三浦安針
家康殿に呼び出されたよ。
そのほうが西軍の残党どもを、海外へ連れ出し、徳川への反乱を企んでいると、南蛮人から密告があった、事実か
明がポルトガルとしか交易を許可しないと言うから、貿易の窓口を任せていた、ポルトガルの残党がいた。明と取引する時だけ使っていた。三文役者どもが
おとなしく交易している芝居をしていれば良いのに、それが、主人に逆らうとは、貴様らの国、今頃マゴーネ閣下が着々と滅ぼさんとしておるわ、帰る国がなくなっていることに気づいたら、どうする気だ
はい、この国に居場所のなき者たちを連れ出し、未開の地にて土地を切り開いております、何が問題でしょう
それでは、戦いが終わらぬ、お前たちはこの国の平和と交易が望みではないのか
彼らはただ土地を耕しているだけです、船は我らが管理しており、我らの許可の船には乗れません
彼らを国内に置いておけば、より世が乱れる元になりましょう、不満を募らせ戦いを起こすより、国外においた方が平和が近づきませんか?
お前たちが西軍と手を組む事は無いのか、船に乗せこの国に戻すのでは、他の南蛮国が行えばどうなる?
聞いておりませんか?イスパニアの艦隊は破れております、彼らの本国は、力を失いつつあり、新たな国が台頭しております。ご存知でしょうか?日の元に攻め込む力はありません。
既にイスパニアの時代ではありません、南蛮情勢を知らなければ、密告に騙されましょう、我らの言い分もお聞きくだされ
双方の言い分は聞く、がソナタの言う事も、また裏付けがない、そちがこの国に残ると言うのは、保証にならないか
もはやこれまで、分りました、家臣としてお加えくだされ、ただし海のない所へ置いていただきたい、山の中へ
逃げるとは思っておらん、交易をするならばより信頼できる国とは望ましい。ただ、こちらも輸出する物産が必要だ、それを探してくれ、船に乗ってな、それを任せたい、バール王国との交易はこちらも望んでいる
領土も遣わす、バールパトリシオ今日から、三浦安針と名乗れ
小話
王朝が滅びる前に、愚王が現れる、彼は、取り巻きに囲まれ、忠臣の意見には耳をかさず、都合が良いことだけ聞いていたい、現実世界で、民が苦しもうと己の世界に閉じこもり、外の世界を見ることもない
彼がいる限り、民の苦しみは続く、ネット小説でも史実でもよくいる。倒されるべき愚王、ざまぁ王と誰もがわかる。彼がいればその国は終わる。
現代では誰もが王様だ、AIに囲まれ、都合の良い肯定しかされない、現実との接点を失う。彼はもう閉じ込められていることにも気づかない。
王がこうなったら国は終わると知ってはいる。自分が王だとは気づかない。民主国においては、誰もが王だ
なら、我らの国は既に滅びに向かっている、
我々の状態からして、愚王と同じだから、
外へ出る道はあるのか?




