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第2話 大きな村と教会?

ノーカを先頭に、彼らは村の中を歩き回り、すべての場所をくまなく巡った。


まずは鍛冶屋からだ。


ノーカとフィンは、そこで作業をしている男性に向かって手を振った。


「おじさん!紹介するね!この子はイーファだよ!」とノーカは大声で叫んだ。


イーファはただ軽くうなずき、鍛冶屋のおじさんも手を振り返すだけだった。


「次はどこへ行くの?」とイーファが尋ねた。


「まだまだ行くところはたくさんあるよ。地図職人の家、道具屋、市場、そして最後に教会だね」とノーカは明るく答えた。


「教会?」とイーファは聞き返した。


それから彼らは、先ほど話に出た場所を一つずつ訪れていった。まずは地図職人の家からだ。


「イーファ、あれが地図職人の家だよ。中の人はめったに出てこないけど、子どもにはすごく優しいんだから」とノーカはその家を指さしながら言った。


金属の槌音が周囲に響き渡る道具屋の近くで、


「あそこが道具屋だよ、イーファ。普段はきこりや農民が道具を買いに来るんだ。隣には鍛冶屋もあるよ」とフィンがその店を指さしながら説明した。


買い物客の熱気と喧騒に包まれた市場では、


「ここは市場だよ、イーファ。みんな生活に必要なものを買いに来るんだ。珍しいものが売られていることもあるよ」とノーカが言った。


「珍しいもの?」とイーファが尋ねた。


「うん。先週、ここで木製のヨーヨーを売っているのを見つけたんだ」とノーカは答えた。


それを聞いたフィンはくすりと笑った。「ノーカはヨーヨーなんて遊べもしないのにさ。買って十分もしないうちに壊しちゃったんだよ」


「僕、大声で叫ぶおじさんのことも知ってるよ。僕にはいつも厳しく当たるのに、女の子と話す時は急に小さくなっちゃうんだ。ハハハ!」とノーカは言った。


そして今、彼らは教会に向かっていた。


市場からの帰り道、イーファは市場の道路と村の住宅街の道とでは作りが違うことに気づいた。


「この村の道路はすごく整っているんだね。さっきの市場には馬車用の石畳の道があったけれど、家々の周りは踏み固められた小道だけだったわ」とイーファは口にした。


「うん。僕たちが小さかった頃から、この村はすごく変わったんだよ。そうだよね、ノーカ?」とフィンはノーカに問いかけた。


「うん、本当だね!色々な場所が変わったよね……」とノーカは空に浮かぶ雲を見上げながら思いにふけった。


ノーカは遠くに見え始めてきた教会を指さした。「過ぎたことをずっと話していても仕方ないし、それよりあの教会を近くで見に行こうよ!」


彼らは教会へと近づいていった。その教会は石造りで、彼らは上から下まで興味深そうに観察した。


「イーファ、この教会が礼拝以外にも使われているって知ってる?」とノーカが尋ねた。


「礼拝以外?それって何?」とイーファはノーカに問い返した。


ノーカとフィンはお互いにウィンクをし合い、イーファに向かってニッと笑った。


「秘密!ハーハハハ!」とノーカは大声で笑い出した。


「そうだよ。それはきっと、僕たちからじゃなくてイーファのご両親からのサプライズになると思うからね」とフィンが言った。


ノーカとフィンは顔を見合わせて笑い合い、まだ不思議そうに首をかしげているイーファを置き去りにした。


いつの間にか……太陽は西の地平線へと沈みかけ、肌を刺すような冷たい風が吹き始めていた。


「あぁ、もうこんな時間か。そろそろ帰ろうか?」とノーカが提案した。


イーファはうなずいた。「うん。村を案内してくれてありがとう」


イーファは感謝を込めて軽くおじぎをした。


「よせよ、僕たちはもう友達なんだからさ」とフィンが言った。


「そうそう!おじぎなんてしなくていいんだよ。それより家まで送っていこうか?僕たちが送ってきたって分かれば、ガルヴァンおじいさんも安心するでしょ」とノーカは満面の笑みで言ったが, その直後、フィンに頭をぽんと叩かれた。


