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ゴミ回収能力で最弱無双   作者: もみ
2章
12/14

11話

修正したと思ってた部分が修正できてなくて話がぐちゃぐちゃになってました申し訳ありません。次回からはしっかり確認したいと思います

ギルドのことは一旦酒匂さんに任せ、俺は第一の壁の南門を警備をするアビリティ保持者に10日間ほど壁の中には戻らないので何かあった時の指揮はすべて達磨に任せると伝えておいてくれと言い残し壁を出る。

 壁を出る前に俺のダストボックス、汚いのでアイテムボックスと言い換えよう。そこに非常食や水をぶち込んでシェルターの中の人に配ろうかとも思ったがこれらはだれが見てもゴミではないではないので入れることができなかった。

 壁を出た時に俺はハンドレットアーマーを発動する。瞬はとれたのになぜか俺だけレベル2からのフルプレートだと頭の装備をとることができないので、レベル1の段階で装備可能な鎧、というよりハンターの書記装備みたいなものを着ておく。ヘルムが無いので視野が広がるし私服よりは防御力も上がるだろう。



 俺は今から第二の壁作るために、ここから約12キロ離れたところまで行く必要がある。その間街中を駆けるがひどい有様だった。魔物が溢れかえっている。

 名前を決め忘れていたが、ぱっと見の見た目で分かりやすく言うと、ゴブリン、狼、猪、猿、スライムの1組がなぜか違う種族同士で群れを成していた。

 理由はわからないがこの街の中を我が物顔で闊歩しているのが許せない。

 お前らのせいで今も人々がシェルター内で苦しんでいるというのに腹立たしいやつらだ。俺は背後に接近しこいつらが反応できないほどのスピードで切り伏せようとしたが、狼型の魔物が俺の存在に気づいて逃げられてしまった。殺気がでてしまったのだろうか、俺は感じたことないからどんなものかわからないけど。


 次は無心で切りかかろうと思い直し、足を踏み出したとき前方に人影を見つけた。何かを探すようにきょろきょろしている。


「あいつら誰かわかんないけどこんな危ないところでなにをしているんだ?」


 とにかく近づいて話を聞いてみるほかあるまい。軽く踏み込んで飛ぶ。あれくらいの距離ならシュプリゲンを発動せずとも一歩で届く。


「なあ君たちここで何をしているんだ?」

「あぁ、実は食料を…て剣太じゃないか!」


 知らない人だと思って声を掛けたら瞬だった。


「瞬!生きてたのか!」

「それはこっちのセリフだバカ野郎!突然地震起きたかと思ったら魔物が現れるし剣太はシェルターにも戻ってこねえし…いくら俺のあげたアビリティが優秀と言っても疲れればかえってくると思って待っててもいつまでたっても帰ってこねえし心配してたんだぞ…!あぁ、よかった。生きていてくれて、よかった……」


 そういって瞬は泣き崩れてしまった。俺は瞬にどれだけの心配をかけていたのだろうか。 場違いかもしれないが俺のためにこれだけ泣いてくれる友をみて少し嬉しくなってしまう。


「瞬…ごめんよ、俺はこの通り元気だ。だから顔をあげてくれないか。瞬の顔が見たい」

「ば、バカ野郎、気持ち悪い事、言ってんじゃねえよ」


 涙で顔をぐしゃぐしゃにしながらこちらを見て軽口を叩く。この感じ懐かしいな。


「感動の再開のところ悪いけどこいつは誰なんです?」

「あぁすまん、こいつは同じ学校だった武蔵剣太だ」

「武蔵剣太です、ゴミを自動的に拾うアビリティも持ってますよろしくお願いします」


 あえて先に言っておく、いわゆる自虐ネタだ。


「ぷふっ、田辺唯です、業火(ヘル・ファイア)のアビリティ持ってますよろしく」

「おい笑うなって…ぶふ。青坂慶です、閃光(エクレール)のアビリティ持てますよろしく」


 なんだこいつらなんか腹立つぞ。


「お前と長い事友達やってる岩楯瞬です、無アビリティだけど魔法使えますよろしく」

「お前のことはよく知ってるよ。瞬、魔法のこと知ってるの?」

「剣太があの女神に願い事した時俺もそこにいただろうが、魔力を生み出したってことはきっと魔法もあるんだろうと思ってな。シェルターの中で練習したらできるようになったんだ。」


 なに、瞬も魔法が使えるようになっているだと?


