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第58話 静かな潜入、終了のお知らせ

「うわっ」


鞭を振り回す看守と逃げ回る翔。


看守が持っている鞭はただの鞭ではない。威力が有り得ないほど高いのだ。


翔が鞭を避けた跡 後その鞭は壁に当たり壁にめり込んでいた。


「なんかメリメリ言ってるんだけど、、」


翔が壁を指さし言う。翔は途端に青ざめる。


鞭と壁で壁が負ける物が人体に当たったら粉々になってしまうと想像した翔が必死に避ける。しかし小柄な看守は絶対にここで仕留めたいようだ。


恐怖の鬼ごっこ!ここに開幕!!


同時刻天空神vsメネシス。決着は着きかけていた。


天空神はメネシスの手首と足を押さえつける。


「メネシス。貴方の技はもうお見通しよ」


「ふふっなんでわかったのかしら」


「簡単な事だよ。貴方の能力は目で鎌を操ることでしょ?」


恐らく手を動かしていたのは混乱させるためのフェイク。

そして目の向きにも規則性がある。

メネシスの目の向きと逆方向から鎌が来るのだ。ただ接近戦だとフェイクが使えない。

接近戦を得意とする天空神でなければ気づかなかっただろう。


「さすが五大神サマね。しかも貴方はその中で創造神様と同格レベル、、やはりあの噂は本当だったのね」


メネシスがニヤリと口角を上げる。


そんなメネシスの表情に天空神は首を傾げる。


「噂?」


天空神がメネシスを縛り上げながら言う。


「貴方聞いたこと無かったの?教えてあげよっか?」


そんなメネシスの言葉に天空神は口を開ける。


「いいえ!教えてもらわなくて結構です」


「なんで?」


今度はメネシスが首を傾げている。そんなメネシスに天空神はにこっとする。


「噂程信憑性の低い物なんてないでしょ?それに噂は尾びれを引くものだからね!」


そんな天空神にメネシスはため息をつく。


「あんたはバカなのか頭がいいのか分かんないわ」


そんなメネシスに天空神はすかさずツッコミを入れる。


「まぁバカと天才は紙一重と言いますから!」


そんな事を話しながら柱とメネシスを縄で括り付ける天空神。その作業ももう終わったようだ。


「でも20分も五大神の天空神であるディオーネ様を足止めできるなんて光栄だったわ」


メネシスが口角をニヤッと上げている。そんなメネシスに天空神は何かがゾクッとしたのを感じた。


「何が言いたいの?」


「あなたはもう20分もここにいるのよつまり私の優秀な部下が貴方の仲間を殺す時間が十分にあったと言えるわ」


(早く行かないと行けない事なんて私が1番分かってる)


そう思いながら天空神は自然と歯ぎしりをしていた。


しかしメネシスをこのまま放置するのもダメだ。部下が来て縄を解く可能性もある。

かといって一緒に連れていったらそれこそ翔に合流する前に捕まる。


(ん、、?捕まる?)


天空神はたった今閃いた。


(私って神なわけじゃん?その中の五大神なわけじゃん?強いじゃん?私!私がこの監獄の人たちに捕まるわけなくない?正面突破で行けるんじゃない!?)


その結果。


「全く、、頭のネジがぶっ飛んでるよ」


メネシスの顔が真っ青であるが天空神は気づいていない。


「へぇそりゃどうも」


なぜなら、縄に縛り付けたメネシスを背中に背負って走りまくっているからだ。


メネシスはこの監獄のトップだ。天空神に攻撃をするとメネシスに当たる可能性がある。それは看守達は避けたいだろう。


なら、メネシスを背中に背負いながら素早く走れば正面突破できる。


これが天空神の考えだった。


(もう静かに潜入するのはもう無理だから早くここを抜けないと、、)


今天空神は建物の地下7階から地上6階まで進んでいた。


メネシスに聞いたところ翔達がいるのは地上7階らしい。


「待ってて翔!今行くから!」


そして天空神が7階のドアを開けた時底にとんでもない光景が広がっていた。

メネシスのミニプロフィール

復讐と報いの女神。役職は監獄の管理者。

身長:168cm

好きな物:天秤

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