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45.レビさんの息子さん

時間が経つのはとても早いもので、私とミリーは6歳になり、今日から学校に行く日になった。


新入生らしく、新しい生活へのトキメキを感じるかといえばそうでもなくこのまま祖父とスローにメロウに生活して行きたかった。


人は中々変化を受け入れられない生き物だと思う。

とかいって、最近の変化は目まぐるしかったのにしっかり順応してるもんね。


さて、ミリーを迎えに行こう。


この日のために注文しておいた紺色のワンピースに袖を通し、同じ色で揃えた側面にリボンがついたヘッドドレスも装着すると、発表会のお子様の出来上がり。

いやー!可愛い!


祖父と玄関で行ってきますの挨拶をしていると、黒茶色の髪の毛をした男の子がやってきた。私より少しだけ年上かな?

「ヴィンスか。迎えに来てくれたのかな?彼はレビの息子だよ」

「レビさんの。」

「おはようジョンさん。ノラ、僕はレビの息子のヴィンセントです。ノラもヴィンスって呼んでね。美味しいスフレを父さんに教えてくれてありがとう」

ヴィンスはレビさんと性格はあまり似ていないようで、凄く沢山喋る。

「父さんが今年の新入生は2人とも兄弟がいないから、迎えに行った方がいいんじゃないかって心配してたから来たんだ。ミリーも一緒に迎えに行こう」

「ありがとう!優しいね!お祖父さん行ってきます」

「ノラを頼むよ。ノラ、頑張ってくるんだよ」



「ノラが父さんに料理を教えてくれるんだって?本当に良かったよ。父さんの料理はなんていうか、素材がそのまま出てくるんだ。茹でただけの人参とかね。僕の事を考えてくれているんだけど、やっぱりちょっとね。」

「そ、それは辛いね。お祖父さんもいつも美味しいもの作ってくれるけど毎日違うものは出てこないよ」

「やっぱりそれが男の料理ってやつなのかな。ローラさんがたまに気にかけてお裾分けをしてくれてたんだけど、最近は断ってるみたいなんだ。ねぇ、今度僕にも料理を教えてね」

「私はあんまり作れないんだ。叔母さんのレシピを教えてあげる位ならできるけど。」

「それでも凄いよ。理解してないと教えられないでしょう。あ、ミリーもジナさんも外に出てきているね。ジナさんのお腹また大きくなってるみたい」

「まだまだ産まれるのは先みたいだよ」

「ノラ!ヴィンスも!来てくれると思わなかった。ありがとう」

ミリーは合流するなり、ちゃっかりと鞄をヴィンスに渡している。


ミリーの家から大通りに戻り、真っ直ぐ向かって行くと入口近くにある学校に着いた。

学校に入るなり、ヴィンスは後でね!と言うと他の男の子たちと合流しにいってしまった。

☆はくれるだけでありがたし。頑張ります。

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