表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
11/16

赤字戦争を終わらせる決算書

第11話です。王都側の不正と魔王領再建がつながり始めます。

停戦は、善意では成立しない。


 成立するのは、損得でだ。


 僕は決算書を二部作った。人間側と魔王側。どちらも“戦争継続”が赤字で、“交易”が黒字になる形に整える。


「魔王様。こちらを」


 リゼリアは紙を読み、唇を噛んだ。


「……戦えば負ける。勝っても赤字。では、戦う意味がない」


「意味を奪いましょう。武具ギルドに」


 翌朝、僕は勇者へ書状を送った。


『研磨費の差額は武具ギルドへ流れています。停戦すれば彼らは儲かりません。停戦を邪魔するのは“敵”ではなく“利権”です』


 勇者は英雄だ。英雄は“敵”がいれば剣を抜く。


 だから僕は、敵を“見える形”にした。


 帳簿は剣にならない。


 だが剣が向く“相手”を変えることはできる。

読んでくださってありがとうございます。評価・ブックマークで応援いただけると励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