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盗賊は聖女に愛される  作者: ton
2章
30/53

戦いの終わり

今回はフェイ視点です。

ドガァアァァアン…!!!!!



リリーちゃんと一緒に一階下でザイラスとシルヴィちゃんの遺体の弔いを待っていたら、いきなり大きな爆音が鳴り響いた。


「えっ…なっ、なんの音でしょうかっ!!!」

「チッ…わからねぇけど、上がかなりヤバイことになってるらしいな」


どう考えても今の音はこの建物破壊してるだろ。


俺は駆けていきたいのを我慢して様子見しながら最上階に上がる。リリーちゃんがいるんだ、俺だけじゃこんな爆音出すような戦いに参加してる奴等から守りきれるわけない。


最上階に上がると弔いは終わっていたのか死体などは一切ない。

建物も通路から見る限りは壊れてないから、奥の角部屋で戦ってるんだろう。


俺は考える。

入っていくのはかなりの確率で戦いの邪魔になる可能性が高い。

うっかり人質にでもなろうもんならあのザイラスのことだ、反撃できずに全滅だ。


ただやっぱりどうなっているのか気になる。

死んでないだろうな、まさか。


いくら聖女と魔王とはいっても、こんな頑丈な鉄の要塞のような建物壊すくらいの戦いの相手だ。


俺がうんうんいいながら悩んでいると、


「あっ、多分こっちにいるみたいですよー!」

リリーちゃんが気にせずドアを開けるところだった。

「ちょ…また開けちゃ…」


ダメだ そう言おうとした時。






「い…いやぁぁああぁあ!!!!!!!!」





シルヴィちゃんの悲鳴が聞こえた。


あわててリリーちゃんを押し退けてドアを開けると。




「……ザイラス!!!!!!」




そこには少年と、魔王の姿になったザイラスの姿。


少年の腕は易々と、ザイラスの腹を貫き、背から少年の腕が見えていた。



ボタリ ボタリ と床に落ちる大量の血。

少年が腕を抜くと、そのままグシャッとザイラスは床に落ちて動かなくなった。



「ザイラス!!お前、死ぬんじゃねえ!!」

俺はザイラスにあわてて駆け寄る。



「あ~らら、お邪魔虫が来たね。


本当はその女、消しちゃおうと思ってたけど、君のバカさ加減に免じて今日は引いてあげるよ。


……まぁ、いずれは、殺すけどね。」



少年はニヤリ と笑うと



「なんっ……」

バサリと、ザイラスがいつか出した黒い翼を背から出した。



「せいぜい足掻けよ。


死の淵までさ。」



少年はそのまま、壊れた天井から飛びさってしまった。


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