冒険者!…終了?!
ほぼ半年ぶりの更新です。
ちょっとづつ復帰したいです…。
一日でDランクに上がった俺たちは、早速簡単な魔物退治ができるようになった。
「フェイ!そっちにいったぞ!!」
「ほーらよ!」
「今ので…30匹目か、随分たまったな。」
今まで狩人をやってた俺達にとっては正直楽で仕方ない。
目を瞑ってでも倒せそうな小者ばかりだ。
「これ以上は運ぶのが大変だ。この辺にしとくか」
そうやって剣を収めようとしたけれど…
「大丈夫だ! まだいけるぞ!」
そう言ったのはシルヴィだ。
ニヤリ と笑うと目の前にドン!!!と大きな巨大な穴が出現した。
「な、何だこれ。」
フェイと覗き込むけど中は空洞。底は…見えない。
「異次元収納だ。マジックボックスとかマジックバッグって聞いたことないか?
あれは誰でも使えるように市販したもので、異次元収納はある程度の魔力がないとできないんだな、これが。」
「へー、本では読んだことあるけど実物は初めてだな。あれだろ、物が腐りにくかったりするんだろ。」
「ああ、だから気にしないでドンドン狩るぞ!いっぱい狩って売ってがっぽがぽだぁ!!!」
「おーっ!いいね!がっぽがっぽ稼ごーぜぃ!!!」
フェイもシルヴィもテンションMAXだ。
何気に朝から狩り通しなのに、どこにそんなテンションが残っているんだこの2人…。
フェイも金が絡むと全くもって人が変わるからな。
「あっ、ザイラスは休んでくれていていいぞ!あたしが魔法で捕まえてくるから!
稼いだらそのお金でセクシーで悩殺な服を…ブツブツブツ…。」
「がっつり稼いでくるから飯かなんか作っといてくれ。いくぜシルヴィちゃん!」
だだだだ~っと森へ駆け出す2人を見送る。
少し経つと、鳥がバタバタと飛び立っていくのが見えた。
森の奥からニョキニョキと木が伸びたりしているのが遠目で見える。
…あーこれ、まず、巻き込まれるヤツだな。行かなくて正解。
うん、ほっとこ。
俺はさっき狩った鳥をさばき、近くに生えていた薬草と持ってきた米を混ぜて鳥の薬草がゆを作った。
一口味見してホッと一息吐く。うん、美味い。
戻ってきたら食べさせてやろう。
俺は休憩を終えると近場で自分で狩れるくらいの獲物をできるかぎり仕留めた。
夕方、戻ってきた2人は対象的だった。
「いっぱい狩ったぞ!!さぁ換金だぁ!!」
「ごふっ…い、生きてて…よかった…。」
「まったくぅ、フェイってばスタミナないの~。」
「いや、シルヴィちゃんかなり誤爆してたからね。俺、満身創痍だからね。」
「自分の弱さ棚にあげる男はモテないぞ~!ねーっ、ザイラス♪」
そのままギルドに持って行って全部魔物を引き取ってもらった。
けっこうな額で売れてランクがAまであがった。
何より…。
「おおおおおおお~!!!!」
「報酬の1000ゴルド × 800体で、800000ゴルドです。」
目の前に積まれた金貨。
すげ…こんなの初めて見た。
「な、こんな金貨初めて見たな。これで舟に乗れ…」
言いながらフッと左を振り返れば、目をキラキラさせながらシルヴィが
「これであれとそれと買って着て迫っちゃったりしたら…そしたらきっとザイラスと一緒に…キャッ♪」
右を見れば…
「これだけあったらあれ買ってこれ買って残りはなんとか増やす方向に…」
「すみません、これ、金塊に変えてもらえますか。」
「あ、そうするとこのくらいですねー!」
目の前にはちいさな金塊が3つ置かれた。
「じゃあ帰ろうか、二人とも。」
金塊を袋に入れてニッコリ笑って振り返る俺。
「えっ、なんでだよー!」
「そっ、そうだぞ!!あたし頑張ったのに!」
「金の管理は俺がする。異論はナシで。いいな。」
この2人に任せてたらいつ貯まるかわかったもんじゃない!!
俺に言われると弱いシルヴィは泣く泣く諦めてくれた。
「ううっ…あのギルドのうさぎみたいに胸が開いてる服が欲しかったのにぃ…。」
フェイは大量の魔物を倒したシルヴィが諦めたから当然諦めざるを得なかったみたいで…。
「ああ…どうにか運用したら倍ぐらいに増やす自信あるのに…ザイラスはお固いなぁ~。」
と、時たま俺をなんとか乗せてやろうと試みている。
まったく、先が思いやられる…。
とりあえずは舟に乗る資金も貯まったことだし、これからのことを考えないとな!




