表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】異世界転生したんだが神から貰った最強スキル【神チート】がクソ仕様  作者: Darjack
第4章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/63

第48話 黄金どくろジジィと赤青半々娘

「なんじゃと? 人の獲物を横から攫っておいておいて何たる言い草!」

「うらぁっ! 《炎杖》!」

「どわっ! 《アイス・シールド》×5!」


炎の剣が突如伸び、棒状の炎が横なぎに襲ってきた。

「おわっ! わっ吾輩まで巻き込む気か!」

ライオネルトの黒霧のようなローブの裾を、炎の先端がかすめていった。


回避が間に合わないと悟ったリョージは、氷の盾を五枚並べて迎え撃ち炎の攻撃を受け止めた。

二体ほどのゾンビが巻き込まれ上下真っ二つにされていたが、アグレシアはどこ吹く風。

「やるなぁ! ニンゲンの男! 久々に滾るぜ!」

にやりと牙を剥きながらアグレシアは笑う。


「吾輩を無視するなぁあああ!」

《カオティック・ランス》×10!

ライオネルト周辺の空間に発生した闇の渦から、尖った禍闇色の槍が一斉に発射される。


「《炎杖》!」

長い炎の槍を振りながら地を蹴ったアグレシアが突撃してくる。

十字砲火かよっ!

二人が打ち合わせているとは到底思えないので偶然この態勢になったのか、たまらん。


神チート! 《カオティック・ランス》の迎撃は任せた! (無責任)

_______________________

【スキル発動】

神チート〈ver.3.1.2νἀ〉:自由裁量許可確認

ヤッテヤルゼ!

《アイス・ウォール》×3緊急展開

_______________________

……なんか性格変わった?

ノクス・アルマトゥーラをプラグ・インしてからなんか動きが不安定なんだよなー。


魔法剣アイス起動!

薙ぎ払われる炎の杖を迎え撃つ!

そそりたつ三枚の氷の壁が闇の槍を阻み、砕け散る様を横目に見ながら——。


《氷! 散! 弾!》

アグレシアの左腕から無数の氷の粒がほとばしる。

搦め手くるねぇ! 俺ァ、ワクワクすっぞ!


《フォース・シールド【硬】》!

氷属性じゃ受けきれない。

対物理シールドに更にマシマシ魔力を注ぎ込んで超高強度盾を創り出す、射出角度から弾き反らすおおまかな角度を判断。

「グケェエッツ!!」

カエルを踏み潰したような悲鳴。


反らした氷散弾の一部が黄金骸骨おじいちゃんを直撃したらしい。

「き、貴様らぁァ! とことん吾輩をなめ腐りおってぇェ!!」

わざとじゃないんだけどな、わざとじゃ。

「知らん! 乱戦の脇でウロチョロすんな! うち帰ってろっていったろジジィ!」

アグレシアも口さがない。


「もう容赦せんからなぁァ! 出でよ!」

禍々しい詠唱のあと空中に黒い光で紡がれた魔方陣が出現した。


「こいつは敵味方関係なくあばれまくるからのぅ! 潰されても恨むでないぞ小娘! さっさと親元へ帰り母の乳でもしゃぶっておるがよいわ!」

くっせぇつば飛ばしながら、ジジィがガナリ立てる。


空中の闇の召喚陣から巨大な黄褐色の足の骨が現れ地面へと降りてくる、その全貌が姿を現した。

頭蓋骨には大きく窪んだ暗黒の眼窩が一つ。


体長はおよそ15メートル! 一つ目の巨人族、サイクロプスの骨のアンデッドだ!

巨大な骨格標本にはこれまた骨製の打撃武器。何か巨大な生物の大腿骨を振り上げた。


ドォオオオォン!


地面にたたきつけられた骨のこん棒が、大地から土や石をまきあげ自然の榴弾として撒き散らす。


「ぐぅっ!」

吹き飛んだ切り株がアグレシアの頭を殴打、青赤娘はそのまま仰向けに倒れこんだ。

_______________________

【スキル発動】

神チート〈ver.3.1.2νἀ〉:緊急事態観測

非推奨機能ノクス・アルマトゥーラの起動を推奨します。


※神チートの回答は必ずしも正しいとは限りません。

重要な情報は確認するようにしてください。

cookie の設定を参照してください。

_______________________

推奨なのか非推奨なのかはっきりせいや!