「ちなみにどんな?」

「光魔法と氷魔法だ、ちなみに青坂さんも光魔法で田辺さんが炎魔法だ」


 おいおいなんてこった、瞬は俺がさんざん異世界について語ってたから順応とかも早くて当然な気がするけどこの人達も魔法使えるて…、俺なんてまだ属性なんてついてないぞ。しいていうならイヴァポレイションが水属性か?


「あれれ、武蔵さんはなんか魔法使えないんすか?」

「ちょっとやめなよかわいそうだってー」 

「…」


 ちくしょう水を沸騰させれて手先が器用になる程度の魔法しか使えないから何も言い返せない。


「魔法はまだちょっと…はは」

「まじか!ごめんごめん悪いこと聞いちゃったわー!いやー瞬君の話によると君が女神に頼んで魔力を生み出したって言ってたからすげー強い魔法とか使えるとおもったんだわーほんとごめんって!」

「ちょーうけるんですけど!かわいそぉー!」


 怒らない怒らない、落ち着こう、な?俺。俺はもうあの毒の海事件を経験したんだ無闇な暴力や殺生はなにも生まない。それに彼の言う通りだ。俺が魔力を生み出してくれって女神に頼んだと知っていればそりゃ少し期待だってするだろう。俺が青坂さんの立場なら絶対、どんな魔法が使えるんだろう!って期待するもん、きっとそういうことだ。少し言い方がわるいだけ。よしよしおーけーおーけー。落ち着いた。


「話変わるけど瞬はなんで外にいたの?」

「あぁそのことなんだが―」

「そんなの食料の調達に決まってるっしょ!シェルターの中に1か月分の食料なんてあるわけないし、考えたらわからん?」

「そーそー、あーしらシェルターの中の「まともな」アビリティもってるやつでチーム組んで日替わりでこうやって食料を探してるってわけー」

「…」


 「まともな」を強調して言いやがって、いちいち癇に障る言い方をしてくるなこいつらは。俺は今瞬と喋ってるのに。


「丁度今からそこのコンビニ入るからお前もついて来いよ!瞬さんの友達だっていうから特別に連れて行ってやるよ。瞬さんいきましょ!」



「すまない剣太久しぶりに会ったっていうのに。青坂さんは俺には敬語を使ってくれるんだけど自分より弱い立場の人にはいつもああいう態度なんだ」

「自分より弱いってことは瞬はあの人に勝ったの?」

「あぁ、青坂さんの閃光(エクレール)はすさまじいスピードなんだけど単純だからまっすぐにしか突っ込んでこないんだ。だから俺に接触する寸前に氷柱(アイシクル・ゲイゼル)を発動したらすんなり負けを認めてくれたよ」


 氷柱(アイシクル・ゲイゼル)は、ゲイゼルって名前ついてるくらいだし恐らく俺のゲイゼルの氷verだろう。下からつららが突き上げてくる感じだろうか。いいなあかっこいいなあその魔法。


「あと剣太、お前殺気出しすぎだぞ。青坂さんと田辺さんはなぜか気づいてないようだけど剣太と会ってから1匹も魔物を見かけない」

「ごめん、一回落ち着いたつもりだったんだけど」

「青坂さんに初めてあった人はだいたいそうなるからしょうがない」


 瞬と久しぶりの雑談をしながら青坂が入っていったコンビニへと入っていく。コンビニの商品が置かれて居るはずの棚にはもうほとんど何も置かれておらず電気もついていない。もしかして?ここは電気が止まっているのだろうか?