「確かにね。でも送ってもらうのは悪いよ、一人で帰れるから」とイーファは言った。


「ダメだよ!絶対に送っていくから。今日はイーファがこの村に来た最初の日だし、案内したのも僕たちなんだからね」とノーカは譲らなかった。


「ノーカがこう言い出したら聞き入れないからね。だからイーファ、今日だけは送らせてくれないかな」とフィンはあきらめたようにノーカの意見に同意した。


「今日だけなら……いいわ。今日だけね」とイーファは答えた。


「やったー!よし、ガルヴァンおじいさんの家がどこにあるかは知ってるから、僕が先頭を走るね!」とノーカは前を歩き出した。


フィンは「こらノーカ!走るなよ、転ぶぞ!」と声をかけた。


ノーカとフィンはイーファを連れて、ガルヴァンおじいさんの家へと向かった。


歩いている間、夕暮れの冷たい風が彼らの肌を撫でていった。


ガルヴァンおじいさんの家に到着すると、


イーファは扉を開けたが、去っていくフィンとノーカが手を振っているのを見るために一瞬振り返った。


家に入ると、イーファは頭上の温かい me の明かりに迎えられた。食卓では、母親とおじいさんがすでに彼女を待っていた。


イーファはおじいさんの隣の席に腰を下ろした。


「おじいちゃん……」とイーファは少し顔を上げて呼んだ。


「どうしたんだい、イーファ?」とガルヴァンおじいさんが尋ねた。


「さっき、この村のふたりの子に案内してもらったの。フィンとノーカっていうんだけど……おじいちゃんから直接聞かなきゃいけないことがあるの」とイーファは説明した。


「ノーカとフィンか?ああ、あの子たちか。いたずら好きだが根はいい子たちだ。それで、あの子たちは何と言っていたんだい?」とガルヴァンおじいさんは尋ねた。


「教会についてよ。あそこの教会って、礼拝以外に何に使われているの?」とイーファは尋ねた。


ガルヴァンおじいさんが答える前に、イーファの母親が料理を運び、テーブルの上に並べた。


「はいはい、話はそのくらいにして。まずはご飯にしましょう」とイーファの母親が言った。


ガルヴァンおじいさんは母親に向かって問いかけた。「モリガン、イーファは今いくつになったかね?」


モリガンさんは思い出したように手をぽんと打った。「あらそうだったわ。イーファは今年で十一歳になるのよ」


「もうそんな歳か……。


……イーファ?」とガルヴァンおじいさんが声をかけた。


「私が十一歳になったら、何かあるの?」とイーファは尋ねた。


「実はね、イーファ。あと三週間したら、教会に行ってディーン授与の儀式を受けることになるんだよ」とガルヴァンおじいさんは説明した。


「ディーン?」とイーファは聞き慣れない言葉に首をかしげた。


ガルヴァンおじいさんはうなずいた。「そうだよ、イーファ。こっちにおいで、おじいちゃんが説明してあげよう」


イーファが近寄ろうとすると、母親がそれを制した。


「ちょっと、ふたりとも。まずはご飯を食べてからにしてちょうだい。そういう話は長くなるんだから」とモリガンさんはきっぱりと言った。


「それもそうだな。分かった、ご飯を食べ終わったら説明してあげるよ」とガルヴァンおじいさんは言った。


イーファは少し口をとがらせて、おじいさんの言葉を聞いた。


「さあさあ、まずはご飯にしよう」とガルヴァンおじいさんが言った。


「うん、わかった。食べ終わったら絶対に教えてね」とイーファは約束を交わした。


「よしよし、食べ終わったらちゃんと話すと約束しよう」とガルヴァンおじいさんは微笑んだ。


「ありがとう、おじいちゃん」とイーファは言った。


その後、彼らは食事をとった。食卓には温かな空気が満ちていた。


本日は更新をお休みしてしまい申し訳ありません。

明日は日本時間(JST)18時頃に更新予定です。


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