「νόξ・ ἀρματούρα  ἀκτιβάτιο!(ノクス・アルマトゥーラ 起動!)」


黒く鈍く光る、夜鎧殻やがいかくノクス・アルマトゥーラがリョージの全身を包み込む。

夜を纏ったリョージは倒れ込んでいるアグレシアを抱き上げ跳躍した。


ズドォオオオン!


アグレシアの居た場所へ振り下ろされた一つ目巨人のこん棒が再び土や石や木や枝を周囲に吹き飛ばす。


あっぶねぇえ!

ってか。何? この跳躍力。

跳んだ時かなり体勢崩れてたんだが?

サイクロプス・スケルトンよりも高く飛んでおります。


あ……まさか……ルミナス・ハートの魔族への強制バイアスが、ノクス・アルマトゥーラにも『源流の力』を与えている?


ブォン!


ちまちまと考えている暇はなかった。飛ぶハエを叩き落すかのようにこん棒を振り被るサイクロプス・スケルトン。


ヤバす。


《スカイ・ウイング》!

あはン。飛んでしまえばどうということはない。

空振るこん棒の上をさらに飛び上がり回避。

しかし、両腕でアグレシアを抱えていてはこれ以上どうにも……。


《ホーリー・ランス》!

地上ではルーシーがゾンビ、グール、ゴーストの団体を相手に大立ち回りを演じていた。

……アグレシアとライオネルトにかまけている間に雑魚敵を一手に引き受けてくれていたらしい。

すまねぇ~すまねぇ~。


「何をしておる! サイクロプス・スケルトン! 先に単独の小娘の方を潰してしまえ!」

サイクロプス・スケルトンはライオネルトに一瞥をくれると、思い出したかのようにルーシーの方へ向き直った。

くそったれ! 間に合え!


急降下しながらアグレシアを片手抱きに持ち替え、サイクロプス・スケルトンの脇をかすめるようにルーシーの身体をかっさらう。

「リョージ!」


《カオティック・ランス》×10!——××10!

シーンの使いまわしで撃たれた10本×10連射の闇の槍を、きりもみ板野サーカスで躱し、避け切れない分は神チート頼りの魔法シールドで相殺。


さすがに二人抱えての飛行は重すぎて自由が利かない。

このままじゃジリ貧にしかならない。

ここは一発! 雑にイクZe——。


一点集中ゥ! 地獄の呼吸!

《インフェルノ・ノヴァ=ディエス・イレ(灼熱の夜)》!


ノクス・アルマトゥーラから、赤黒く輝く巨大魔法陣が顕現した。


闇色の炎の嵐が巨人の骨を中心に爆裂連鎖して膨れ上がり広がっていく。

暗黒色の灼熱が半径数百メートルにわたって周囲を蹂躙した。


「ば! ばかナ! 燃えるぅうぅ~燃え尽きるぅゥ~ 吾輩ほどの者が~……なぁ……ぜぇぇe~……」


黄金髑髏ジジィの断末魔の声が途切れるのと、真っ黒に炭化したサイクロプス・スケルトンの全身が溶けるように崩れていくのはほぼ同時の出来事だった。

_______________________

【スキル発動】

神チート〈ver.3.1.ἀ-ν/〉:※※※ 警告 νόξ・ἀρματούρα干渉検出 ※※※

結果:死霊群(複数)/リッチ《ライオネルト》(Lv.360)/サイクロプス・スケルトン(Lv.180) 撃破

経験値:398,500獲得

レベルアップ:Lv.142 → Lv.158

HP:14,200/14,200 → 15,800/15,800

MP:14,200/14,200 → 15,800/15,800

〇スキル習得

闇魂滅ダークネス・リザレクション・キラー》:死霊・アンデッド・リッチに対し与ダメージ+300% 加えて魂の再生・復活を永続封印


〇称号取得

 【死霊殺し(アンデッド・スレイヤー)】:アンデッド種への属性貫通効果を追加

→【魔族特効】へ統合→【魔族無双】:魔族全体に対して無双効果


【未解析項目】

ノクス・アルマトゥーラとの干渉により

一部スキルの挙動に予期しない変動を観測中・原因は調査中です。


しばらくお待ちください……。


——5分後に強制再起動を実行します。

このコマンドはキャンセルを受け付けません。

_______________________


……何かやばいこと起きてる?

安心の完結保証付きです。


毎日20:00更新予定。


お気に召しましたら★★★★★、いいね、ブックマーク。いただけると大変嬉しがります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