 瞬がわずかばかりの携帯食料やカップラーメンをバックにしまっていると、この状態をまるで理解していないような間抜けな声が聞こえてきた。


「お!ラッキー、ビール1本残ってるじゃねえか!」

「えー慶だけずるいー」

「へへっ、俺が見つけたから俺のもんだ、んぐっんっぐっ、っぱぁーうめえ!」

「あーしも飲みたかったんですけどぉ」

「残念もう空だ。おいお前ゴミ拾えるんだろ?ほらこれ捨てとけよ!」


 空いたビールの缶を俺に投げよこし、缶に残っていたビールが俺の装備にかかる。その後空き缶も俺の体にあたり落下していく。地面に着地する直前にフッと空き缶が虚空に消える。


「ぎゃっはっはっは!本当に自動でゴミ拾いやがった!」

「すごーい、絶対嘘のアビリティ教えてるんだと思ったぁ!ほんとにそんな使えないアビリティあったんだうけるー!」


  青坂は笑い転げ田辺は手をバチバチと叩き下品な笑い方をしている。


「お前らいい加減に―」

「いや瞬、いいんだ」

「でも…」

「いいんだ」

「わかった、剣太がそう言うなら…」

「瞬は魔物が出てきても絶対に手を出さないでね?」

「いやでも剣太の殺気で…あれ、収まってる?」


 よしまずは落ち着こう、殺気をだして魔物が逃げてしまってはつまらない。青坂がコンビニを出るので俺と瞬もついて良く。


「はー笑った笑った、お前ゴミ片付けるのに便利だから俺の側近にしてやろうか?はっはっは!やっぱ笑いとまんねえわ!」

「そうですね、是非。」

「はっはっは!あー、うける。まぁ魔物が出てきたら俺が守ってやるからよ!」

「ありがとうございます、じゃあ早速魔物が出てきたので速く倒してください」

「まかせろまかせろ!」


 青坂は自信満々に言う。あれは光魔法だろうか?おそらく光魔法でサバイバルナイフのようなものを作り出す。そして魔物に向かって走り出す。


「ねえ瞬、あれは閃光(エクレール)使ってるの?」

「あぁ、すさまじい速さだろ。俺が持っていたあの灰色の鎧を装備した時の俺よりも格段に速い。あれで動きに変化をつけられたら俺は負けるだろうな」

「へぇ、あれでアビリティ使ってるんだ。」


 魔物を2匹倒した青坂が自慢げにこちらをみてにやにやしている。


「え?どうやったかって?こうだよこう、まあお前には無理だろうけどな!」


 聞いてもいないのにどうやって倒したかを俺に説明してくる。魔物の倒し方を実況してくるのはまなちゃんだけで十分だ。早く次の魔物も倒してくれ。


「魔物っていうからどんな怖いやつらかと思ったらこんな雑魚しかいねえんだからよぉ、こんな雑魚でも寝てるときに襲われたらただじゃすまねえから家にも帰れねえしやってらんねえてえの」


 愚痴をこぼしながらも向かってくる魔物は一刀両断している。大口をたたくだけあって今のところ魔物に苦戦などしないようだ。


「ちょ、なんか今日魔物多くない?」

「あーしもそれ思った」


 いつの間にか田辺も参戦していたが、青坂の言う通り理由はわからないがかなりの魔物が集まってきている。いつまでもつかな。








 ―パーガトリー城-


 最近この星の民がなにやらおかしな事をしていると配下から報告を受け私自ら出向きこの目で確認することにする。どうやら壁を作ったらしいが、今私が召喚しようとしている魔物さえ召喚することができればなんら問題はない。人類を根絶やしにし、大魔王様に献上するのだ。



「パーガトリー様」

「なんだ」

「先ほど街を徘徊していた所、ものすごい殺気を放つ人間に遭遇致しました」

「それでそいつはどうした」

「私どもでは力及ばぬと思いパーガトリー様に報告した次第であります」


 こいつらは、あの強大な魔力波を感知した時に召喚した5匹の魔物だ。こいつらではあの魔力波を放つ者には勝てないと思ったが急な召喚に応じれるものがこいつらしかいなかったので致し方無く呼んだわけだが、やはり無理だったか。


