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真田攻め

 秀忠本隊は、西へと出発した、大阪で先日会った石田殿と、日本を2分する戦いが行われると聞いた


石田殿は、こちらの言い分を尊重し、無理強いしない良い人であった、徳川殿は、戦に使えると見るや、こちらを巻き込もうとした、どちらが勝つと良いのか、

既に徳川についてしまった以上、徳川が勝つしかない


これほどの大戦、何年も続くぞ、徳川はそういう意見だった。待つ時間が長くきつい、自分の判断の結果が出るまでかかる。何年もかかるのか、針の筵と言う日本語がある、覚えて、すぐ役に立ったぞ


負けたらどうする?


とりあえず自分は、バール王国の使者を名乗ろう、マゴーネ閣下が、石田殿と会っていたはず、なら、自分はバルカ共和国とは、別口の、別の国から来たとしておけば、どちらが勝ってもいける、二股をかける


言い付けを破って、これか、閣下に合わせる顔がない

秀忠、ほっとけばよかった、なぜ口を挟んだ、己の性格が憎い


陣地が完成する前に、真田は城から打って出た

城の出入り口に合わせておいた大砲が火を吹いた


石を投げるのと同じ、鉄砲と違い、水平ではなく

やや斜め上に向けて放てば、飛距離が伸びる、安全な後方から、距離を保って打つ、陣地から、鉄砲も放たれる


城の矢倉から大砲は見えていたのか、太鼓が鳴らされ、真田勢は、すぐ城へ引き下がった


角度を上げ、さらに砲撃を続け城内に打ち込む


お互い城に籠れば、犠牲は出さなくて済む、大砲を打ち止める。これ以降大砲を打たなかった。真田方からも場外への出撃はなくなった


真田はすでに武名を上げた、こちらは破れはしても本隊が勝てば、勝ち組に入る、どちらもこれ以上無理に当たる必要は無かった、お互いに結果待ちのにらみ合いとなった


その間、

船に乗ってる時間を無駄にするなと言う教えがある


針の筵の時間でも、日本人から話を集めた、興味があるのは堺という、宣教師が東洋のベネチアと呼んだ、

街の商人の判断だった


彼らは国内統一を目指す武将が現れると協力した、

ベネチアがチェーザレボルジアへ協力するようなもの、どうして協力したのか、天下が収まった方が良いと言う判断か、外国の脅威に対抗するためか?


国内統一はなされても、堺商人自身はあまり利益を得られなかったのではないか、ベネチアも統一国家へ飲み込まれてしまえば、滅亡するようなもの、自らを滅ぼす者に協力する理由あるのか


行き詰まっているな、ドイツ傭兵やスペインが既にイタリアに侵入してきている、対抗策が必要なのに、

軍隊が必要なのだ、強力な軍隊が


堺の結果を参考にしたい、我らが将来のために、

祖国が滅びるなら、滅びる祖国を使い、さらに大きな祖国に尽くすべきか、例えばイタリア建国のために


だめだな、そこには愛は無い、愛せないもののためには戦えない、まず愛が必要だ、イタリアってなんだ


堺より天下統一を選んだ商人の話を聞いてみたかった、身を捨てて、あなたは何を得たのか、日本語も学んだし、行こう。堺へ、東洋のベネチアへ。


その前に、どうなる関ヶ原?

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