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60.我が家にきたらやらなきゃいけない事

祖父が手綱をとる馬車の座席へ二人で座ると、すぐに叔母さんは話し始めた。


「ノラは随分と明るくなったわね。ジョンさんの所での生活はどう?」

「すごく楽しいよ。なんて言っていいか解らないんだけど、良い物や、良い人達と一緒に過ごすと、自分まで良い子みたいに感じるんだ」

「それはノラが本当にいい子だからそんな風に感じることができるのよ。」

叔母が私の頬を撫でながら言う。


「叔母さんのレシピブック、凄いよ!また一緒にお料理しようね。カレーも作ったんだよ」

「カレーも作ったの!凄いわね。スパイスって奥深いわよね。」

「お祖父さんの村の食料品店のスパイスの品揃えは、アイピースタウンと変わらないくらい凄いよ」

「あらあら、それは楽しみね。叔母さんも新しいレシピを仕入れてきたから楽しみにしててね!スカーフとミトンもありがとう!冬に使うのが楽しみだわ」

ちょっと、ここで気になった事を聞いてみる。


「ねぇ、叔母さん。随分痩せちゃったけどなにかあったの?」

「え!!そうかしら?いつもこんなものよ。洋服のウエスト周りは確かに緩くなったかもしれないわね」

痩せてる叔母さんでも、ふくよかな叔母さんでも元気ならそれでいいんだけどね。


私の村での生活や、叔母の海外生活など、馬車の中ではおしゃべりが止まらない。

あっと言う間に村についてしまった。



村の看板を見た叔母は感心したような声をだし、村の中を馬車のままゆっくり移動するので、移動中に目に付いたものを興味深げに質問してくる。


わかる範囲で答えると、散策が楽しみだと言う。


丘の上の祖父の家に到着し、牧が立派だと感心しては、家を見ては素晴らしいと感心する。

早く、サウナと露天風呂もみせてあげたい。


「こっちです。まずはゆっくりしてね」


叔母を整えた客室に案内すると「こんな立派な客室は都会のホテルでも中々ないわ」と、太鼓判を押してくれた。


それにしても、痩せた叔母さんは随分と美人だなぁ。

祖父と並んで、美男美女で目の保養になります。



祖父は叔母のために、夕飯の前にサウナとお風呂の準備をしてくれた。


荷物を片付けて、くつろいだ頃に「旅の疲れを癒してください」と、お風呂を勧められた叔母は、「あぁ…ありがとうございます!」と、嬉し涙を流しそうなくらい感動してしまった。


もちろん、私も一緒に入り、叔母にハーブ水でのロウリュウのやり方を教えてあげる。

「いい香り!ずっと入っていられるわね。」

サウナで温まった後は、露天風呂に浸かりながらで星空を一緒に見上げる。


お風呂上がりは、フードチョッパーをミキサーのように使い、フルーツ牛乳を作ってあげた。

お風呂上がりのフルーツ牛乳は最高だよね。叔母も大喜びで飲み干していた。

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