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11.叔母の家5日目 字を習います

ご覧いただきありがとうございます。

今日はしとしとと、霧のような雨が降っている。

この感じだと、一日中降り止まなそう。


昨日外出したこともあり

叔母さんも少し疲れているように見える。


私は特になにかするでもなくダラダラと、

長椅子と一体化し

叔母はパラパラと雑誌をめくっている。


「ノラはまだ字が読めないんだよね?少しお勉強しましょうか」

婦人誌をよんでいた叔母が思い立ったように言う。


確かに、ノラも私も字は読めない

失念しておりました。

字は読めて損はない

「お願いします!」

ありがたく字を教えてもらうことにした。


叔母は文字が少しだけ書かれた、絵付きの手習い用の紙を見せてくれた。

「お仕事でも使うから、たくさんあるのよ」


この世界での字はローマ字のようなもので、

反復して書けば覚えられそう。

英語のような綴りなので、

単語を覚える事と書く事が課題になりそうだ。

文法は喋っているので問題ないと思う。


表を見ながら文字を綴っていく

「初めてとは思えない程上手だよ!」

叔母は褒めてくれたが、初めての文字はミミズのはったような文字だった。


単語の書き取りをしていると、あっという間に時間が過ぎていった。


「では一緒に本をよみましょう」

叔母が、絵本を取り出したので、

二人で長椅子に座る。


絵本は勇敢なお姫様が冒険をするお話だった。

色使いがとても綺麗で、

細部まで書かれた美しい挿絵。

お姫様は頭にティアラをのせて、ドレスを着て甲冑を着けている。

馬に乗る時は、横向きだ。

勇敢さと、淑女らしさのチグハグがなんとなく面白くて笑ってしまう。


「そして、ロッテ姫は魔法使いを小さなクッキーに変えて食べてしましました。」


叔母のおかげで、簡単な字の読み書きができるようになった。

「くしゅん!」

「あら、今日は少し冷えるわよね。暖かくして早く寝ましょうね」


叔母さんが急いで作った、野菜をたっぷり入れて煮込んだ

それだけでも美味しそうなミルクスープに、

これでもかとチーズを入れたものを飲んで早めに休む事にした。

アビィ叔母さんの特製チーズ入りミルクスープと命名しておこう。


お腹もふくれてまどろんでいると外の扉からノックの音が聞こえる。


「電報です」

叔母が急いでドアの前に行き、扉をあけた。

「雨の中大変だったでしょう。ご苦労様です」

「大した雨じゃないですよ。こっちにくる用事もあったし、急ぎだって聞いていたので」

若い配達の男性は照れながら叔母に微笑みかける。

叔母は再度お礼をいうと、ドアを閉め文書を開いた。

さっと目を通すと、胸を押さえて安堵したような表情をした後、すぐに悲しそうな顔をした。


悪い知らせではないのかな。

もしかして母親からかな?

いいね、ブックマーク、そして評価してくれた方、ありがとうございます。気力をもらいました。

11話まで書いてきましたが、実はまだ使い方にも慣れていないので、読みづらい点などあると思いますがよろしくお願いします。

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