「それでおめおめと逃げ帰ってきたわけか」

「はっ、申し訳ありません」


 先ほどから私に相対しているのは狼男(ウェアウルフ)。狼型の魔物の上位種だ。召喚した5匹の中で喋れるのは人間になれるこいつだけだから私に報告をさせている。

 上位種である狼男(ウェアウルフ)でも勝てぬと怖気づいてしまうような人間だったのか、あの魔力波を放つものは。魔王である私も少々驚いてしまったからな、当然と言えば当然か。


「そなたはどうしたい」

「はっ、我々はパーガトリー様に忠誠を誓う身。為しうる限り、手となり足となり粉骨砕身の限りを尽くさせていただきたい」

「ならば血を与えよう、そなたらの体が適応できるかはそなたら次第だ」

「はっ、ありがたき幸せ」


 私は配下にグラスを5つ用意させその中に血を1滴ずつ垂らしていく。


「パーガトリー様にのために」


 その言葉を合図に5匹が一斉に血を呑む。血を飲んでから2秒後、5匹の魔物の形がぐちゃぐちゃになる。体内で何かが暴れだすように、皮膚が沸騰する水の様にぼこぼこと。城に5匹の魔物の叫び声が響き渡り、城内の魔物は何事かと物陰に身を隠す。

 だがパーガトリーだけは違った。今から起こることがとても楽しみだというように。待望の視線をもはや魔物とは形容できなくなったなにかに向けていた。やがて沸騰した水が覚まされるようになんとも形容できなかったそれらが形を整えていく。

 どうやら猿の魔物は耐えきれずに死に絶えたようだが他の4匹は違った。

 狼男(ウェアウルフ)狼神(フェンリル)に、(オーク)猪の王(オーク・レクス)に、(ゴブリン)䰦の王(ゴブリン・キング)に、軟体物質の王(スライム・レクス)軟体物質の神(スライム・デウス)へと進化を果たしたのだ。


「くくっ、よく耐えた。街へ行きこの星の民を皆殺しにしろ」

「御意」








「やっべまじ多過ぎなんですけど」

「あーしももう疲れたぁ」

「瞬さん手伝ってくださいよぉ」

「さっき任せろって言ったじゃないか」

「そっすけどぉ」


「ごめんね瞬、本当はこんなことしたくないだろうに」

「いやいい、青坂さんと田辺さんは少し調子に乗り過ぎた罰を受けて貰わないと俺も気が済まんからな」


 俺たちは相変わらず次々と攻め込んでくる魔物をすべて青坂さんと田辺さんに任せ傍観を決め込んでいた。

 さすがに倒れたら助けに行かんわけにはいかんが、青坂さんも田辺さんもなかなかにしぶとく現在まで粘っているが、青坂さんの閃光(エクレール)のキレが落ちてきたのか狼型の素早い魔物には数回に一度避けられてしまっていた。

 田辺さんも魔力が尽きたのか業火(ヘル・ファイア)しか使っていなかった。青坂さんの使っている武器も光魔法のようだが魔力は大丈夫なのだろうか?

 2人とも魔物を追って、曲がり角を曲がってしまい見えなくなる。


「剣太、本当は魔法覚えてんだろ?」

「瞬には隠せないか。覚えたよ水を沸騰させる魔法と手先が器用になる魔法をね。羨ましいでしょ?」

「あぁまったく羨ましい限りだ」




「おいおいおいこんなの聞いてねえぞ!!」

「うわーまじ無理なんですけどー!」


 瞬との雑談を再開し始めたところで青坂さんと田辺さんの焦るような声が聞こえてきた。

 曲がり角から現れたと思ったら、少し涙を浮かべてこちらに全力で走ってくる。

 青坂さんと田辺さんの後ろから現れたのは、顔は猪なんだがここらにいる雑魚の猪型の魔物とは明らかに異質。体長2メートルほどの猪が二息歩行をしてでかい斧を持っていたのだ。荒い息を吐きだしのそのそとこちらに接近してくる。殺意をその目にギラつかせこちらを見つめる。


