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Ep.7 マナー違反、釣り場を荒らすな!!

昨日の釣果がゼロだった俺は今日の朝釣りに行かずゆっくりと眠っていた。


ニヤァあああああああッッッ!!!

ニヤァあああッッッ!!!ニヤァあああッッッ!!!

「うるせぇ、獣人共!!!今何時だと思ってんだ静かにしろオッ!!えええぇぇぇえ?!?!」


猫族が泣き叫んでいる方向を見ると、湖に巨大な蛇?!のようなモンスターがうごいていた。いや、それは問題ではない。問題なのは岸に多量の川魚の死骸が流れついていることではないか。

問題はそれだけに留まらず湖面には毒々しい紫色の油??みたいなものが点々と浮いている。双眼鏡であたりを見回すと水場の近くに小動物たちの死骸も見えた。


(あの蛇が原因か???いやあれは蛇なのか??)

サイズ的に龍と呼んでもおかしくない大きさ。

あれは一体、、、。


「大変だ!湖にヒュドラが出た、緊急クエストだ!早く着替えて討伐するぞこの寝坊助!!!」

エリゼは鼻息を荒くし、王都で新調した剣を抜く。


「ヒュドラってやばいやつだよね。ギリシャ神話とかで出る」


エリゼは首をかしげたあとため息をつく。

「ヒュドラがヤバくないはずなかろう。ギリシャ神話が何なのかは知らんが、あれは猛毒を持っていることは子供も知る常識だろうよ。幸いあの個体はまだ幼体、首は1つしかなく毒が弱い。今のうちにやっつけるんだ!」


何がこいつを掻き立てるのか、勇者ごっこに憧れるエリゼを尻目にふと思い出す。そう言えば昨日から猫娘エレナの姿が見えない。折角だ、見つけたら討伐任務はあいつも道連れで参加させてやる。そう思って獣人族のキャンプにエレナを探しに向かう。 


「にやぁぁあ〜、ご主人何のようにゃあ??」


「え、お前クッサ!風呂は入れ風呂!つかお前そんなダラしなかったか?!語尾もニャーニャーなってるし」

エレナは今までずーーっとゴロゴロしていたらしく、近くにいた獣人たちに事情を聞くと獣人族のメスは気の許せる異性が近くに現れると語尾も生活スタイルも猫そのものになるらしい。いったい相手は誰だよ傍迷惑な。


「ご主人〜〜メシくれにゃぁ~飯ー。」

嘘だろおい、マジでおろして三味線にするぞクソ猫。どっちみちヒュドラのせいで湖の水は使えないから風呂も無理か。 


討伐クエストを拒否するエレナを引きずり、今朝皆に知らされた討伐隊集結地点に向かう。指定の場所には既に規程の人数が揃っていた。グロディーが討伐方法を説明し、陣形を組むよう指示したその瞬間。

 

「ニャアアアッッ!!!」 

「お、おい待て!!」

猫娘エレナが湖に向かって駆けてゆく。いや、スピードが早すぎて若干宙に浮き水面を走っている?!?!


「︺%$+#@&®£¢©€ッッッ!!!!」

エレナが猫語の詠唱を唱えると彼女の爪は剣の長さまで伸び、鋼鉄化。20メートル上空まで跳び上がり、そこから落ちる木の葉のように回転。一瞬にしてヒュドラをバラバラに斬り刻んだ。

トドメはヒュドラに再生する間を与えず心臓を喰い破った。


ヒュドラをたった一人で倒したエレナは一体何者なんだ?!?! 心臓を噛みちぎった際、ヒュドラの生き血を飲み込んだエレナはその場に倒れ、2日間ほどトイレの住人となった。


こうして、釣り場を荒らすマナー違反モンスターを駆除することに成功した。しかし問題は残されていた。そう、ヒュドラに汚染された湖の水質問題だ。

以降、平日の午前3時か午後5時以降の投稿になります。よろしくお願い致します。

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