第四十八話 退屈
更新が遅れてしまいすいません。第四十八話です!
体育祭も終わり、中間試験も終わった。
「りっちゃん、私、学年227位だったよ。」
ひまりのそんな声がクラス中に聞こえる。
「てか、下過ぎない!?なぜ、その点数をあんな大声で言えるんだ。」
僕は、衝撃すぎて、思わず漏れそうになった声を抑えた。ちなみに、僕は、8位だ。初めて一桁に入った。りおは、6位だった。流石と言える。
ホームルームの時間になった。
「一週間あっという間だな……」
体育祭が終わってからは、勉強とバイトばかりで退屈に感じる。中学までの僕なら、こんな生活も退屈に感じていないと思う。そんなことを考えていると先生が話を始めた。
「今日は、文化祭実行委員を決めます。」
そんな話かと思って、内職しようとすると、
「男女ともにくじで決めます。」
「……いきなり、くじ!?」
クラスの奴が大声で言った。僕も同じ意見だ。
「どうせ決まらないからな。けど、代議委員との掛け持ちは、出来ないから外しておくぞ。ちなみに、やりたい奴はいるか?」
案の定、いなかった。いないのが分かるとすぐにくじが始まった。
まずは、男子から引いていく。僕の番が来るまでに当たった人は、いないみたいだ。
「これにするか……」
恐る恐る紙を開くとそこには、赤い丸があった。まさかとは思ったが……その時、先生が言った。
「ちなみに、当たったやつは、赤丸が書いてあるぞ。」
まじか……
「先生、当たりました。」
「お、二条か。」
「ラッキー、回避したぜ。」
「二条、どんまいだな。」
「なんでこういうのは、当たるんだよ……」
「次は、女子だな。引きに来い。」
一緒にやるからには、ちゃんとしてそうな人がいい。りおとひまりも引きに行った。
「りおだったら図書委員も一緒だし、やりやすいだろうな……」
そう思っていたが、反応的にりおでは無いみたいだ。そんな中、一人が引いたっぽい。
「先生、私、当たった!」
声で誰か分かった。それは、ひまりだった。
「じゃあ、委員は二条と愛川な。よろしく。」
「まじか……」
ホームルームが終わり、ひまりの所に行った。
「当たっちゃったね。」
ひまりがそう言った。
「当たっちゃったね。じゃなくて……大変だろ。」
「そう?私は、ゆうくんで良かったなって。」
「誰でも変わらないだろ。」
「ゆうくんだと面倒くさいことも、楽しいくなりそう。」
「僕は、勘弁だ。ひまりとだと楽しいかもだけど疲れるし、仕事量が増えそうだ。」
「ちゃんとやるから!」
「決まったんだし、協力して頑張るか。」
退屈だったはずの日々が、また動き出そうとしていた。




