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【終われないエッセイ】潰瘍性大腸炎って、マジ?【実録のんびり闘病記録】  作者: 薄氷恋


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81.第9回わからせ大腸内視鏡検査

痔の方と、私にとって残酷描写を含みます。

ご注意ください。

事の始まりは2026年6月6日(土曜日)。

夕食後にトイレに行き、ちょっと(?)痛かったんで止血特化のヘモレックス軟膏を尻に挿れてもらったあと。


床に座ってダイヤモンドアートをやっていたらなんか猛烈に尻が痛くなった。

パートナーに頼んで尻を拭いてもらったら、慌てたようなパートナーの声が。


パートナー「れん! 血が出てるよ!」

私「痛いと思ったら」


とか言ってたらパートナーが尻を拭いたウェットティッシュを差し出した。

赤い。確かに流血している。

それどころか、紙パンツに経血のように一筋の鮮血が残っているではないか。


流石にこれには私も慌てた。しっかり尻を拭いてもらい紙パンツを履き替えた。


が、その次のお尻ケアでも流血は止まらず、パートナーがAIに頼ってみると


AI【肛門からの流血は潰瘍性大腸炎の再燃の可能性あり。すぐに医療機関を受診しましょう】


なにィィィィィィィッ!?(焦る私達)


豚骨ラーメンを食べたのが悪かったか??

たこ焼きやら珈琲やらも腸に悪かったのか!? バター醤油焼きうどんばっか食べてたのが(以下略)


S先生に相談しないと!


という訳で2週間早い受診を6月8日に決めました。

あまりにも急な展開なのでパートナーも病院についてきた。


もう私の脳内では入院が決まっているような気がして、FF10の「ザナルカンドにて」という音楽が流れていた。

(ゲームを始めたらすぐ流れるオープニングのやつ)

ご飯も「最後かもしれないだろ?」と前日にエビカツサンドを食べた。

それはともかく。


マイナンバーカードを通し、再診受付をして外科ブロックへ。

飛び込みで来た事と、変な出血があり潰瘍性大腸炎が再燃している可能性があるから採血も早くして欲しいと告げたら


何故か受付さんが問診票を書いた。

何故に。

それ私が書くやつでは?

私、そんなに脂汗浮かべてました?(自覚あり)


受付さん「しばらくしたら問診の看護師さん来るんでわかりやすい場所で待っててください」

私「はい」


外科のいつもの診察室の扉前に座る私達。

すると外科のいつもの看護師Yさんが診察室から出てきて目が合ったので手を振る。

これが良かったのかわからないが。


問診の看護師さんが来ているときにS先生からの採血のオーダーが出たので、と外科の看護師Yさんが紙を持ってきた。

救いの紙ー!いや、神ー!


ちなみに問診中に左脇で体温を測ったら38℃あり、右脇で測ったら37.2℃。

看護師さん「どっち取ろう? もう1回左で測ってもらっていいですか?汗はタオルで拭いてもらって」

結果37.1℃でした。

服に熱が籠ってたのね。

ああ、びっくりした。



今日の調査兵団採血部隊の私の順番は59人目。

調査兵団のスキンヘッド団長に当たりたくて、必死に祈る。私の腕から血が取れるのは団長だけなんだ……!

祈りは天に通じたのか、紙一重で団長に当たる。(他のブースも同時に空いていた)


団長「久しぶりやな。いや、そうでもないか」

私「5月の末に採血されてますね」

団長「あの時の跡残っとんのか。えらいすみませんなぁ。その近くでもええですか」

私「はい」

この人が団長なのは40年か50年近いキャリアの持ち主だからね。針を刺す時も躊躇いなく、そして正確。痛くない。

今日もほぼ無痛で採血終わり!


