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盗賊は聖女に愛される  作者: ton
3章
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潜入


『シルヴィちゃ~ん、ほんとにこの道大丈夫~!?』

『大丈夫だ!ここは神殿の抜け道で、神官しか知らない。

神官は朝の務めがあるからもう寝ている。ここには誰も来ない!』


「…ならそんなひそひそ話さなくてもよくないか?誰も来ないんだろ。」

「ばっっかザイラス、こーゆうのはね!様式美なの!様式美!」

「はぁ……そうですか。」


神殿の脇にある茂みに入ると祠のような小さな石。

それをずらして中に入ってみれば…かなりの大きさの洞ができていた。


「ひぇぇぇぇ…お、おばけとか出ませんかねぇ~!」

結局着いてきてくれたリリーはフェイの後に着いて歩き、シルヴィは俺の横に寄り添って歩いてる。


ランプを付けて歩いて5分後、奥に白い大理石でできた扉が見えた。


「ここから中に入ると『祈りの間』の真下なんだ。祈りの間の中央の祭壇の鍵をかけたケースに指環は入れられてる。」

「トラップとかは?ないのか?」

「あたしがいた時にはなかったけど、一回鍵を開けられたから厳重には警備してあるかもしれないな。」


そう言いながらドアを開ける。

そこには暗い空間に階段がひとつ。

その階段の上には……。


『シッ!隠れて!!!』


フェイの声に反応して体を伏せる。

……ゆっくりと外を見てみれば…。



「犬?」

そこには真っ白な毛並みの大きな犬が二匹いた。


「うわー…。リードの飼ってる聖獣だ。

気がつかれたら確実にリードが来るな。…うーん。」


「シルヴィ、聖獣って??」

「ああ、リードは召喚もできるんだ。ちなみにあの二匹は近付くと噛みきるだけじゃないぞ、体が白い灰になるまで燃やし尽くされるんだ。」

「えっなに、それ怖い。」

ブルブル震えるフェイとリリー。


「多分あたしは小さい頃から遊んでるから大丈夫だ。

なんとかあいつらの気を引くから、その隙にリリーをケース近くまで連れていって解錠してもらってくれ。」

「えっ、指環の為に俺達命張るの?」

「頑張れ!」

「いや、辞めるって言うとこでしょうよそこは!!!」


話も聞かず、駆けてくシルヴィ。


「…ザイラス、お前の嫁さんの我儘だからな…。お前がなんとかしろよ…。」


「……なんとか…なると思うか?」


俺の声に、二人はブンブンと首を振った。





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