表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/86

第五十一話 相違

更新が遅れてしまいすいません。第五十一話です!

 文化祭の出し物を決める日になった。

「出し物について案がある人ー?」

 ひまりがそう聞くと教室が一気にざわついた。いろいろな意見が聞こえてくる。

「一回、静かに!アンケート取るから。」

 そう言って紙を渡して、案がある人は、書いてもらった。僕は、多い順にまとめた。

「はい、みんな注目!ゆうくんがまとめてくれました!」

 前には、多い順に書いた。一番は、お化け屋敷。二番は、メイド喫茶といった定番の出し物が上位にあった。

「ゆうくん、これで決まりでいいの?」

「いや……人気なのは、クラス同士で取り合いになるから分からないな。」

「じゃあ、他にも決めとかないとね。」

 そう言って、時間は掛かったが第五候補まで決めて、実行委員の場で提出した。


 そして、今日は出し物が決まる日だ。何で決めるのかそれは、くじらしい。放課後、ひまりと実行委員会に向かった。

「ひまり、くじ引くか?」

「いや、ゆうくんが引いて。いけそうだから。」

「分かった。」

 当たりくじが出れば第一候補に決まる。

「これにしよう。」

 くじを開くと、当たりと書いてあった。

「ひまり、やったぞ。」

「ゆうくん、すごい!クラスのみんな喜ぶよ!」


 後日、クラスのみんなに報告した。大盛り上がりで、体育祭で優勝したときと、同じくらいの熱量があった。

「どんな感じのお化け屋敷にするの?」

 そんな質問をされた。

「確かに、コンセプトを決めないといけないです。」

 みんなが考えている中、ひまりが言った。

「やるなら、とことん怖いのはどう?」

 頷く人もいれば、納得してない人もいる様子だ。

「怖いの苦手な人はどうするの?」

 そう聞かれたひまりは、言った。

「怖くないのは、他のクラスがやりそうだし、怖さを重視したら人気が出るかなって。」

「でも、子供とかも来るから、いろんな人に楽しんでもらうには、難しいんじゃない?」

 クラスメイトの一言にひまりも熱くなる。

「お化け屋敷は、怖くなきゃ意味ないでしょ。」

 これ以上は、良くないと思い、間に入った。

「どっちの意見も分かる。だからこそ、ちゃんと全員が納得できる形にしたい。時間もあるから、ゆっくり考えよう。」

 クラスが静かになり、落ち着いた。僕は、それぞれの利点と欠点を上げた。だいたいの人は、怖いコンセプトでやることに賛同してくれていたが数人は、腑に落ちて無いみたいだった。この日の話し合いは終わった。


 放課後、ひまりと話した。

「クラスの雰囲気……重くしちゃってごめんね。」

「謝ることじゃないよ。ひまりは、頑張ってる。」

「ありがとう……」

 僕には、これくらいしか言えない。僕一人に負担をかけないように、ひまりなりに考えているのは分かる。だから、この文化祭を成功させたい。僕はそう思った。家に帰ると、りおから不在着信が来ていた。――あの時の様子を僕は、少し気になっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