外科ブロックに戻ったらやけに焦ったパートナーがこう言う。


パートナー「私、のんびり座ってたけど、付いていくべきだったかな!? れん にLINEしようかとも思ったけどとうらぶしてるかもって思って……」

私「今空いてるけどさっきまで採血ブース満席だったからそれでいいんだよ」

パートナー「そう? あ、お手洗行ってきていい? 荷物置いていくから見ててね」

私「分かった」


数秒後

ガラッ(外科診察室の扉が開く音)


外科看護師のYさんが手招いてるー!

パートナーはトイレー!どうしようー!

仕方なくパートナーの荷物も持って診察室へ。


S先生「おはようございます。2週間前倒しで来たけど何があったの?」


私「おはようございます。お通じは黒いんですけど、一昨日変な出血があって……」


(事前に撮っておいた紙パンツ2枚の中の血痕写真を見せる)


S先生「ほう。体重は?」

(体重の6ヶ月推移を見せる)


S先生「112.3kgかぁ…」

私「6月4日に消化器内科の先生から総合診療科の先生に渡りを付けてもらったんですが、診察自体は7月2日です」


S先生「そうそう、総合診療科に回るんだってねえ。んー、これは うすらいさんに納得してもらう為に内視鏡検査しよっか」


私「今日?」

S先生「はい」

私「いつ?」

S先生「時間があき次第」

私「わかりました(ん?言い方が何か)」


(パートナーからLINE。診察室に居るから入ってこい、内視鏡やると連絡)


ノックの音の後に「失礼します!」とパートナー入室。

パートナー「いつもお世話になっております」

S先生「ああ、いえいえ」

挨拶合戦もそこそこに、S先生は内視鏡検査室に電話。


S先生「今手隙なんですけど、内視鏡検査出来ますか? うすらい れん さん、【前処置(ぜんしょち)なし、浣腸なし、麻酔なし】で………あ、今空いてます? じゃあ行きます」


前処置とはピコスルファートなどの下剤でお腹の一斉お掃除をする事で、

浣腸は腸の終わりの方だけをお掃除する事で、

お通じは朝にするんと殆ど出る私には必要ないのでいつも省かれてますが、麻酔もなしかよ、と思ったり思わなかったり。

麻酔は第1回目以降使われてませんが。

強いね!うすらいさん!


S先生「今ちょうど内視鏡室が検査の部屋を作ってくれるらしいから行ってくれる? 私も行きます」

私「はーい」

パートナー「ありがとうございます」


とことこ、と歩いて超音波検査室ブースへ。

道すがらパートナーに謝られる。


パートナー「ごめんね、れん が急に催してトイレにでも行ったのかと思って、私、元の場所に座ってた。まさか診察室入ってるなんて……」

しゅんとしてて可愛いなおい。

謝る必要は無いのに。

寧ろすぐLINEできなかった私も私。


超音波検査室に到着。

指輪2本を外して財布に入れる。


ほどなくして看護師さんに呼ばれて更衣室へ。第9回大腸内視鏡検査開始です!


看護師さん「こちらで好きなサイズの検査着に着替えてもらってー(この時点でLLの棚を漁る某RPGシリーズの勇者のような私)、検査用パンツも置いときますんで履いて下さいねー」

私「はーい」


検査用パンツは破れやしないだろうか。

それより入るか……入らない!!!

大事な部分と下の毛しか隠せてない!!!

尻側なんて殆ど見えてるようなもんだ!!

これ、履く意味あるのかね?


とりあえず恥ずかしい検査用パンツ姿を隠す為に上から検査着ズボンを履くが


パッツンパッツン!!!!!


しゃがんだりしたら北斗の拳みたいに弾け飛びそう!(少し大袈裟に書いてます)

検査上着も着方忘れてワタワタしてました。

出陣の自撮りもパートナーに送っていざ検査室へ!


いつも通り検査着ズボンを脱いでみるが、尻が殆ど丸出しになってたんじゃないかな?

