第七十八話 飾り付け
昨日は更新できず申し訳ありません。少し遅れましたが、クリスマス編スタートです!
クリスマスイブの日、りおの家でクリスマス会をすることになった。最近も誕生日会をするために来たばっかりだが、家の前に来ると、なぜか少し緊張してしまう。心を決めて、インターホンを押そうとするとドアが開いた。
「あ〜」
僕は、何となく誰が出てくるか察した。
「ゆうちゃん!待ってたよ〜」
「どうも……」
やっぱり予想通りだった。この後の流れも僕は、何となく分かっている。
「お母さん!またやってるの?離れて。」
そう言ってりおに連れて行かれた。
「ゆうくん、上がって。」
「お邪魔します。」
やっぱりハチャメチャだ。
家に入ると、ひまりも居た。
「ゆうくん!」
「ひまり、いつから居るんだ?」
「午前中から居るよ。」
「早すぎだろ、今日は夜からだっただろ。」
「楽しみだったから。でも、ゆうくんも夜にしては、早くない?」
「うん。まあ、暇だったから……」
「とか言って、楽しみだったんでしょ。」
「良いだろ何でも。」
僕がそう言うと、ひまりはニコッと笑って見てきた。
三人で飾り付けをしていた。前の誕生日会のものに、加えてツリーも準備した。
「これ前、りっちゃんと買いに行ったんだ。」
そう言って、ひまりがソリの可愛いライトを見せてくれた。多分あの日に、二人と会った雑貨屋に置いてあったものだろう。
「良いな。雰囲気が出るな。」
「そうでしょ。」
「ゆうくんも飾りツリーにつけてね。」
りおに、ベルを渡された。
「ありがとう。」
こうやってツリーに飾りをつけるのは、いつぶりだろうか。こっちに来てからは、初めてだと思う。友達と過ごすクリスマスもいつぶりだろうか。
そんな事を思いながら三人で飾り付けをしていると、
シャッター音がした。
「みんな仲良しだね。」
美桜さんが笑顔でそう言った。それに、反応して僕と二人が美桜さんのほうを見るとまた、シャッターを切った。
「いい顔、撮れたよ!」
美桜さんが少し悪そうな顔で言った。
「ちょっとお母さん!」
「美桜っち、待って!」
二人は、美桜さんを追いかけた。僕は、そんな慌ただしい様子を見て、いつも通りで何故か安心した。すると、美桜さんが僕の方へ来る。
「ゆうちゃん、ありがとうね。良いの撮れたよ。後で見せてあげるから。」
「あ、居た!」
ひまりの声がした。
「やば、バレた。」
「待て〜」
しばらく飾り付けは、一人でやる事になった。




