第五十一話 相違
更新が遅れてしまいすいません。第五十一話です!
文化祭の出し物を決める日になった。
「出し物について案がある人ー?」
ひまりがそう聞くと教室が一気にざわついた。いろいろな意見が聞こえてくる。
「一回、静かに!アンケート取るから。」
そう言って紙を渡して、案がある人は、書いてもらった。僕は、多い順にまとめた。
「はい、みんな注目!ゆうくんがまとめてくれました!」
前には、多い順に書いた。一番は、お化け屋敷。二番は、メイド喫茶といった定番の出し物が上位にあった。
「ゆうくん、これで決まりでいいの?」
「いや……人気なのは、クラス同士で取り合いになるから分からないな。」
「じゃあ、他にも決めとかないとね。」
そう言って、時間は掛かったが第五候補まで決めて、実行委員の場で提出した。
そして、今日は出し物が決まる日だ。何で決めるのかそれは、くじらしい。放課後、ひまりと実行委員会に向かった。
「ひまり、くじ引くか?」
「いや、ゆうくんが引いて。いけそうだから。」
「分かった。」
当たりくじが出れば第一候補に決まる。
「これにしよう。」
くじを開くと、当たりと書いてあった。
「ひまり、やったぞ。」
「ゆうくん、すごい!クラスのみんな喜ぶよ!」
後日、クラスのみんなに報告した。大盛り上がりで、体育祭で優勝したときと、同じくらいの熱量があった。
「どんな感じのお化け屋敷にするの?」
そんな質問をされた。
「確かに、コンセプトを決めないといけないです。」
みんなが考えている中、ひまりが言った。
「やるなら、とことん怖いのはどう?」
頷く人もいれば、納得してない人もいる様子だ。
「怖いの苦手な人はどうするの?」
そう聞かれたひまりは、言った。
「怖くないのは、他のクラスがやりそうだし、怖さを重視したら人気が出るかなって。」
「でも、子供とかも来るから、いろんな人に楽しんでもらうには、難しいんじゃない?」
クラスメイトの一言にひまりも熱くなる。
「お化け屋敷は、怖くなきゃ意味ないでしょ。」
これ以上は、良くないと思い、間に入った。
「どっちの意見も分かる。だからこそ、ちゃんと全員が納得できる形にしたい。時間もあるから、ゆっくり考えよう。」
クラスが静かになり、落ち着いた。僕は、それぞれの利点と欠点を上げた。だいたいの人は、怖いコンセプトでやることに賛同してくれていたが数人は、腑に落ちて無いみたいだった。この日の話し合いは終わった。
放課後、ひまりと話した。
「クラスの雰囲気……重くしちゃってごめんね。」
「謝ることじゃないよ。ひまりは、頑張ってる。」
「ありがとう……」
僕には、これくらいしか言えない。僕一人に負担をかけないように、ひまりなりに考えているのは分かる。だから、この文化祭を成功させたい。僕はそう思った。家に帰ると、りおから不在着信が来ていた。――あの時の様子を僕は、少し気になっていた。




