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女性VTuber向け 朗読しやすい3分シチュエーションボイス台本集 〜季節イベント対応〜(無料・使用許諾不要)  作者: 常陸之介寛浩 本能寺から始める信長との天下統一
6月に合わせた台本集

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33/42

ジューンブライド番外 第2話 べ、別に結婚したいとか、そういうんじゃないし!

(ツンデレ/ジューンブライドへの焦り/友達以上恋人未満)


### 朗読使用者への簡単な設定説明


この台本は、女性VTuberが「素直じゃないツンデレ同級生」として読むシチュエーションボイスです。

6月、知り合いや親戚の結婚式の話題から、彼女が“いつか相手が別の誰かを選ぶかもしれない”という焦りを感じてしまう場面です。

表向きは「結婚なんてまだ早い」と強がりますが、本音では相手の未来に自分がいないことを想像して不安になっています。

前半はテンポよくツン多め。中盤から少し声を落とし、最後だけ素直な気持ちを小さく出すと自然です。


------------------------------------------------------------------------------------------------------


……ねえ。


ちょっと聞いてよ。


いや、別に大した話じゃないんだけど。

さっき、親戚から連絡来てさ。

来月、結婚式あるんだって。


……そう。

六月。

ジューンブライドってやつ。


……なによ、その顔。

似合わない話題だなって思ったでしょ。


いいじゃん、別に。

私だって、結婚式くらい知ってるし。

ウェディングドレスが白いことくらい知ってるし。

ブーケ投げるとか、ケーキ入刀とか、そういうのだって知ってるし。


……あんまり興味なさそうに見える?


まあ、そこまで強くはないけど。

でも、まったく興味ないわけでもない。

だって、ほら。

人が幸せそうにしてるのって、別に嫌じゃないし。


……たぶん。


いや、嫌じゃないってば。

ただ、なんか……こういう話題って、妙に落ち着かなくなるだけ。


……なに。

結婚式の話で落ち着かなくなるの、そんなに変?


変じゃないでしょ。

だって、まだ私たちの年で結婚なんて、現実味ないじゃん。

でも、大人たちは普通にそういう話するし。

誰が結婚したとか、誰が式を挙げたとか、今度は誰の番だとか。

そういうの聞いてると、急に未来が近くに来たみたいで、ちょっとびっくりする。


……あ、でも勘違いしないでよ。


べ、別に結婚したいとか、そういうんじゃないし!


今すぐとか、そういう話じゃないから。

全然違うから。

まだ早いし。

というか、早すぎるし。

普通に考えて、そんなこと急に言われても困るでしょ。


……なによ。

笑わないでよ。


私だって自分で言ってて慌てすぎかなって思ったけど。

でも、そっちが変な顔するからでしょ。


……え?

私は誰と結婚したいのかって?


はあ!?


な、なんでそうなるの。

今、一般論の話してたでしょ。

親戚の結婚式の話。

ジューンブライドの話。

それがなんで急に私の話になるわけ?


……別に、考えたことないし。


……ないってば。


……ちょっとはあるけど。


……っ、今のなし。

聞かなかったことにして。


……無理?


もう。

そういうところだけ耳いいの、ほんと腹立つ。


でも、まあ……。

考えたことくらい、普通あるでしょ。

誰だって。

たぶん。

知らないけど。


テレビとか、SNSとかで結婚式の写真流れてくるじゃん。

白いドレス着て、隣に誰かがいて、みんなに祝福されて。

そういうの見たら、そりゃ少しくらい考えるでしょ。


自分ならどうなんだろう、とか。

あんなふうに笑えるのかな、とか。

誰かと並んで立つなら、どんな人なんだろう、とか。


……だから。

普通のことだから。


……なに。

まだにやにやしてる。


やめてってば。


……あんたはどうなのよ。


いつか結婚とか、考えたりするわけ?


……。


……え。

「いつかはするかも」って?


ふ、ふうん。


まあ、そうだよね。

普通そうだよね。

一生絶対しないって決めてるわけじゃないなら、いつかはそういうこともあるかもって思うよね。


……で。


誰と?


……いや。

今のは違う。

今のは、そういう意味じゃなくて。

ただの確認っていうか。

会話の流れっていうか。

別に本気で聞いたわけじゃないし。


……でも。


……いや、なんでもない。


……なに。

言いたいなら言え?


