32.叔母に手紙を書きます
祖父におみやげのドーナツを渡すと、大層よろこんだ。
夕食を食べながら、1日の出来事を祖父とおしゃべりする。
この日の夕食はパンとチーズとジャガイモのチャウダーでした!シンプルでいいね。
今ごはんを食べたばかりなのに、祖父はドーナツを食べている。
「このドーナツは穴が空いていて持ちやすいね。穴に棒を通して持ち運びもできるね」
「持ち運んでる間に切れちゃうよ」
ちょっと、祖父は天然なんだろうか。
「外作業の時とかに引っ掛けておいたりね」
そんなに外で食べたいのかな。お菓子のネックレスでも作ってあげたら喜びそう。
祖父がドーナツを食べ終えると、手紙を書くために辞書と便箋を借り、出来立てほやほやの私の机で手紙を書く事にした。
机はなんか、すっごく高級感あふれる艶と色味です。大事にしよう。
クローゼットはまだ作業中なのだそう。
叔母への手紙
拝啓 大好きな叔母様
まだあまりお別れをしてから時間が経っていませんが、お元気でお過ごしでしょうか?
短い間でしたが、叔母さんの家で過ごした日々が忘れられません。
手紙を書くとき、かしこまって書いてしまうのはなぜでしょう。
綴りを間違えないように、辞書を見ながら一所懸命書いています。
そうそう、お祖父さんは本当にいい人でいつも良くしてくれます。
叔母さんは汽車に乗ったら、食堂車に行きますか?
食堂車の料理は最高でした。
最後に食べたデザートのチョコレートが忘れられません。
いつか、私もチョコレートが沢山食べられるようになりたいです。
お祖父さんの家ではお祖父さんが美味しいごはんを作ってくれます。
でも、お菓子はでません。
今度お祖父さんに美味しいパンとお菓子を食べさせてあげたいな。
一緒に作ろうといったら、お祖父さんは喜んでいました。
叔母さんのパンの作り方と、何か他に簡単にできるお菓子の作り方を教えてください。
ただでとは言いません。
私は今日、パン屋さんへお使いに行き、同じ年のお友達ができました。
そして、ちょっとしたお手伝いをしたおかげで美味しいドーナツの作りかたを教えてもらいました。
忘れないうちに、自分用と叔母さん用に書いておかないとね。
作りやすい分量 8個分
小麦粉 2カップ弱
砂糖 2テーブルスプーン強
酵母 1テーブルスプーン
卵と牛乳合わせて 半カップ弱
塩 ひとつまみ
バター 2テーブルスプーン
この分量でパン生地を作って、ガス抜きしてから、8等分にしてまるめて、伸ばして、真ん中に小さいコップで穴をあけます。
それで膨らませたら、低い油の温度で揚げます。
温度を計るコツを聞いたら、生地を入れてみて沈んでからゆっくり浮き上がる位がいい温度なんだって!
ドーナツにカボチャの宝石に掛かってたお砂糖の液をかけるともっと美味しくなるはずです。
私はまだ油で揚げるのはできないと思うので、叔母さんが代わりに作ってね。
真ん中に穴を開けるんだよ。
ではお返事と、お菓子の作り方を待っています。
ノラ
ドーナツ作りが楽しかったせいで興奮してしまい、後半はペンが乱れてしまったわ。
郵便は村の集会所に持っていくと、町の郵便局まで運んでくれるみたい。