「我が名は猪の王(オーク・レクス)(オーク)を束ねる王なり。貴様、名は」


 しゃ、喋れるのか……物語の中ではレベルアップや進化で喋るようになれた魔物はいたが、この現実世界では今まで喋る魔物など見たことが無かった。こいつも進化したのか。


「我は貴様の名を問うている」

「お、俺は武蔵剣太だ」

「たけくらけんた。記憶した。貴様は我の記憶の中で生き続ける。安心して死ね」


 猪の王(オーク・レクス)はなんの予備動作もなく斧を構えながらこちらに突進してくる

 まずい!このままだと瞬も巻き込まれる!!

 俺は防御力の上がる強靭の鎧に換装し瞬を力いっぱい押し斧の攻撃範囲から逃がす。瞬を逃がしことに成功はしたが俺はその斧をなんの防御姿勢をとることも無くもろに食らってしまう。


「ぉっぇ…!」


 いろいろなものが口からが吐き出される。バトルものではこういう時よく「ガハッ」って聞くけどそんな甘いものではないのか俺の防御力が弱いのか。空気どころか血と一緒に朝食べたものまで出てきてしまった。


「い、いたぃ…こんなに痛いのかよぉ…」


 情けないが猛烈な痛さに泣いてしまう。転生してチート能力をもらって無双を夢見ていたが、敗北の想像などしたことも無く痛みを受ける覚悟もしていなかった。

 俺のステータスは素早さが群を抜いて高い代わりに攻撃力と防御力がレベル300の時からほとんど変わっていない。猪の王(オーク・レクス)のステータスがどんなものかわからないが今の1撃でおそらく体力の半分は削られたであろう。


「この程度なのかたけくらけんたよ」


 くそ、どこから湧いたのか知らないけど偉そうな口叩きやがって。なんで俺のこと狙ってんだよ


「あの今朝の殺気は別のものからだったのか…まあいい、相対したのであれば殺すまで」


 殺気?なんのことだよわけわかんねえ。こっちは痛さでもう頭が可笑しくなりそうだ。回復手段もない。でも瞬と青坂さんと田辺さんは逃がさないと。


「瞬!二人を連れて逃げるんだ!」

「お、おいお前!なんでそんなかっこいい鎧着てるのかしらねえけどゴミ拾う事しかできねえ奴がそんな奴に勝てるわけねえだろ!お前も逃げるぞ!」

「だめだよ青坂さん。この猪は俺を狙ってる、一緒に逃げたら巻き込んでしまう」

「……ゴミ拾いしかできねえくせになにかっこつけてんだよ」

「早く逃げてくれ、この猪が待ってくれている間に、はやく…」

「ちくしょう!唯!瞬さんにげましょう!」


 そうだ、それでいい。瞬は俺にハンドレットアーマーを渡しちゃったから防御能力はなにもないはずだ。だから早く逃げてくれ。




「俺はここに残る。青坂さんと田辺さんは応援を呼んできてください」

「で、でも…」

「でもじゃない。俺は剣太と一緒に戦う」

「あーもうわかったよ!勝手にしろ!」


 青坂さんと田辺さんが猪の王(オーク・レクス)とは逆の方向に逃げていく。


「瞬、どうして」

「俺は魔物が現れた最初の日言ったはずだ。剣太は俺が守ってやると。まあでもハンドレットアーマーは剣太に渡しちゃったけどな。その代わりに俺は必死で魔法を覚えた。鎧が無くったって戦える」


「貴様、なぜ逃げない。我にその身一つで勝てると思うてか」

「俺一人じゃ勝てると思ってねえよ猪」

「ではなぜ」

「一言でいえば友情だな」










「ほう!その蛮勇が友情とな。ならば我にそのくだらない友情とやらを見せてみろ」

俺が守る(´◉◞౪◟◉)¶

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