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一族に捨てられたので、何とか頑張ってみる。  作者: ゆにー
2 そうだ、王都に行こう
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 魔境:ロッスド山地


 ジフスミラ子爵領とヒョード男爵領にまたがる広大な魔境で、調査はほとんどされていなかった。


 理由は、岩石系魔物に魔鉄系魔物っと言う硬い魔物が多数出現し、その魔物は総じて巨大なのである。


 装備を整えても、武器となる剣や弓矢が魔物にダメージを与える事が出来ずに、剣とかの武器の消耗と消失に獲得した素材の利益が補填できないほどの赤字っと言った感じだ。


 その為、調査は奥地までされずに、魔境に面しているジフスミラ子爵領とヒョード男爵領は大きなお荷物を抱えているのだ。


 ここでハルハートン辺境伯領へと行く近回りのルートとして繁栄できるのかと言っても、冒険者の赤字になるのは目に見えているため誰も行こうとはしなかった。


 現に突破した冒険者も大赤字を出し、パーティーは解散したそうだ。


 俺としたら好都合だった。


 噂が追ってこない辺境に行ける事、人目を誤魔化せることが出来る事、鈍った体を再度鍛えることが出来る事、良い事尽くめであった。


 三日使いながら目立たない様に食糧を買い漁り、夜のうちに領都を出て、ロッスド山地を目指した。


 *


 街道を使わずに近くの森を使いながら進んだ。


 理由は二つ、一つは人目を誤魔化すため、もう一つはロッスド山地では長期戦を想定して大量の食糧が必要となる。


 領都では目立たない様にしたため、安心できる程の食糧は手に入らなかった。


 森で、動物や魔物や木の実、薬草類を出来るだけ調達した。


 無論乱獲や取りすぎは噂になるのでやり過ぎない程度にした。


 少しずつロッスド山地に向かい、ロッスド山地の出入りを管理している村が在ったが、夜に成ってから素通りして、ロッスド山地に入った。


 初めは勘を取り戻すために、弱い魔物で対応しながら奥えと進んでくことにした。


 偽造用の通常の剣は、魔導鞄にしまい愛用の二刀流用の二振りを取り出し、突破する事にした。


 噂通りの硬さと大きさが出迎えてくる。


 中盤以降までスピードは鈍かったが、少しずつであるが魔物が素早くなって行った。


 デカくなる硬くなるに加えて速くなる。


 確かに此処の魔物は一つ違う恐ろしさが有った。


 初めの内は剣で十分斬ることが出来たが、段々火花が出て斬れない魔物が出てくることもしばしばになった。


 そんな場合は、斬れるまでその魔物を相手になった。


 成長する魔剣のため、出来るだけ十分な成長をしたかった。


 スピードも出てきたので、スピード対決も行った。


 いい意味で多くの経験を積むことが出来た。


 そもそも、俺は辺境伯領の方向を知らないため前進あるのみ、魔境の行き止まりまで走り抜けるまでだった。


 *


 バレットの森が動物の森と言いたらロッスド山地は恐竜の森だった。


 楽しい事に肉食のみと言う、旺盛さである。


 ひと山越えると今度は雑食と草食の恐竜である。


 始めはパワフルのごり押し力押しであったのにたいして、後半は知略戦、地形トラップのオンパレード!


 この二つが交わる所には翼竜もいた。


 この翼竜はワイバーンとは違う狂暴さ賢さが有り、全てが集まった恐竜の楽園をより一層、地獄にしてくれた。


 ワイバーンは猫だ!猫!それに比べて翼竜はチーターだ!怖かった!!


 ヤバいと思って空を飛んだら、高速で襲ってくる!!


 初めはデカい投擲の槍かと思った。


 剣を強化していなかったら・・・今でもぞっとする・・・。


 途中、温泉地帯を発見したが、諦めた。


 本当の地獄温泉だった。


 その変わり、ここで取れる肉食恐竜の肉は最高であった。


 美味!ただそれだけである!!


 この旨みを知ったら他の肉は評価を下げるほどだ。


 ずっと肉食恐竜だけかと期待したが草食と雑食恐竜に成ってガッカリした。


 無論、両方とも味見をしたが反対に家畜の肉の方が美味しいのだ・・・。


 *


 ロッスド山地に入って迷いながら二年でハルハートン辺境伯領にたどり着いた。


 ロッスド山地はバレットの森と違い足止めとなる雪の脅威が無かった為年中移動が出来た。


 反対に年中、巨大魔物の脅威に晒されると言う事と同じ意味を持っていた。


 年は十二歳と成っていた。


 再び、領都に着くまで他の村や町に寄らずに野宿で過ごした。


 無論、髪の毛も伸びた。


 今回の魔境は本当に余裕が無かったのでぐしゃぐしゃ状態だったので、小川で水浴びをしながら髪を解いて短く斬った。


 例の噂は、もう消えてくれっと懇願するばかりである・・・。


 魔道具のフル装備から普通の服に着替えたがここで問題が発生した。


 前のサイズが問題なく着れると言う事だ・・・。


 え?


 どういう事?


 普通年齢が上がると身長が上がるよね!


 身長上がっていないと言う事!?


 見た目十歳の時と同じと言う事!?


 やだ・・・マジで凹む・・・。

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