後で聞いたらS先生も背後から見て「パンツの意味あるかな?」と思ってたらしい。


いよいよ検査台に横たわり、S先生が検査パンツを破り、私の強く力の入った尻たぶをよいしょォ!!と持ち上げて肛門に麻酔ゼリー(キシロカインゼリー)を塗られ、


ぐいぐい、ドスッ……!!

(尻の穴に指を突っ込まれた)


私「痛い痛い痛い!!!!」

看護師さん「フーッて息吐いて、フーッって」

S先生はお構い無しに指をぐりぐり回してます。もちろん私の肛門の中でです。


指が抜かれたかと思ったら内視鏡が入って……来ねぇ!

skin(スキン) tag(タグ)こと、皮垂(ひすい)の所為で迷子に!


S先生「あれ?あれ?どこかな?あれ~?」

私「痛い痛い痛い!! そこじゃない!痛い! あ、入った?」

S先生「入ったよ」

痛みのあまり、タメ口です。


しかし今度は物凄い便意。

勿論カメラのせい。


S先生「うすらいさん、すごい腸きれいだよ」

私「え、本当ですか」

私の目は痛みと便意で半分閉じ、いつも汗だくの額は脂汗に塗れていた。


S先生「うん、いつもなら入口の辺り荒れてるのにそれも無い。という訳でS状結腸だけ診て終わり、と。きれいな寛解状態です。ただすごい切れ痔」

私「切れ痔……」

S先生「腸に入れた空気を抜いておしまいです。じゃあ、また外来で」

私「はひ、ありがとうございましゅ」


看護師さんが温かいおしぼりをくれたので、更衣室で裸になって尻を拭いたら、血が直径5cmくらいの大きさで付着しました。

拭いても拭いても血が止まらないので諦めて紙パンツを履きました。


服を着て、更衣室を出てパートナーと合流。フラフラします。腹痛てぇ。


この後の記憶は腹が痛すぎて定かではありませんが、パートナーに「きれいな腸だった。寛解。ただ、ものすごい切れ痔」と言った気がします。


外来に着いて暫くして呼ばれて、後はパートナーとS先生の会話を痛む腹を撫でながら聞いてました。


S先生曰く、肛門の皮膚が垂れ下がって出来る「皮垂(ひすい)」が大きくなりすぎて専門家のS先生でも肛門を探すのが難しくなってると。

この話はしてないのですが、皮垂を除去するのは外科手術しかないのです。

今の私の体重では麻酔が効きにくくなってるだろうからどうにかして痩せろ、とのお達しでした。


S先生が半泣きで「とにかく痩せてぇ~」と言ってたのだけ覚えてる。


あとは、ヘモグロビンの値が12.8まで戻ってたけど、出血してるんでフェロミア(鉄剤)は朝晩1錠から朝1錠だけに。


血液検査の結果もダントツで良くて、crp0.05。血沈(けっちん)1時間後で8。2時間後は18。ものすごい寛解状態です。


あと、記憶に残っているのは、

私「きれいな腸見せてください」

と大腸内視鏡検査の結果写真をねだったことかな。

本当にピンク色できれいな腸でした。

そして排泄物もほとんどこびりついてなかったです。

パートナー(酷い便秘体質)が「私の腸よりきれいかも!」と言っていました。


そういえばワセリンの効能についてですが、切れ痔はとにかく保湿しなければならないのでワセリンが1番いいそうです。

アズノールは消炎作用を経皮吸収してしまうので乱用はいかんと。

朝晩ヘモレックスを入れて、それ以外はワセリン。

しかも油性のワセリンならしっかり定着するそうなんですが、白色ワセリンと何が違うのかはよくわからない。

とりあえず今月22日の通院は無しになり、8月3日に通院となりました。


他の科には通うんだけど。

とりあえず今回はここまで。

後半の診察室にて、S先生が言った言葉。

S先生「うすらいさんに納得してもらう為に内視鏡入れました!」


私達の中で呼び方が「えす先生」じゃなくて「サド先生」に変わった瞬間でした。


あとAIなんて信用出来ない。

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