
ショットガンどーん!
「ふっふっふ。改造はできないけれど、既存の銃器なら別種のものでも作れるのだよ。重いけど……重いけど!」
うん、やっぱり銃を運用するなら単純なハンドガン一本で行くのはもはや無理だ。如何に私が『破壊強化』やら『貫通強化』やら持っていようと、相手もRPGみたいにどんどん強くなっていくんだから結果的にその効果が相殺しまっている。だから、ここからはより高威力の銃を使っていきましょう。
「幸いなことに肉体変成に時間はもうかからないからねぇ!」
近づいたから威力が大きい斧ですか?振りかぶらないといけないそれを貴方より早い私にやるのは愚策と言うんですよ。でもまぁ、確かに回避できるほど距離は離れていないね。それでもやりようなんていくらでもあるけど。
「……ざーんねん。私には効かんのです」
全身から光を撒き散らしながらも一矢報いるために叩きつけられた斧は、けれど空を切る。でも、私は変わらずそこにいる。さて、なぜでしょうか?
「答えは簡単、私は君より精霊なのダァ!」
霊体変換解除、向こう3日は使えないけど今が良いならモーマンタイ!でっかい隙を突かぬ意味がないもんねぇ!
「はい、終いです!」
マネキンの頭部に銃口を突きつけ、ゼロ距離ショットで天使の顔面を粉砕する。普通ならグロいし血が飛び散るけど、半端に精霊に近い天使系統だからか撒き散らされるのは光だけ。そのまま天使はぶっ倒れた。
「ふぅ、こっちでは初の討伐、だね」
一応天使のステータス、を……?
「ッチ!!」
ショットガン変形、刀を変成。『妖刀:命秤』にHPを一割捧げる。威力増しまし、プラス『死閃』……!
「奇襲攻撃はァ、逆奇襲の最大のチャァアンス!!」
天使に後ろを向いたと思わせて、そこから振り向き様に刀をフルスイング。勿論ただ力任せに振るってなんかいない。感じた気配の揺らぎからして、天使の奇襲攻撃は織り込み済み。狙うならば……
「そうだよねぇ、心臓だよねェ!」
視線を向ければこちらへ刺突を図るボロボロの天使。明らかに致命傷とわかるのにまだ生きているのは……取るに足らないと思っていた『宣誓』か。効力を見誤った。
『技能『宣誓』:誓いを立て、それを守る代わりにステータス補正などを得られる技能。強力ではあるが、使い方が難しく、これを上手く使えるかどうかがとある星では一人前の区別にしかたになるらしい。』
説明文の最後の方に気を取られすぎたか。あるいは、油断はしないと言いながら、本当は格下が相手な事実に緩んでいたのか。どちらにせよ言い訳はできたものじゃない。しかし、反省は今じゃない。
私の背中に細剣で一点集中を狙うか。確かに最前手。確かに強靭な精神。けれど……。
「知性が伴っていないのでは、対策を取られてしまっても仕方ないんだよ」
威力が倍以上に膨れ上がっている刀で光の細剣を叩き切る。なまじ細剣というには横からの衝撃に弱いからこそ、この芸当ができたともいうね。けれど、それで終わりじゃない。これは、私の予想を上回った君に対する私なりの敬意だよ。
「やっぱり天使ってすごいんだね」
振り抜かれた刀は天使の首を刎ね飛ばし……けれど私の背中には少しではあるが天使の剣が突き刺さっていた。……本当に、すごい執念だ。
『条件を満たしました。レベル23へ上昇しました。』
『条件を満たしました。『破壊強化』レベル2へ上昇しました。』
『条件を満たしました。『命中』レベル6へ上昇しました。』
『条件を満たしました。『銃術』レベル5へ上昇しました。』
「これは厳しい戦いになりそうだな……」
うーん。やっぱり『刀術』に比べるとまだ銃の方は全然だなぁ。仕方ない。覚悟を決めようか。どうせまた死にかけるんだし。もうそろそろ悟り開そうな境地に至ってきたけど、私本当に大丈夫かな?
「まぁいっか。とりあえずここでは銃の鍛錬がメインかな」
初戦は何とか勝った。けれど、これから何度もこんな戦い起こるに決まってるので、目標を作っておこうと思う。動きを良くするためにも意外と良かったりするんだよね。
「まずは銃の取り扱いかな……刀と銃の二刀流から銃器だけの状態に切り替える。この時にできちゃう時間が問題だよねー。まぁそれは『死霊』のレベルアップ待ちかな。それなら使えるかもしれない銃の種類をリストアップしておかないと」
刀の方は……少なくともこの空間では緊急時に使うくらいで良いかな。あんまり頼ってばかりだと銃術の成長がうまくいかない可能性があるからね。それに銃術と刀術のバランスが整ってから一気に戦闘スタイルを戻して開放感を味わいたいということもある。
「何にせよ目標はそれで良いか。あ、『魂の技術』も成長させとかないと。とにかくそれを念頭に、今から探索フェーズと行きますか」
よぅしそれじゃあ出発進行!と言いたいところだけれど……。
「これ、どこ向かえばいいの……?」
そう、この場所には何の目印もない。ただ真っ白ーい空間がどこまでも広がっているだけである。なんてことだ。これ絶対迷うやつじゃん。私方向感覚別に良くないんだけど。
「あ、でも別に戻ってくる必要ないのか」
ここに帰るための門とかそんなものがあれば良いのだけど、本当に何もないし。そういえばさっきの天使もどうやってここに現れたんだろう……。うーん、そう考えるともしかしての門があるかもだし、目印つけておく?
「天使も消えちゃったし……」
さっき私が倒した天使は光の粒子となって爆散したので今はもう何も残ってはいない。お葬式が簡単になるね。別に何も嬉しくないなぁ……。
「仕方ない、少しの間HP減るけど大丈夫っしょ」
そう思ったのでとりあえず目印代わりに私のミニチュアフィギュアを飾っておく。
「……うーわ、すっごい違和感」
真っ白な空間の中、ポツンと置かれる少女人形……控えめに言ってホラーかな?
「よし、見なかったことにしよう!さーてどこいくかなー!」
……困った、どこいくかもわからないんだった。
「……………えぇい!どうなってもしラーン!はい棒倒して……こっち!よし、こっち行こう!レッツゴー!」
『----』
ぬぇ?
( )と言うわけで仮想世界の探索開始です。
(裏):天使の扱い酷くない?
( ):いや、別に天使といえど神々しいだけで魔物ですからね。
(裏):神々しいマネキンかぁ……
( ):あ、本編でも触れましたけど。天使とか精霊とか、本当に希少です。条件が整えば沢山出てくるんですけど、その条件が厳しすぎて……あ、因みにそんな条件を満たしたところも勿論世の中にはあります。名前はですね……まぁ、世界樹といえばわかったりしますかね?
(裏):じゃあ悪魔は?
( ):……フフフ。さて、どうでしょうかね。
(裏):うわキッショ。
( ):ひっど!?仮にも自分に対して言う言葉じゃないでしょう!?最低!