うるさいなあ。

そういうふうにまっすぐ言われると、余計言いにくくなるんだけど。


……だって。


考えたくないじゃん。


いつか、あんたが誰かと結婚するかもしれないとか。

私の知らない誰かを選ぶかもしれないとか。

そういう未来。


……あ。


今の、ちょっと変だった。


忘れて。


……無理?


……そう。


じゃあ、いい。

もう言う。


嫌なの。


あんたがいつか、知らない誰かと並んで、白い服着た相手を見て笑ってるところとか。

そういうの、想像したら、なんかすごく嫌だった。


別に、今すぐどうこうしたいとかじゃない。

結婚したいとか、そんな大げさなこと言いたいわけでもない。


でも。


あんたの未来に、私がいない感じがするのは嫌。


……。


……なによ。

黙らないでよ。

こっちが恥ずかしくなるじゃん。


今の、かなり頑張って言ったんだから。

茶化されても困るけど、黙られるのも困る。


……え?

ちゃんと聞いてた?


……そっか。


なら、いいけど。


……もう。

なんでこんな話になったんだろ。

最初はただ、親戚の結婚式があるって話だったのに。

ジューンブライドって、ほんと厄介。

白いドレスとか、幸せそうな写真とか、そういうの見ると、変なところまで考えちゃう。


あんたのこととか。


……あ、今のは言わなくてよかった。


でも、もう遅いか。


……ねえ。


あんたさ。

もし、いつかそういうこと考える日が来たら。


……いや、違う。

今じゃなくていいから。

ほんとに、今じゃなくていい。

ただ、いつか。

ずっと先でいい。


そのとき、少しは私のこと思い出しなさいよ。


……少しじゃなくて、できればちゃんと。


……あー、もう。

今のも恥ずかしい。


でも、言った。

言ったからには取り消さない。


……私だってさ。


普段は、こんなこと考えてるって思われたくないよ。

結婚とか、将来とか、誰かの隣に立つとか。

そういうのを真面目に考えてるなんて、なんか柄じゃないし。

笑われたら嫌だし。


でも、六月って変なんだよ。

街のあちこちに白い花とか、ドレスの広告とか、結婚式場の写真とかがあって。

勝手に未来を見せつけてくる。


それで思ったの。


私、悔しいんだって。


今の私じゃ、あんたに何も言えないことが。

好きかどうかも、ちゃんと口にできなくて。

未来の話なんて、もっとできなくて。

でも、他の誰かがあんたの隣に立つかもしれないって考えたら、こんなに嫌で。


……ほんと、面倒くさいよね。


自分でもそう思う。


でも、しょうがないじゃん。


嫌なものは、嫌なんだから。


……ねえ。


別に、答えろとは言わない。

今ここで、私をどう思ってるのか言えとか、そんなこと言わない。


でも、ひとつだけ。


私がこういうこと言ったの、忘れないで。


普段は強がってるけど。

結婚なんて早いって言うし。

別に興味ないふりもするし。

白いドレス見ても「ふーん」って顔すると思う。


でも本当は、ちょっとだけ考えてる。


いつか、そういう話になったとき。

あんたの隣にいるのが私だったらいいのに、って。


……っ。


……言った。


言っちゃった。


もう知らない。


……なに、その顔。


そんなふうにやさしく見ないでよ。

怒るタイミングなくなるじゃん。


……ずるい。


あんたって、ほんとずるい。


こっちが勇気出して恥ずかしいこと言ったのに、そういう顔で受け止めるから。

また言いたくなる。


……今日はもう言わないけど。


これ以上言ったら、私のほうがもたない。


……でも。


ひとつだけ、最後に言う。


来月の結婚式、たぶん写真送られてくると思う。

白いドレスとか、花とか、幸せそうなやつ。


それ見たら、私またちょっと焦るかもしれない。

悔しくなるかもしれない。

自分はまだ何も言えてないのに、って思うかもしれない。


だから、そのときは。


……少しだけ、私のこと見てて。


他の誰かの未来じゃなくて。

私が、ちゃんとここにいるってわかるように。


……うん。


それだけで、たぶん少し落ち着く。


……なに。

本当にそれだけでいいのかって?


……今は、それだけ。


今はね。


でも、いつかは。

……ううん。

やっぱり、これはまだ言わない。


いつか、言える日が来たら言う。


だから、それまで覚えておいて。


べ、別に結婚したいとか、そういうんじゃないし。

今すぐとか、全然違うし。


でも。


いつかそういう話になったとき、私のこと、少しは思い出しなさいよ。


……絶対だからね。


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