13.叔母の家6日目 再びの電報
ご覧いただきありがとうございます。
控えめなノックの音で目を覚ます。
電報です。と声が聞こえる。
また電報が届いたようだ。
台所にいた叔母は慌ててカーディガンを羽織る。
昨日と同じ若い男性が、朗らかに叔母に挨拶をする。
ドアを開けると柔らかい朝日が部屋に入り込んできた。
気持ちのいい朝だね。
まだ早いので、叔母もカーディガンの下は寝巻きだ。
「おはようございます。今日は良い天気になりそうですよ」
「連日ごめんなさいね。助かるわ」
「今日もあえて嬉しいですよ。何かお困りの事があれば声をかけてくださいね。あと、これ良かったら。沢山収穫できたので」
ハキハキと口にしながら、男性は大きなカボチャを叔母に渡した。
「まぁ!すごい!美味しそうなカボチャね!ご親切にどうも」
叔母は笑顔で受け取るが、すぐにまた扉を閉めてしまった。
叔母は電報を読むと、驚いた表情で私の方を見た
「明後日迎えに来るって!」
祖父が明後日、我が家まで迎えにくるらしい。
「助かるけど、すっごく急だわ」
叔母は何をするでもなくウロウロ歩き回っている。
お行儀が悪い。
「お祖父さんて、どんな人なの?」
「叔母さんは会った事はないけど、聞いた話だと、困っている人の支援を率先して行ったり、人が困る事がないようにと心を配ってくださる方だそうよ。立派な方よね。」
「きっと、あなたにも良くしてくれるわ。だから、ノラも良い子で過ごすのよ」
叔母は、屈みこむと私の頬を両手で挟む。
「私はもう二度と人を傷つけません」
胸に手を当てながらはっきりと宣誓してみた。
ノラも私も、もうしません。すくなくとも故意にはしたくないです。
人を傷つけると、自分も傷つくブーメランだよね。
叔母は笑って抱きしめてくれた。
祖父は何をやっている人なのかな?
なんとなく、前世でいう政治家みたいな人を想像してしまった。
私はうまくやっていけるかしら。
ふと、遠くに目をやると、オレンジ色の異物が目に入る
あ、かぼちゃ。
読んでくれている人に感謝




