12 Chase
【特集】札幌のヒグマ出没 過去10年で最少
2026/9/21(月)配信 HTV NEWS
秋の気配も深まり、ヒグマが活発になる季節を迎えます。
札幌市によりますと、昨年、市内で20頭近く駆除したこともあり、今年はクマの出没が過去10年で一番少ないということです。
ただ、山にはどんぐりが少ないことから、多くのエサを求める冬眠前の時期は、市街地に出没する可能性はあるということです。
市街地に来ればエサがあるとクマに思わせないために、ごみの管理などを徹底するよう呼びかけています。
【9月22日(火、国民の休日)】
札幌市南区小金湯、百松橋。
小金湯温泉と北電豊平峡発電所との中間の、国道230号線に並行して流れる豊平川にかかるこの橋は、数年前から通行止めだった。老朽化が進んで危険であり、使用頻度も少ないため、現在は通行止めのまま放置されていた。
野生動物にとっては、関係ないことだ。
「あっ!ヤバい、止まって止まって!」
助手席で彼女が叫び、運転手は驚いて急ブレーキを踏んだ。
「……な、なんだよ……うぉわぁーッ!」
それは左手、山側から突然飛び出してきた。夜も遅く街灯もなく、それは巨大な黒い影としかわからなかったが、ヘッドライトがその姿を浮かびあがらせた。
ヒグマ。大きなヒグマ。
運転手は即座にセレクトレバーをRに叩き込み、後方には目もくれずにアクセルを踏みつけた。目は、ヒグマから逸らせなかった。逸らすことができなかった。
「ヤバいヤバい!逃げて逃げてーッ!!」
ヒグマは車目掛けて駆け出した。ヘッドライトの中で、その頭は毛が逆立ち膨れ上がって、さらに大きく恐ろしく見えた。
初速はヒグマが上回っていた。追いつかれ、その前足が振り上がった。そして、助手席のサイドウインドウに振り下ろされた。
衝撃と爆発音。ウインドウは粉砕され、車内に破片が飛び散った。
悲鳴、ヒグマの唸り声。
だが運転手は賢明にも、アクセルを踏み続けていた。徐々にスピードが上がり、前足が離れると、ヒグマは走るのをやめ、ちょっとの間車を見つめて、やがて元いた山林へと消えた。車のハロゲンランプの中で、その目は金色に光っていた。
【速報】南区小金湯でヒグマが車襲撃 市が駆除へ
9/22(火)配信 SBC札幌放送
今日午後9時頃、南区小金湯付近で、ヒグマと乗用車の接触事故が発生しました。乗用車はサイドウインドウが割れましたが、乗車していた人にケガはありませんでした。
南区では、今月6日に付近の山で男性が行方不明になり未だ発見されておらず、ヒグマによる被害の可能性があるとして、周辺地域の警戒を最大限に強めるとともに、猟友会に出動を依頼し、駆除にあたる方針です。市では、付近の住民に対し、普段以上の注意を呼びかけています。
【速報】車襲撃のヒグマ、駆除
9/23(水)配信 TVSニュース
札幌市によると、本日午後2時頃、南区小金湯の豊平川流域百松沢で、猟友会によりヒグマ一頭が駆除された。市ではヒグマの遺骸を調査した結果、前足の傷などから、このヒグマと昨日の車を襲撃した個体は同一であると見ている。行方不明者との関連は、引き続き解剖などにより調査を進める方針。
(画像)駆除されたヒグマ 体長1.5メートル 真っ黒な巨体




