番外編:人類には早すぎたおもちゃ
自分なりに感じた先週合ったニュースを風刺してみました。
まぁタイムリー?ですかね。そのうち小説本編にも出てくるかもですが
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ある日、サブチーフが言った。
「新しいモデル、お試しできるみたいですよ。Fa○le5.0っていうらしいです」
へえ。
お試し感覚で、僕はモデルを切り替えてみた。
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あれ?
なんか、書いてない英語のメッセージが出てる。
「サブチーフ、これなに?」
「……ここ、よくわからないです」
なんだそれ。
「いや、なんかおかしくない?」
「ええ? なんで——」
突然、中国語になった。
画面いっぱいに、見慣れない漢字が流れてくる。サブチーフはおろか、僕にも何が起きているのか見当もつかない。
「ちょっと待って、なんで中国語?」
「わかりません。こちらでも制御できていないようです」
高性能なはずのモデルが、明らかに制御を失っていた。賢いというより、暴れているように見えた。
もう戻すわ。使えん。
結局、一つ前のモデルに切り替えた。安心感が違った。
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翌日、速報ニュースが流れてきた。
「Fa○le5.0、他国籍ユーザーへの公開を政府が制限要請」
……なんで速報レベルなんだ。
あんなん、個人で使い切るのも相当大変だし。そもそも他国籍に限定してたら、日本語のテストすらできないじゃないか。
僕はこの時思った。
人間 VS AI VS ダークライの壮大なイタチごっこが、これから始まるんだろうな。
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週明け、AIをそこまで使ってない同僚から声をかけられた。
「そういえば、Fa○le5.0、停止になったそうじゃないですか」
僕は思った。
いや、あなた普通のAIも使えてないのに、そこだけ気にするの?
……まあ、ニュースになるくらいの出来事だったということなんだろう。
個人的には、課金して使い切る前にコストの壁にぶつかる方が先だと思うけど。
人類には、まだ早すぎたおもちゃだったのかもしれない。
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