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盗賊は聖女に愛される  作者: ton
3章
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王都見物

お休みから復活です!

かくして、俺達は王と離れることになった。


「まずは王都見物からだ!!」


シルヴィと俺、フェイと3人で大きな市場を歩く。

リリーは父親と帰宅した。

夕方隣町に向かって夜はリリーの家に泊めてもらう予定だ。


「まだこの格好でいなきゃ駄目か?」

俺はスカートの端をつまむ。

「まずいってわけじゃないが、シルヴィちゃんといるならそうしないとな…、あ、良いこと考え付いた。」


フェイは近くの衣料品店に俺達を連れて入った。出てきたときは俺とフェイはいつもの男姿で。


「ザイラス!ザイラス!似合うか?!」


ニコニコと笑うシルヴィは、いつもの白いドレスではなく明るいイエローのドレス。髪は俺達にしたように魔法で栗色に変えて三つ編みに結っていた。

正直いつものシルヴィの方が俺は好きだけど、こっちはこっちで無邪気な性格と話し方が見た目の印象に合っていて悪くない。


「さーて!せっかく来たんだし!シルヴィちゃん、さっきみたいないい店教えてくれよ!」

「まかせとけ!」


ドンと胸を張ったシルヴィ。

気づいてるのかなー、これだけ店知ってるって、随分神殿抜け出してたのバレるっての…。


まずは露店をチェックだ。

串焼き屋に小物屋と色々な店を見て回る。

俺とフェイは村から殆ど出たことがない。

だからはっきりいって子供みたいに興奮するものがいっぱいだ!


「ザイラス~!お前、こんなとこまでくそ真面目やめろよな~!」

干し肉や短剣、地図など旅の必要品ばかりを見て回っている俺に対して、フェイは何に使うか分からない光る腕輪とか、見たことない肉の串焼きとか、訳の分からないにょろにょろした液体が出たり引っ込んだりする子供用の玩具とかを思いっきり買っている。


「お前ね…、俺達金なんて殆ど持ってないんだからムダ使いするなよ。」

山の中で自給自足の生活してたんだ。お金なんて見たの、あの盗賊をしてたときくらいしか…。


「フェイ、お前、盗賊で稼いだ金ちょろまかしてただろ。」

じとっ とした目でフェイを見る。

フェイはふふ~んと知らんぷりだ。コイツめ!!


「まぁでも、ここで冒険者登録してすこし金を稼ぐのも手かもな。」

フェイは"冒険者急募!!"と書かれたポスターをふ~ん とまじまじ見ている。

しかし確かにこれから舟にまた乗るのにも、これから生活するにも金はある程度必要だ。

「じゃあ、すこしの間だけやるか」

「だな。」


「冒険者ギルドならこっちだ」

シルヴィに連れられて、冒険者ギルドに足を運ぶ。

「はぁ~い!いらっしゃ~い!

あ~ら、イイ男!」

ギルドの受付には、絶対夜のお店にいたんだろ!という感じの主に胸に肉感のある金髪美女が座っていた。しかもバニーガール姿で。


「帰ろうザイラス。目が腐る。」

シルヴィが俺だけ連れてギルドをでで行こうとした。

「あらぁん、オニィさんの妹さん?可愛いわねぇ!やきもち?」

「い…いもうと…。

た、確かに私にはそんなに…ないが!くうっ!」


シルヴィはかなりショックだったみたいだ。

自分の胸と相手の胸を交互に見比べ、悔しそうな顔をしている。


「いや、俺別に巨乳好きとかじゃないから」

「本当か?!」

パアッと明るい笑顔を見せるシルヴィ。


「は~、男はみぃんなそう言うのよね。」

「悪いな!俺は巨乳のほうが好きだぜ!!」


フェイとお姉さんの一撃にせっかく上がったシルヴィのテンションがだだ下がった。



…まったくこいつらは。


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