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第56話 翔の潜入捜査

時は少し前に遡る。


天空神とメネシスが戦闘を繰り広げていた頃。


「おいお前」


「あ、はい」


翔は白黒のボーダー柄の囚人服を着せられた。胸には囚人番号が記載されている。


「お前は今日から777番だ」


「お!ラッキーセブン」


「あ?口の利き方がなってない!!」


777番って、、。


ラッキーセブンと答えたくなる気持ちはミスジェロにもわかった。


ただ心の中に留めておくのが最善なのではないか?と思いつつミスジェロは今天空神とはぐれたことを翔に伝えようと予め決めておいたサインを出す。


「話 が あ る」


ミスジェロは警官がいない隙に天井からコンコンと音を鳴らす。


そして話を聞こうと翔は耳を傾ける。


「おいどうしたんだ?神様は?」


「それが、、はぐれちまって、、」


「は?なんで?」


翔は頭を抱えて絶句している。


(何やってるんだよ神様!?折角潜入できたところなのに!)


その時後ろから長官かやってくる。


そして翔は思う。


(あれ?なんかノリで潜入できたけどこの監獄セキリュティガバガバで大丈夫か?てかなんで俺捕まったんだ?)


そんな事に疑問を抱きつつ翔は長官に番号を呼ばれ、ついて行く。


「これから尋問を開始します」


「尋問?」


「君の罪は公務執行妨害及び天界の空気を乱したというところだ。」


「あぁそうですか」


「そして君はこれから監獄に入ってもらうよ」


さっきから翔を尋問しているのは翔より小柄な青年だ。見た目は中学生のようだ。


「着いてきて」


言われるがままついて行く翔。天界の牢屋とは一体どんなものなのか若干ワクワクしている。


罪人が沢山いる洞窟を通り過ぎるらしい。

洞窟の中に入ると沢山の看守が居た。罪人達のギラついた目が怖い。


そしてあるものが目に入る。


「すいません。なんですかこれ?」


それは人目見ただけ長い年月を感じさせる壁画だった。それには銀色の長髪の女と周りには小さな少女達が描かれている。


その翔の言葉に小柄な長官は「そんなことも知らないのか」と言い、ため息をつく。


「その銀髪の女性は原初神アイテール様だ。壁画に傷はつけるなよ」


小柄な長官が言う。


(アイテール?原初神?なんだそれ、、後で神様に聞いてみるか)


翔がそんなことを考えていると、何やら看守達がざわつき始めたのがわかる。


『現在侵入者を確認相手は五大神』


天井のあらゆる場所から放送が入る。その放送に翔は動揺する。瞳がわずかに見開かれたのだ。


しかしバレてはいけないのですぐ表情を変える。


そんな翔の前に先程の小柄の長官立ちはだかる。


コツコツと静かに靴の音をたてながら、そして、、。


「おい777」


言葉を発し、若い長官は翔の顔を下から持ちあげる。


「お前今なんで動揺したんだ?」


「え?動揺なんてしてませんよ勘違いでは?」


そして心の中で翔は思った。


(まだなんにも情報掴んでないのに詰みかけてるぅー)


そしてミスジェロも思った。


(うーんもぉー詰みかけてんじゃないかー!)


果たしてどうなる潜入捜査!

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