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【完結】真壁レオは今日も重い 〜独占欲強めな白銀狼に溺愛されています〜  作者: ほしよみ
第一章

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真壁家に挨拶に行く6

「御影綾乃について話しておこう」

ひとしきり話が落ち着いた頃。

玄狼が静かに切り出した。

「気になっておるだろう」

レオと唯衣を見る。

二人は黙ったままだった。

玄狼は小さく頷く。

「禁薬の使用は重罪じゃ」

「それを知らぬほど愚かな者ではあるまい」

銀灰色の瞳が冷たく細められる。

「御影家は破門」

「国外追放」

「当主は鞭打ちの刑じゃ」

唯衣が小さく息を呑んだ。

玄狼は続ける。

「命までは取らぬ」

「じゃが、一族としては終わりじゃな」

その声には感情がなかった。

獣人族の長としての判断。

ただそれだけだった。

だが。

「本来なら」

玄狼の声が低くなる。

「もっと重い処分もできた」

レオの耳がぴくりと動いた。

「腸を引きずり出しても足りぬ」

「わしのレオに……」

「可愛い唯衣ちゃんを泣かせた…」

「万死に値する」

銀灰色だった瞳が、

じわりと金色へ染まり始める。

部屋の空気が張り詰めた。

「長」

景が静かに声をかける。

「その辺りで」

「唯衣様もいらっしゃいます」

数秒の沈黙。

そして。

「……はっ」

玄狼が我に返る。

金色が消え、

再び銀灰色へ戻った。

「すまんな」

小さく咳払いをする。

「少々感情的になった」

景が心の中で思った。

少々ではない。

しかし口には出さない。

「つまりじゃ」

玄狼は話を戻す。

「御影綾乃も御影家も」

「今後、お前たちの前に現れることはない」

「それだけは約束しよう」

唯衣は複雑そうな表情を浮かべた。

安心している。

けれど

どこか割り切れないものもある。

そんな顔だった。

しかし何も言わなかった。

一方で

レオは興味がないのか、

唯衣の髪を指でくるくると弄んでいる。

「レオ」

唯衣が困ったように名前を呼ぶ。

「ん?」

「ちゃんと聞いてた?」

レオは即答した。

「聞いてた」

そして。

「マジどうでもいい」

玄狼と景が同時にため息を吐く。

レオは唯衣の肩へ額を預けた。

「終わった話だ」

「俺は今の方が大事」

その言葉に。

唯衣は少しだけ笑った。

そしてピシャリと言う。


「レオ、すんすんダメ」


ブックマーク、いいね、本当にありがとうございます!ここに感謝を込めて記します。

少しでも執筆の励みになりますので、ブックマーク、いいね、ぜひ

押して貰えるとうれしいです。


本編の裏側や、レオと唯衣の甘い日常をXで更新中です。

小説の合間の息抜きにどうぞ。

X「真壁レオは今日も重い」

@reo_yui_archive

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