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第57話 必勝法

小柄な長官は背中から長いある物を出す。


「え、なにやって、、」


翔はゴクリと喉を鳴らす。


そして小柄な長官は口を開ける。


「僕はメネシス様の鞭だ。今から貴様を拷問する」


そう言って小柄な長官は背中から長く太い鞭を取り出す。少年の身長の半分以上の長さがある鞭に翔は怯む。


「ぎゃぁぁぁなにそのぶっとい刀ぁ!」


翔がパニックになるのも無理はない。自分の目の前で太く長い鞭を突きつけられているし、そもそも背中から鞭を出すなんて思わないからだ。


「君は侵入者の仲間だろう?」


「違うって!」


(何やってんだよ翔〜)


天井から見守るミスジェロ。強すぎる鞭vs人なんか勝負がつくのは時間の問題。そんな絶体絶命の2人の前にミスジェロはある物を発見する。


一方その頃天空神は、、、。


「うそぉーでしょぉぉぉ!!」


この叫び声は天空神の声ではなく、メネシスの声だ。その声には驚きというより、信じられないものと戦っているという恐怖の感情が混ざっている。


メネシスのどこから来るか現状分からない鎌を足で跳ね返したり、勢いがあるのにも関わらず手で鎌を握り潰していた。


そして現在腕と足が使えない状況で天空神が歯で受け止めたことによりメネシスがドン引きしている状況だ。


「何よ!地獄の監獄の管理人がこんなんで驚くとはね!」


天空神も負けじと煽っているようだ。


「いや普通に驚くでしょうが!?」


天空神はまだまだ体力が余っているが、早く切り上げたいメネシスが両手を振りかざす。


「本気だすから」


「そう」


本気で天空神を殺す気でいるメネシスと落ち着いている天空神。


しかし天空神は脳内フル回転状態であった。


(私はもう長く持たない。精霊の数が徐々に減っている。メネシスには私の怪力で誤魔化してるけどそれもいつまで持つか、、)


直後天空神は自身の精霊からメネシスに向けて攻撃を放つ。メネシスは天空神の接近戦をしている最中であったがメネシスは目を左に向け、直後右から鎌が来る。


「どこから攻撃しているの?ついに手が狂ったかしら」


メネシスから見たら無意味な攻撃でも天空神にとっては確実にメネシスに勝つ勝利の一手となっていた。


「なるほど、だから接近戦が苦手なのね」



その天空神の言葉にメネシスは背中の冷えを感じる。



そして天空神は再びにやりと笑う。


「私の勝ちよ」


「なぁ翔元気かな」


「もう8月中旬終わるけどあいつ大丈夫か?」


そんなことを喋りながらアイスを食べる花登と湊であった。

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