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【完結】真壁レオは今日も重い 〜独占欲強めな白銀狼に溺愛されています〜  作者: ほしよみ
最終章

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唯衣倒れる4 真壁レオ

庭のカセボまで来ていた。


まさか

まさか妊娠するとは思ってもいなかった。


『唯衣が人族ならざるもの』へ

変化していることには気付いていた。


理由はいくつもある。

唯衣の匂いが出会った頃とは

明らかに変わってきている。

俺の発情にも当てられるようになった。

向こうの世界へ行く時には、

瞳の色が金色へ変化するようになった。

極めつけは。

獣人族の一部から、

番のように愛されるようになったことだ。

人族ではありえない。

だから

唯衣が変化していることは分かっていた。


だが

妊娠だけは別だ。

ありえないと思っていた。

そもそも獣人族と遺伝子が違う。

妊娠……


あっ!妊娠の期間は?!

人族は十ヶ月。

狼族は五ヶ月。

どっちだ?

当てはまらない?

唯衣は大丈夫なのか。

本当に狼族の子を産めるのか。

しかも。

双子。


双子?!

俺と唯衣の子が

一気に二人?!


そこで脳が止まった。


いや

止まらなかった。


脳内の俺が盛大にパレードを始めた。

絶対可愛い。

間違いなく可愛い。

唯衣に似ても可愛い。

俺に似ても可愛い。

二人とも唯衣に似たらもっと可愛い。


待て。

待て待て待て。

何を考えてる。


まずは唯衣だ。

無事に出産できる環境を整えるのが先だろう。


仕事。

辞めるか?

辞めよう。

今すぐ辞めよう。

リモート勤務をしている場合じゃない。

北米どころじゃない。

NEXUS PROJECTSどころじゃない。

世界経済も知らん。

唯衣の方が大事だ。


はっ!

唯衣は?

俺は勢いよく顔を上げた。

唯衣が目を覚ました時。

俺が側にいなかったらどうする。


妊娠のこと。

双子のこと。

最初に伝えるのは俺だろう。


何をしている?!

俺は!

本当にバカだ!!


そう思った瞬間には、

もう寝室へ向かって走り出していた。

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