表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】真壁レオは今日も重い 〜独占欲強めな白銀狼に溺愛されています〜  作者: ほしよみ
第一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

100/178

それぞれの戦い 朝倉環3

タイムリミットまで残り二日


「大変です!」

研究室の扉が勢いよく開いた。

「神経系に異常数値です!」

「すぐ戻ってきてください!」

朝倉は仮眠室のベッドから飛び起きた。

眠ったつもりはない。

ほんの少し目を閉じただけだった。

急いで研究室へ戻る。

室内は騒然としていた。

治験開始直後。

解毒効果は確認されていた。

数値も良かった。

研究室には希望が広がった。

だから安心した。

少しだけ休もうと思った。

だが

モニターに表示された数値を見た瞬間。

朝倉の顔から血の気が引いた。

「……副作用?」

神経系への異常反応。

予測していなかった症状。

解毒はできている。

それなのに身体が耐えられない。

研究室から音が消えた。

誰もが画面を見つめている。

重い沈黙。

そして

真壁家から派遣された研究者の一人が呟いた。


「……間に合わないかもしれない」


誰も反論できなかった。

やり直し?

今から?

残り二日で?

朝倉は資料を見つめる。

構造式

反応式

実験結果

どこだ。

どこが間違っている。

統括の理論は正しい。

そこは確信できる。

ならば。

問題は何だ。

絶望が静かに広がる。

残された時間は二日。

誰も動けなかった。

研究室の時計だけが、

無情に時を刻み続けていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